ICM FCM36軽戦車(ドイツ軍仕様) 製作記⑦(完成)

※記事内に広告を含む可能性があります

戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

ICM社より発売されています、ドイツ軍仕様のFCM36軽戦車を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は塗装とマーキングを済ませた。

今回はウェザリングを行い完成に持ち込もう。

レーナ
レーナ

なんか苦戦しているように見えたけど、無事完成したんだ。

アドルフ
アドルフ

塗装やウェザリングに関してはほぼいつものパターンですからね。

組み立てさえ終わればそこまで難しくありません。

ヴァルダ
ヴァルダ

最終的にどうなるのか、これから紹介していこう。

 

 

スポンサーリンク

ウォッシング兼スミ入れ!

アドルフ
アドルフ

ウェザリング1番手はウォッシング兼スミ入れ。

前回のKV-2に引き続き、全体に薄めたガイアノーツエナメル塗料、埃色を塗布。

その後リベット周りにタミヤエナメルのスミ入れ用ブラウンを流し込み。

乾燥後それらを溶剤で拭き取ります。

【2022年3月】タミヤ 1/35 KV-2 製作記⑤【新製品】
アドルフ タミヤの新製品、KV-2重戦車を作っていきます。 ヴァルダ 前回は車体の組み立てを終え、すべての部品が揃った。 今回は塗装を行う。 レーナ なんか昨日地震があったみたいだね。 S...
レーナ
レーナ

今回もバフはお休みなんだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

ちょうど薄めたバフは在庫切れでね。

埃色もバフも見た目はほとんど変わらない色だから、あまり気にしなくて大丈夫だ。

created by Rinker
ガイアノーツ(Gaianotes)
¥470 (2024/04/23 07:59:46時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
タミヤ(TAMIYA)
¥277 (2024/04/22 22:04:43時点 Amazon調べ-詳細)

 

ドライブラシでハイライトを加える

ヴァルダ
ヴァルダ

続いてドライブラシ。

車体はジャーマングレーなので、それより明るいグレーを擦り付けてハイライトを出す。

今回はタミヤエナメルのニュートラルグレイを使用した。

created by Rinker
タミヤ(TAMIYA)
¥537 (2024/04/23 17:11:55時点 Amazon調べ-詳細)
レーナ
レーナ

なんかグレーとかグレイとか表記がややこしいなぁ。

アドルフ
アドルフ

タミヤカラーは「グレイ」表記が多いですな。

ドライブラシについては過去記事参照です。

擦れ!ドライブラシのやりかた
アドルフ 2020年があと3日で終わってしまいます。 ヴァルダ 筆者は何時だろうと模型製作だ。 アドルフ 相変わらずですな。 レーナ 今日は何をするのかな。 ...

錆びと傷とオイル染み

ヴァルダ
ヴァルダ

その他エンジンデッキを中心に汚していく。

まずはオイル染み。

これは筆者特製のオイルカラーを適当に撒き散らして再現。

詳しくは過去記事参照。

気軽に行こう!戦車プラモのオイル染みウェザリング
アドルフ ついに大晦日となりました。 レーナ 2020年最後の記事は何をするのかな。 ヴァルダ 幾つかプラモ製作が進んでいるんだけど……。 どれも途中になるので、年の終わりに紹介する...
アドルフ
アドルフ

錆はウェザリングカラーを幾つか使い再現。

これも過去記事参照ですな。

当該記事では工具類も錆びさせていますが、今回はマフラーとチェーンのみ錆再現しています。

部分塗装省略!戦車の車外装備にいきなり錆ウェザリング
レーナ 今日は何しようか。 アドルフ 前回は、ティーガーIIを完成させましたが・・・・・・。 アドルフ そういえば、もう1輌ティーガーIIが放置されていますね。 今回はそれを...
レーナ
レーナ

傷はクレオスのウェザリングカラーのグランドブラウンを筆にとってチョコチョコと。

主にハッチ周りや装甲面の角みたいな、動いたりぶつかりそうな場所を中心に色を置いているよ。

ウェザリングライナーで雨だれ

アドルフ
アドルフ

続いて雨だれを。

今回はクレオスのウェザリングライナー、錆色セットよりスートブラックを使用。

軽く線を引いたあと、ウェザリングカラー溶剤を含ませたフィニッシュマスターで薄く伸ばしています。

created by Rinker
GSI クレオス(GSI Creos)
¥373 (2022/05/10 03:07:43時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
ガイアノーツ(Gaianotes)
¥484 (2024/04/23 03:36:32時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
GSI クレオス(GSI Creos)
¥1,399 (2024/04/23 08:00:07時点 Amazon調べ-詳細)
レーナ
レーナ

