ICM社のFCM36軽戦車を作っていきます。
前回は砲塔を組み立て、全体の部品が揃った。
今回は塗装とマーキングを済ませる予定だ。
なんか面白いことはあるかな?
ありませんな。
ないのでさっさと作業に入ろう。
今回は無駄な引き伸ばしは無しだ。
塗装図を確認する
本キットの塗装は3種類。
1つはジャーマングレーに塗り直されたもの。
後の2つはパターンが少し違うものの、フランス軍塗装の上からドイツ軍国籍マークを上書きしたものだ。
今回はジャーマングレーに塗り直されたものにしてみよう。
いずれも時期は1940年。
フランス戦の最中~直後といったところでしょうか。
下地を準備する
まずは下地から。
金属部品に置き換えた箇所が幾つかあるので、先に金属用のプライマーを吹き付ける。
今回はガイアノーツのマルチプライマーを使用した。
材質不明の履帯もこれで塗ってしまう。
今回はプライマー入りのサーフェイサーじゃないんだ。
足回りをせっかく黒く塗りつぶしたのでね。
プライマー入りのサフだと白くなってしまう。
その後は陰色を塗る。
今回は黒い陰色をチョイス。
使用したのはガイアノーツのエヴォブラック。
ここ最近お馴染みのやつですな。
筆者の場合、グレーとか緑色の車輌だと大体これを使っているよね。
車体色を塗る
前述通り、今回はジャーマングレー一色の車輌を選んだ。
タミヤラッカーのジャーマングレイを、下地の黒が端や奥まった場所に残るよう吹き付けていこう。
単色だから楽チン♪
でもフランス軍迷彩も挑戦したいな。
あの独特の迷彩は一度挑戦したいところですな。
グレー一色なので基本塗装はこれで終了。
エアブラシはお片づけだ。
マーキング
キット付属のデカールを再確認します。
豊富なマーキングですが、ほとんどは選択しなかったフランス迷彩の車輌用ですな。
今回は1~3番のマークのみ使用します。
フランス迷彩そのままの車輌は遠目だと敵だと思われて友軍から誤射・誤爆される可能性があるからね。
なので車輌のあらゆる所に国籍マークを描かれている。
元フランス軍第4戦車大隊所属車は砲塔上面を白く塗り潰されているけど、おそらくここにはフランス軍のマークが描かれていたのだろう。
グレーの車輌は車体色で区別できるからか、それともフランス戦がひと段落ついた後の車輌なのか、国籍マークは最低限ですね。
砲塔側面の文字は・・・・・・。
おそらくフラクトゥールという書体ですな。
「Lutz(ルッツ)」・・・・・・でしょうか?
ドイツ人によく見られる苗字か男性の愛称ですが。
車輌につけられる名前としてはどちらかといえば女性名が多いから珍しいね。
35(t)軽戦車なんかも、アントンという男性名がつけられた個体があったようだけど。
今回の戦果
その後は工具類を接着して部分塗装。
筆で細かい装備を塗り分けていく。
使ったのは・・・・・・
- 車体左側面の布→タミヤアクリルのバフ
- 工具の柄→水性ホビーカラーのウッドブラウン下地に同カラーのクリアーオレンジ
- 工具の留め具→タミヤアクリルのカーキ
- 機銃や工具金属部分→タミヤアクリルのガンメタル
ですかな。
車体前後のチェーンが塗りにくいよ。
そこは後で錆びやら泥やらウェザリングしてしまうから、そこまで神経質に塗り分けなくて大丈夫。
というかせっかく貼り付けたマークが工具類でほとんど隠れちゃっているね。
マークを見せたい人は留め具だけ残して、工具類を外した状態に仕上げるのがいいかもね。
今回は少し短いけどここまで。
次回はウェザリングをして完成だ。
続きは次回!