
MONOとドラゴンのT-34/76を作っていきます。

前回は車体を組み立て、全体の組み立て作業が終了した。
今回は塗装作業といこう。

8月が終わりそうだね。

今月は明日、31日までですな。

31までだったり30日までだったり。

「西向く侍」という覚え方があるんだ。
西向く侍
↓
にしむくさむらい
↓
二、四、六、九、士(十一)
↓
2、4、6、9、11月は31日までない(2月は28もしくは29日まで。それ以外は30日まで)
という風に覚えられる。

逆にこれに当てはまらない1、3、5、7、8、10、12月は31日まであるってことだね。

そういうことになる。
さて豆知識はここまでにして、今日の本題に入っていこう。
塗装図の確認

このキットに収録されている塗装パターンは2種類。
単色塗装と迷彩塗装で、いずれもソビエト軍所属ですな。

ただし今回筆者はドイツ軍仕様で塗る予定。
なので他のものを参考にする。

当初はこちらのAMMOの書籍に掲載されていたドイツ軍第18装甲師団所属のものにする予定だった。
しかしよく見ると掲載されていたその車輌は後期の鋳造砲塔型。
今回のキットは溶接砲塔の車輌だったので合致しないことが発覚した。

あらら。

ピロシキ砲塔の40年型、41年型ですが、当初は装甲板を溶接で組み立てていたものだったようですな。
しかし装甲板を曲げたりする加工で手間がかかったので、後期は鋳造製に変更。
生産性の改善を行ったそうです。
ただ初期の鋳造砲塔は装甲部分に空洞があるなどの粗悪品が多く、溶接型の砲塔に比べて大きく防御力が劣っている個体もあったのだとか。

空洞……
要するに空洞でスカスカな装甲の個体が混ざっていたってことかな?

とりあえず、筆者がググッていたところ特徴的なマーキングを施していた溶接砲塔の1940年型が見つかった。
今回はそれを参考にしていく。
マーキングを再現するための下塗りを行う

その車輌は砲塔に大きな鉤十字と白い鉄十字を描いていた。
比較的面積が広く塗りわけもはっきりしていたので、これをエアブラシ塗装で再現する。
まずは白く下地を作ろう。

ガイアノーツのサーフェイサー、エヴォホワイトだね。
久々の登場かな?

続いてマスキング。
筆者の手持ちにあった2mm幅のものと1mm幅のものを利用する。

鉄十字部分は少し太めのようだね。
筆者は2mm幅と1mm幅を組み合わせているけど、最初から3mm幅辺りを使ったほうが良さそう。

他にマスキングで再現できるマークが確認できなかったので、その後は通常塗装の下地を作る。
本体の黒はクレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラック。
その後履帯はモデルカステンの履帯色で塗っている。

ここはいつもの面子……。
本体色の塗装

その後は本体色。
ソ連軍戦車なので、以前KV-2にも使用した色、Mr.カラー511番の
ロシアングリーン”4BO”を使ってみましょう。

KV-2以来だね。


ドイツ軍はいくつものソ連戦車を鹵獲して元の持ち主に対しての作戦に投入した。
今回はマーキングだけ書き換えて、下地はそのままの車輌とした。
個体によってはドイツ軍同様のグレーやイエローに塗りなおされたり、キューポラやライトなどドイツ軍側の装備を改造装備していたりするんだ。


単色塗装なので、これでエアブラシの出番は終了。
マーキング部分のマスキングを剥がして確認しましょう。

少し曲がっている部分もあるけど、大体大丈夫かな。
……それにしても目立つマーキングだなぁ。

遠くから判別しないといけないし、ゲームとかと違って敵味方のデジタルな識別は出来ないんだ。
友軍からの誤射防止のため、鹵獲戦車は通常の戦車よりも国籍マークの主張が強いことが多い。

白い鉄十字も、元々は目立って的になるという理由でポーランド戦直後に廃止されたものですからね。
この車輌では逆に目立つことで誤射防止になるという。
今回の戦果

その後は部分塗装。
キットの指示では防滑具の留め具が黒鉄色でしたが
「これは皮とかじゃないのか?」
と判断した筆者はフラットアースで塗っています。

もうひとつマーキングとして、車体側面に「WH」の文字が書かれていた。
こちらは水性のつや消しホワイトで面相筆を使い手書きしている。

WH?

おそらくドイツ国防軍(Wehrmacht)の略かと。
ドイツ軍のトラックなんかのナンバープレートでも、陸軍所属の車輌に書かれていますな。

今回はここで作業を中断。
次回はウェザリングをして完成予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット