
RSモデルズ(RS MODELS)のレジアーネRe.2005を作っていきましょう。

前回は胴体や主翼を貼り合わせて、大まかな形にした。
今回は残りの部品を取り付けて組み立てを終了させよう。

順調に進んでいるかな?

難しい箇所は前回で終了したようですな。
後はそこまで苦労しないかと。

作業の遅れを取り戻そう。
それでは作戦を再開する。
気になる水平尾翼


気になった部分があったので少し時を遡る。
今は部品を全て切り出して整形済みだけど、これは切り出し前の状態。
水平尾翼パーツはこの手のキットとしては珍しく、浅いながらもダボが存在する。
またダボの幅で狭いものと広いものがあり、これで左右を間違えないようになっているんだ。

この手の簡易インジェクションキットはほとんど水平尾翼のダボがなくて、自分で軸打ちをして補強する必要があるんだよね。

後に判明したのですが、どうも軸打ちをすると尾輪格納部を貫通する格好になるようです。
なので軸打ち不要な構成になっているのかと。

さて問題の水平尾翼。
ランナーに番号はないけど、説明書と照らしてみるとダボが広いほうが17番、ダボが狭いほうが18番パーツとなっている。


んで説明書によると17番は左の水平尾翼に、18番は右の水平尾翼になる。
ところがその通りに組もうとするとダボの幅が合わない。
広い17番パーツを、ダボが狭い左側に組み込む指示が出ている形に……。

説明書では本体の上下が反転した図になっているので左右が入れ替わっているようにも見えますけどね。
これはどうしたものか……。


ここは説明書の指示は無視して逆にし、実際のダボの合いを優先した。
幸い段差とかもなく浅いダボもうまく機能している。
普通に接着するだけで問題なさそうだ。

そういえばソード製品のレジアーネシリーズでも水平尾翼が逆みたいな指示になっていたような。
その時は動翼部分のリブがある面を下にしたけど、今回も指示とは逆にしたら丁度そうなったね。

尾翼の他に尾輪格納部分のカバーや下面のラジエーターも取り付け。
ラジエーターパーツは噛み合わせが悪くパーツ同士が浮いてしまうので、内部の干渉する部分を少し削り込んだりしている。
マッキ社の戦闘機とは異なりラジエーターは下面色と同じものが一般的なようなので、作業後は内部を黒く塗り潰してそのまま接着固定してしまう。
爆弾ラックはオミット


高い爆弾搭載量を生かして、戦闘爆撃機としても使われたレジアーネ社の戦闘機。
キットでもラックや爆弾が1セット付属する。
ただこれまた取り付け位置の指示が曖昧だ。

ラジエーターがあるからか、胴体の真下じゃなくて右側に寄った形になっているんだよね。

このキットでは爆弾が1セットしか付属しませんが、実際は左側にもう1セット装着できるようですな。

取り付け位置が曖昧だしちょっと唐突感のする装備なので、今回は爆弾をオミット。
防空戦闘機として使われたということにしよう。
風防の取り付け


風防は1パーツ構成。
ここは他のイタリア戦闘機とほぼ同じ形をしていますな。

風防を取り付ける前に、以前触れた照準器の透明パーツをタミヤの透明プラパイプの破片で自作。
ただ見えにくいから、無視してしまってもよかったかもしれない。
クリアーパーツは曇ったり割れたりしやすいので、加工もなかなか手間だったり。

PET系の薄い透明板のほうが良さそうにもみえますな。

風防はいつものセメダイン・ハイグレード模型用で接着。
ここはほぼぴったりだったので、削ったり埋めたりの加工はしていない。

ところで風防後部のアンテナ線支柱は……。

どうも完全なイモ付けらしい。
支柱パーツ自体が薄くて軸打ちもできないので、これは塗装後に接着しよう。
本体側を彫って支柱パーツを埋めこむ案もあったけど、微妙な板状パーツなのでね。
今回の戦果


風防はテープの切れ端とマスキングゾルでマスキング。
窓枠は少ないので容易ですな。
イタリア機によく見られる後部の隙間も、先に周囲を筆塗りしてからテープで塞いでいます。
前回のRe.2002は吹き込みましたからね。

今回は風防にパテを使っていないから、ふき取りのために外すのは容易だけどね。
筆者が結構消耗しているので、これで組み立ては終了ということにする。
作業もここで一時中断。
次回は塗装予定だ。

続きは次回!