久々のスートブラック。

最近は泥色セットのディープブラウンを使っていたからね。

ヴァルダ
ヴァルダ

スートブラックのほうがより雨だれっぽいかな。

ディープブラウンは流れ出た錆感もする。

足回りの泥汚れを再現する

ヴァルダ
ヴァルダ

車体上面はあらかた片付いたので足回りを汚していく。

まずは下地となる泥から。

ウェザリングカラーのグレイッシュブラウンを適当に塗りたくる。

GSIクレオス Mr.ウェザリングカラー WC07 グレイッシュブラウン
レーナ
レーナ

いつもの色だ。

アドルフ
アドルフ

いつもの色ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

半乾きのうちに綿棒や筆で適当に擦ってぼかす。

乾燥してしまった場合はそれら道具に溶剤を含ませて擦る。

溶剤を含んでビチャビチャな状態というよりは、一度ティッシュなどで拭き取り、溶剤分が道具にわずかに含んだ状態がいいかな。

アドルフ
アドルフ

なんというか、ドライブラシのときみたいな感じですな。

わずかに含んだ溶剤で擦るのは。

ヴァルダ
ヴァルダ

本車は特徴的な足回りをしているので、それを強調する目的でさらに泥を盛る。

ウェザリングペーストのマッドブラウン履帯や足回りの格子状の部分付近に盛る。

ちょうど

「ベルトコンベア状の履帯に運ばれてきた泥が、四角い穴の端に引っかかりながらボロボロこぼれてきた感じ」

というか。

アドルフ
アドルフ

以前作ったB1BisとかチャーチルMk.IIIみたいな感じで・・・・・・。

ただそれらは先にペーストを塗ってからカラーを塗っているんですよね。

タミヤ B1bis(ドイツ軍仕様) 製作記④(完成)
アドルフ タミヤMMシリーズ B1bisのドイツ軍仕様の続きとなります。 ヴァルダ 前回は塗装やマーキングができた。 今回は残った部分塗装やウェザリングをして完成に持ち込もう。 アドルフ...
AFVクラブ チャーチルMk.III(ディエップ上陸作戦)製作記⑥(完成)
アドルフAFVクラブより発売されています、歩兵戦車チャーチルMk.III。それのディエップ上陸作戦仕様のキットを作っていきます。ヴァルダ前回は塗装とマーキングで作戦後にドイツ軍へ鹵獲された姿になった。今回はウェザリング作業を行って完成させよ...

アドルフ
アドルフ

足回りの最後は銀色の擦れ。

タミヤエナメルのクロームシルバーで起動輪や履帯の凸部分を擦ってやりましょう。

created by Rinker
タミヤ(TAMIYA)
¥419 (2024/04/22 22:58:04時点 Amazon調べ-詳細)
ヴァルダ
ヴァルダ

入り組んだ構造なので、どうしても余計なところに銀色が付着する。

その場合はまた泥汚れを被せて隠してしまおう。

最後の仕上げ!

ヴァルダ
ヴァルダ

そして最後の仕上げ。

タミヤアクリルのフラットクリヤーをエアブラシで吹きつけ、つやを整える。

キット表面がざらついたついでにウェザリングマスターを擦りつけてさらに色をつける。

created by Rinker
タミヤ(TAMIYA)
¥610 (2024/04/22 19:30:21時点 Amazon調べ-詳細)
レーナ
レーナ

ウェザリングマスターはA・B・Cセットを使用。

Aセットは3色すべてを使って足回りの砂埃を再現。

Bセットはススを砲口に擦りつけてアクセントに。

Cセットはアカサビを錆部分に擦りつけて変化を。

アドルフ
アドルフ

上からコートしているとは言え、ウェザリングカラーの塗布部分は定着が弱いので注意です。

あんまり強く擦ると剥がれてしまうので・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

ウェザリングマスター部分もさらにクリアーコートして、ようやく完成だ。

以下、ギャラリーとなる。

 

ICM FCM36軽戦車(ドイツ軍仕様) 完成!

