ICM社より発売されていますフランス軍軽戦車FCM36。
それのドイツ軍鹵獲車輌を作っていきます。
前回は細かい部品を取り付けて車体の組み立てを終えた。
今回は残る砲塔を組み立てて、全体の組み立て作業を終えよう。
3月も下旬で少し前に暖かくなったと思ったら、また冬みたいな感じに戻ってきたね。
昨日は雪も降りましたからね。
筆者の場合は雨が降ろうと雪が降ろうとプラモだ。
今回も早速筆者の行動をまとめていこう。
武装の組み立て
まずは主砲周りから。
FCM36の主砲は21口径37mm砲のピュトーSA18。
それと副装備として7.5mm機銃を装備しています。
なんかこの機銃マガジン、どこかで見たことあるような。
以前組み立てたパナール装甲車ですな。
あちらもフランス製の車輌ですし。
主砲と機銃を基部であるA11番パーツにセット。
説明書の指示では先に砲と機銃を接着してから基部にセットするようになっていますが・・・・・・
筆者としては
「武装同士を接着せずにそれぞれを基部に接着したほうがやりやすい」
とのことです。
可動軸部分は貧弱だったので瞬間接着剤で適当に太らせている。
真鍮線などで打ち直すよりも手軽にできる。
プラ製の短砲身でそこまで負荷がかかるものでもないし、今回は簡易的な手段で済ませた。
武装を取り付ける
続いてこの出来上がった武装セットを砲塔本体に搭載する。
キットでは砲塔下部のA16番パーツに接着するよう指示が出ているんだけど・・・・・・
ダボ穴位置がまるで合わない。
武装側の幅が狭くて、砲塔側のダボに届かない感じかな?
無理に武装側を外側にずらすと今度は可動軸が短いので部品から外れてしまいますな。
幸い砲塔上部のA7番パーツは接着出来そうな箇所があったので、今回はそちら側に接着することで対処した。
合わないダボ穴はカットしている。
無事解決かな。
そして上下を合わせる。
正面には合わせ目が出来るからパテで埋めている。
ただここは防盾で隠れるから、そこまで気にしなくてもいいかな。
その他武装類の細かい部品や防盾を取り付けていく。
なんか部品が千切れているよ。
筆者が待ち時間に部品整形をして、組み立て順序を間違えたからですな。
キットの指示では先に防盾のA10番パーツを取り付けてから、主砲周りの部品を取り付けるようになっている。
これは筆者が順番を無視して先に主砲周りの部品を取り付けてしまい、防盾が取り付けられなくなったんだ。
特に機銃カバーのC42パーツは防盾の穴より一回り大きいですからね。
完全固着していたので一度当該部品を切断、防盾を組んだ後に再接着している。
これから組む人は説明書の指示通り、防盾から先に組めば大丈夫だ。
その他の部品の組み立て
砲塔の外装は出来上がったので、後は細かい部品をセットするだけです。
主にハッチやフック、視察孔ですね。
・・・・・・話が前後しているからか、この画像ではまだ防盾が付いていませんな。
車長ハッチはヒンジ部分を選択することで開閉状態を選ぶよ。
今回は閉じた状態に。
他のフランス軍戦車同様、砲塔後部が車長ハッチになっている構造ですな。
フック類は当初プラパーツをそのまま使う予定だったけど、取り付け穴が浅くほとんど直付けで強度面の不安を感じた。
なので0.5mm径の真鍮線で自作している。
取り付け穴も0.5mm径ピンバイスで車内まで貫通させている。
今回は車内が見えない状態で組んでいるから、こういう強度優先の工作が出来るんだね。
真鍮線貫通は車内を見せるフルインテリア模型では躊躇われますな。
真鍮線置き換えで難しいのは砲塔前面のCの字状のもの。
筆者は爪楊枝など細長い棒状のものに巻くようにして作っている。
今思うと曲げやすいエナメル線とかを使ったほうがよかったかもね。
砲塔はこれで組み立て終了かな?
なんか溶接跡の表現がいい感じ。
筆者も本キットの繊細なディティール表現はかなり気に入っているようです。
今回の戦果
組み立て済みの車体と合わせるとこんな感じに。
溶接を多用した、カクカクなスタイルがこの状態でもよくわかる。
ピラミッド的というか。
他のフランス戦車は丸い鋳造製の装甲を多用していますからね。
余計異質さを感じますな。
今回はここまで。
次回は塗装作業になる予定だ。
続きは次回!