ICM社より発売されています、フランス軽戦車FCM36。
それをドイツ軍鹵獲車輌で作っていきます。
前回はキットの内容を確認した。
今回は早速作業に入っていく。
しかし筆者もずいぶんマイナーな車輌をチョイスしたね。
なんか買う理由でもあったのかな?
特に深く考えず単に
「面白そうな鹵獲戦車がいるぞ」
的な流れで購入したそうです。
というか模型で見て初めてこのFCM36の存在を知ったのだとか。
適当だなぁ。
筆者は初めてガンプラを購入したときもガンダムを全く見ていないのに
「なんとなくカッコよく見えたから」
という理由でHGUCの量産型ザクを買っていたからね。
筆者の場合調べてから買うよりも、買ってから調べるということのほうが圧倒的に多い気がします。
それでは早速今回の作戦を開始しよう。
車体を箱組みする
まずは車体下部から。
本キットの車体は板状の部品を組み合わせていく箱組みスタイルですな。
パーツのプラ質はやや柔らかめ。
バリが多少あるけどデザインナイフとかで簡単にそぎ落とせるね。
箱組み自体はシンプルですが微妙に部品が反っていて上手く接着できませんな。
- 片側接着して乾燥後もう片側を接着固定する
- 乾燥の速い瞬間接着剤で固定する
を使い分けて対処しています。
反っている車体・・・・・・
いつぞやのP40を思い出すね。
箱組みを繰り返していくとこんな感じに。
この時点ではまだ全体のシルエットがつかめませんな。
文字ではあっという間に組みあがったけど、実際はパーツの反りやバリ取りやらで多少手がかかっている。
今後の部品たちの噛み合わせも気になるところ。
車輪を組み立てる
続いて足回りに移りましょう。
画像のは片側分の車輪です。
起動輪、誘導輪のほか2枚重ねの転輪が9個となっています。
ここでは写っていませんが、上部転輪も片側3つ存在します。
なんか細かそうだね。
大丈夫かな?
転輪はかなり小さいので部品の紛失に注意だ。
他に起動輪は歯の間にゲートがくる。
切り出す際や整形時に間違って歯を切削しないように・・・・・・。
両側分揃えるとこんな感じに。
転輪は片側4組のボギーと片側1組の独立懸架となっています。
転輪は重ね合わせる車輪同士にピンがなく、懸架装置の凸ピンも中途半端な長さ。
重ねる車輪同士がズレないように注意だ。
筆者は一度爪楊枝に通しながら車輪同士を接着。
その後懸架装置で挟み込んでいる。
車輪を取り付ける
そして車輪を組み込み。
起動輪は回るほうが後で履帯を合わせる際に都合がいいのではめ込むだけに。
転輪は車体の下部から差し込むように接着します。
ちっちゃい転輪がたくさんついていて、なんか古風な感じ。
前時代的というか。
FCM36の最高速度は24km/hとのこと。
ドイツ軍の戦車はだいたい40km/h前後だから、やや物足りないようにも見える。
競作のフランス戦車たちはH35が28km/h、R35が20.5km/hとのこと。
3種類のなかではちょうど真ん中くらいの性能といった感じですな。
もっともH35は不具合が多くて、カタログスペックである最大速度28km/hを出せなかったともいわれていますが。
代わりに最大装甲厚40mmなのでその点はドイツ軍戦車よりも勝っている感じだ。
主力であるIII号戦車も数が足りず、II号戦車やチェコ製戦車が事実上の主力だったし。
他の部品も接着していく。
ここで注意すべきは誘導輪付近のC41パーツかな。
パーツの裏表で凸ピンと凹ピンがあるけど・・・・・・。
これは凹の方が誘導輪側を向くのが正解。
この凹部分で誘導輪基部のC23パーツを受け止める形になる。
筆者は一度間違えたので、慌てて部品を外して向きを変えていますな。
今回の戦果
更に部品を組み立て、残りの誘導輪や上部転輪も接着していく。
ここの上部転輪の支持も兼ねた外装であるA1・A15番パーツも他の外装同様反りがあるので注意だ。
ついでに言うと、構造上起動輪の手前に来る箇所が折れやすい。
筆者は片方折っている。
ちょうど引っ掛けやすい上にモールドが入っているので、その部分からポッキリと・・・・・・。
今回はここで作業を一時中断。
次回は履帯を取り付けたりしてみよう。
続きは次回!