   

レーナ
レーナ

なんか走るピラミッド的な。

アドルフ
アドルフ

実はこのキット、筆者が失敗している箇所があったり。

レーナ
レーナ

なんだろう。

アドルフ
アドルフ

車体前面と後部の点検ハッチ周辺、実は目立つパーティングラインがあります。

筆者は塗装などがほとんど終了するまで気が付かなかったようなので、このように残ったような状態に。

レーナ
レーナ

あらら。

ヴァルダ
ヴァルダ

なんとか泥汚れで誤魔化そうとした痕跡があるね。

あまり派手に盛ると不自然になるから、完全には隠せなかったようだけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

FCM36の同期であるルノーR35との比較。

37mm砲と7.5mm機銃といった武装を始め大まかなレイアウトは同様だが、溶接で組み立てられた装甲板の影響で印象はかなり異なる。

タミヤの新製品 1/35 R35軽戦車をドイツ軍塗装で製作⑤(完成)
アドルフ タミヤのルノーR35軽戦車の続きです。 ヴァルダ 前回は塗装、マーキングを行った。 今回はウェザリングを施して一気に完成させよう。 アドルフ 筆者がなにやら寝る時間を削って...
レーナ
レーナ

R35だけじゃなくて、この頃のほとんどのフランス戦車は鋳造製の丸っこい装甲が特徴だよね。

タミヤのソミュアS35をトーテンコップ師団仕様で製作⑤(完成)
アドルフ ソミュアS35戦車の続きと行きましょう。 ヴァルダ 今回はウェザリング作業を行っていく。 アドルフ 最近また筆者の更新速度が落ちていますな。 ヴァルダ 裏で別...
アドルフ
アドルフ

ルノーR35と同期のオチキスH35は鋳造式のAPX砲塔を装備しています。

当初の予定ではFCM36に搭載されていた溶接式のFCM砲塔を、ルノーR35やオチキスH35にも搭載して統一されるはずだったとか。

created by Rinker
エレール
¥5,039 (2024/04/23 10:34:51時点 Amazon調べ-詳細)
ヴァルダ
ヴァルダ

しかし主砲を長砲身のSA38に換装した際、増した反動にFCM砲塔は耐えられないとのことからこの計画は却下。

両車輌とも鋳造製のAPX砲塔を装備しつづけた。

どうも反動で溶接部分からヒビが入ることが懸念されたそうだ。

レーナ
レーナ

ということは計画通りだったら、カクカク砲塔を搭載した丸っこい車体の車輌が誕生していたかもしてないという・・・・・・。

 

作ってみた感想のコーナー

レーナ
レーナ

カクカクスタイルがなんともいえない戦車。

筆者の感想は・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

「綺麗だけどちょっと手強い」

とのこと。

特徴的な砲塔の溶接跡など、モールド部分は綺麗で繊細な仕上がり。

これは筆者お気に入りポイントらしい。

アドルフ
アドルフ

キットの溶接跡がよく出来ていたので、今回は溶接跡追加作業を行いませんでしたな。

ヴァルダ
ヴァルダ

反面車体部分の部品が反っているものが多く、矯正しつつ組み立てる必要があるね。

特に車体上部側面の歪みがかなり大きかったように感じるとか。

レーナ
レーナ

そういえばなんかすごい歪んでいたような。

ヴァルダ
ヴァルダ

部品は少なめでよくまとまっている感じがする。

ただし構造上足回りの部品が多く、紛失しやすいから注意だ。

細かい部品の足回りと歪んだ車体外装。

この2点を乗り越えられればそこまで難しくないように思えるね。

アドルフ
アドルフ

今回作ったのはドイツ軍仕様。

同社からは他にも本来のフランス軍仕様や、ドイツ軍が改造した各種自走砲も発売されていますな。

created by Rinker
アイシーエム
¥6,437 (2024/04/23 19:25:25時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
アイシーエム
¥6,387 (2024/04/23 19:25:26時点 Amazon調べ-詳細)
ヴァルダ
ヴァルダ

これらは筆者の手持ちにはないけどね。

機会があったら取り上げたいところだ。

・・・・・・今回はここまでにしよう。

レーナ
レーナ

次回も、お楽しみに~。

Follow me!

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました