RSモデルズのハインケルHe112B-1を作っていきます。
前回はハンガリー空軍所属機にすべく、塗装とマーキングを施した。
今回はウェザリングを施し完成に持ち込もう。
滑り込みで完成。
今月も明日で最後だよ。
今回は全体的に進みが遅いですな。
今作っているHe112は早いほうだけどね。
それでは作業を再開しよう。
スミ入れ
手始めにスミ入れ。
使用したのはいつものタミヤエナメル、スミ入れ用ブラックですな。
簡易インジェクションキットはモールドが浅めのイメージがあるけど……
このキットはそうでもないね。
それなりにスミ入れが残ってくれるというか。
銀剥げと排気汚れ
続いて銀のハゲチョロ表現と排気管汚れ。
この辺りはスミ入れ同様、過去記事どおりですな。
排気汚れはタミヤウェザリングマスターのBセット。
基本は黒いススを使っているけど、単調さを解消するために茶色のサビ色も加えているよ。
ピトー管を急遽追加する
ここで筆者が重要なことに気がついた。
このキットではピトー管が省略されている。
結構目立つパーツでありなおかつ単純な形状をしているので、金属パイプパーツを使って追加した。
なんか前の2021年版でも急遽追加していたような。
今回は0.6mm外径・0.4mm内径の金属パイプに、0.4mm外径の真鍮パイプを差し込んで再現しています。
前回のものだと少し太く感じたので、細めにしておきますな。
つや消し!
最後に水性のつや消しクリアーを吹きつけ、風防のマスキングを剥がして完成です。
主脚もここで取り付けましょう。
以下、ギャラリーだよ。
RSモデルズ ハインケルHe112B-1(ハンガリー空軍) 完成!
尾翼の三色旗がいい感じ。
派手で戦場では少し目立ちそうですな。
今までに作ったHe112と並べて見ます。
- 左→RSモデルズ(2021年版)のドイツ軍仕様
- 真ん中→RSモデルズ(今回)のハンガリー軍仕様
- 右→アンコールモデルズ(エレール金型)のルーマニア軍仕様
となっています。
今回のはバキュームフォームの風防が少し小さめに感じるね。
特に幅が狭いように感じる。
そのためか、所定の位置で切り出そうとしたら隙間ができそうになった。
ドイツ軍仕様はエンジンが違うからか、排気管の形が違うのが特徴的だね。
ルーマニア軍のは凸モールドのキットだから、全体的にあっさりした印象というか。
作ってみた感想のコーナー
事実上の2回目だからか、そんなに苦戦しなかったように見えるね。
筆者の感想としては
- 珍しいHe112のキットとして希少価値の高い製品である
- 同じHe112のキットはエレール製品があるが、ディティール面ではこちらのほうが上に感じた
- 簡易インジェクションらしく部品の合いはあまり良くない。今回はあまり取り上げていないが、2021年版同様機首下部のラジエーターは内部パーツを削り込む必要がある
- バキュームフォームキャノピーは切り出しに注意。今回は少し大きめに切り出している
といったところ。
以前は後発の2021年版を作ったけど、尾輪基部が含まれなかったりインジェクションの風防が合わなかったりでかなり苦労した。
筆者曰く
「寧ろ先に発売したはずのこちらのほうが作りやすかった気がする」
とのこと。
1度作っているから、すでにある程度のことは予想できた……というのもありそうだけどね。
部品のランナー配置は違うんだけど、部品番号や説明書の様子は同じ。
2021年版と部品は同一のものってことでいいのかな?
おそらく。
ちなみに筆者宅に到着した順は
今回のRS→アンコールモデルズ→2021年版のRS
なので、結局到着したのとは逆順に完成したという。
バキュームフォームキャノピーで足踏みしていたようだ。
実際やってみたら思ったよりうまくいったんだけどね。
寧ろ2021年版のインジェクションキャノピーがまるで合わなかったという。
あっちのほうが精度が高そうなのに。
バキュームフォームパーツは製法上やや精度が落ちる上、ランナーがなく自分で切り出す必要がありますからね。
ぴったり切り出すのが難しいといいますか。
薄いので接着も少ししづらい感じがしますな。
よく見ると多少ガタついているけど良しとしよう。
難関そうなキットがこれでまた完成した。
今回はこれで終了。
次回は……また航空機になる可能性が高そうだ。
続きは次回!