模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は月末の集計に無事パンター中戦車が滑り込みましたね。
月が変わって3月となりましたが、今回は何を作りますかな。
3月9日のザクの日が近いので、ザクのガンプラを作ってみよう。
筆者が放置品入れからサルベージしてきたものがある。
いくらでも出てきますな。
「ジオンはあと10年は戦える」
とはよく言ったものです。
10年どころかそれ以上戦えそうな。
今回のキットも既に10年近く放置しているものっぽいね。
今回のお題 HGUC ザクI(旧ザク)
今回作るのはこちら。
ガンプラHGUCシリーズより
ザクIだ。
通称旧型ザク、旧ザクともいわれているね。
宇宙世紀作品においてはジオンが初めて実用化したMSともいわれていますな。
あれ?
この前も作らなかったっけ。
あちらはオリジン版ですな。
オリジンではMS-05ザクIの前に更にMS-04ブグが登場しますね。
オリジン版のザクI、ブグ共に筆者は製作済みですな。
HGUCのザクIはシリーズの第64弾として2006年5月に発売された。
価格は2022年3月現在税込み1100円。
この直後に第65弾として、正式採用を争ったヅダが発売されていますな。
なんの因縁か・・・・・・。
仮組み品簡易レビュー
とりあえず筆者が仮組みしてそのままにしていた、素の本キットを眺めてみよう。
まずは前後から。
なんかゲート跡がものすごく雑だなぁ。
筆者がまだゴットハンドのニッパーを投入する前に組んだものですからね。
かなりくたびれたベビーニッパーで組んだものです。
少し前のキットであるからか、いわゆるモナカ割りで合わせ目が目立つ構成となっている。
実際の作業では接着して消してしまう予定だ。
上半身の可動から。
肩関節は棒軸接続ながらも、L字型の関節が組み込まれており引き出し式となっている。
これにより武器の両手持ちなどが違和感なく行える。
このL字肩関節は前身のザクIIとほぼ同じですな。
現在のキットでは更に棒軸部分がボールジョイントになっており・・・・・・。
ザクIIから進化した点としては、まず腰が回るようになったこと。
旧HGUCザクIIでは腰が回らなかったからね。
更に肘関節。
旧HGUCザクIIでは単純な構造で90度までの曲げだったけど、旧ザクは二重関節を採用しており180度曲がるようになっている。
当時はまだHGUCで肘関節が180度曲がるのは珍しかったみたいだね。
後のF2ザクや高機動型ザクなんかも90度関節に戻っているし。
ただ旧ザクの肘関節はABS製なので、遊んでいると磨耗してしまうデメリットがありますな。
更に挟み込み式なので塗装派にとっては塗り分けが不便という。
詳しくは実際に製作するときに語ろう。
後ハメに関しては、昨年派生機のスナイパータイプを作った際に行ったので、そちらも参照に・・・・・・。
下半身の可動はこんな感じ。
股間接は旧来のボールジョイント接続。
膝は90度強曲がる。
立てひざはなんとか出来るレベルかな。
出来るといえば出来ますが、やや無理のある感じというか。
スナイパータイプで膝にジャッキが追加されていたのはこれの影響というのもありそうですね。
外からは見えないけど、足首にも関節機構を追加。
これで旧HGUCのザクIIからは更に進化しているみたいだね。
まだ足の甲部分は一体成型だけど。
ザク系のHGUCで足の甲が別パーツ化されたのは確かザクII改が最初だった気がします。
当時としては破格の可動域を持っていた旧ザク。
おそらくこのショルダータックル再現のためだろうね。
旧ザクの代表的搭乗員であるガデム艦長が見せたタックルでしたな。
筆者の記憶が正しければ、初期ロットの本キットには箱底面にザクIIとのミキシングを勧める記事が掲載されていたはずだ。
模型誌なんかでも、旧HGのグフカスタムとミキシングする記事が載っていた気がするね。
・・・・・・というかなんか画像の右側に写りこんでいない?
撮影場所のすぐ横にある棚の一部が写りこんでしまったようです。
続いて武装の紹介。
まずは105mmマシンガン。
ドラムマガジンを縦向きに搭載した、旧式のザクマシンガンだね。
TVアニメ本編では使用されず、後の媒体で新たに設定された武装ですな。
・・・・・・マガジン裏の肉抜き穴が気になります。
この武装のみ、派生種のスナイパータイプにも付属する。
続いて280mmバズーカとバズーカラック。
これも後の媒体で設定されたものだ。
後のザクIIが装備しているものとは異なり、スコープやフォアグリップがない単純な筒型となっている。
後の媒体・・・・・・
筆者の部屋にMSVの本があったね。
そこにも掲載されていたはず。
初期のバズーカは核弾頭を使用しており、反動による関節の不具合が発生することがあったとか。
なのでバスーカラックを増設していたようですね。
本キットではラック接続用のパーツが胸部上右側に内蔵されており、外装の一部を外すことで接続できます。
バズーカ本体・バズーカラック共にそれまでの旧キットは勿論、MGでも再現されていなかった装備だ。
続いてそのほかの装備。
ヒートホークは旧HGUCのザクIIに付属したものと同様の小ぶりなもの。
ラックも同型だけど接続軸が微妙に短くなっている。
スパイクシールドはシュツルム・ファウストのラックがあり、2本まで搭載可能です。
キットには1本のみ付属なので、複数個集めて楽しめますな。
このシールド、なんかいいよね。
元々は0083に登場したゲルググマリーネが装備していたものですな。
MGで旧ザクのキットにおまけとして付属してからは、旧ザクの装備として定着してしまいましたが。
ゲルググマリーネ付属のものとは面構成が少々異なったり、前腕との接続軸がなくなっているのが主な違いだ。
手はデザインが少々異なるだけで規格は他のほとんどのザク系MSと同様だ。
なので武器を互いに交換したりして楽しむことも出来る。
画像では旧HGUCのザクに付属した120mmザクマシンガンを持たせている。
MGの旧ザクや劇場版にア・バオア・クーに配置されていたザクがこのマシンガンを装備していましたな。
逆に105mmマシンガンやスパイクシールドを他のザクとかに持たせて・・・・・・。
キットに付属のシールはこちら。
元々シンプルな機体なので、ホイルシールはモノアイ周りやマシンガンのスコープのみ。
筆者は塗装やクリアーパーツ化をするから使わないけどね。
強いて塗り分けが必要なのはグレー1色になっているヒートホークかな?
実際は黄色の刃と紫の柄だね。
金属色とか別の色に塗っても面白そうだけど。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から作業に取り掛かろう。
HGUC旧ザクの難所は挟み込み式の構成を多用した関節周り。
塗装派の筆者としてはなかなか苦労するそうです。
でも筆者なら過去にスナイパータイプを作っているから・・・・・・。
それ以前にも、ここの開設以前に幾つか筆者は旧ザクを製作している。
とにかく、詳しくは次回以降だ。
お楽しみに~。
この記事で作っているキット