
RSモデルズのレジアーネRe.2005サジタリオ戦闘機を作っていきましょう。

前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回は仕上げのウェザリングを行い完成させる。

ようやく完成に。
今月がもうすぐ終わっちゃうよ。

相変わらず時間のかかるキットが多いですな。

筆者のお残しキットはほとんどそんな感じだ。
組みやすそうなタミヤキットもわずかに存在するけどね。
それでは筆者の気が変わらないうちに完成に持ち込もう。
作戦を再開する。
ウェザリング!


ウェザリング……は変わり映えのしないいつもの3点セットですな。
スミ入れ&銀剥がし&排気管汚れとなっています。

ここ最近筆者は排気管の錆をタミヤエナメル・スミ入れ用ブラウンを塗って済ませている。
前の技法だとちょっと主張が強く感じた見たいでね。


この段階で脚カバーやプロペラを組み立て。
つや消しに備えます。
内側の脚カバー位置が不明確ですな……。

他キットなどを参考に、胴体やタイヤカバー部分とイモ付けするような形で接着した。
少々強度が不安なんだけどね。

筆者がバラバラにしないうちに、完成に持ち込みたいところ。
つや消し!


最後につや消しクリアーのスプレーを吹きつけ、風防のマスキングを剥がしてアンテナ線支柱を接着。
完成としましょう。

クリアースプレーは今回久々に缶スプレータイプ・プレミアムトップコートを使ってみた。
エアブラシ吹きよりも制御が難しいけど、一度に均一に広い面を塗れるのが利点だ。
準備や片付けの手間も少なく済む。

キット本体の持ち手とかは……。

筆者はビニール手袋をした状態の手にキットを乗せて、そこに吹き付けていた。
本当は何か敷いたりした状態のキットに吹き付けたほうがよさそうだけどね。

とりあえずこれで完成ですな。
以下ギャラリーとなります。
RSモデルズ レジアーネRe.2005サジタリオ 完成!







こうやって見ると今までのイタリア機によく似ているような。
特にヴェルトロとか。

毎回恒例、完成済みのものと比較してみましょう。


まずはレジアーネ社の戦闘機シリーズで。
左がRe.2000ファルコ、真ん中がRe.2002アリエテ。
右が今回のRe.2005サジタリオとなっています。

筆者はまだ持っていないけど、Re.2001もいたんだよね。
空冷と液冷をとっかえひっかえして、最終的には液冷エンジン機に。
最初のRe.2000と最後のRe.2005では似ても似つかない見た目になったような。


エンジンもそうだけど、降着装置も変化している。
Re.2002までは90度曲げて後方に折り畳まれる構造の主脚が、Re.2005では機体内側から外側に折り畳まれる構造に変化しているんだ。

Re.2000とRe.2002はそっくりさん同士。
Re.2005は名前こそ似ているけど、ここまで来るともはや別物というか。


続いてセリエ5と呼ばれた、DB605を積んだ一連の戦闘機たちで。
左がマッキMC.205ヴェルトロ。
真ん中はフィアットG.55チェンタウロ(手持ちの個体は戦闘雷撃機のS型)
そして右が今回作ったレジアーネRe.2005サジタリオとなっています。

こっちはレジアーネ社シリーズとは違って、どれも類似した見た目なんだよね。
筆者の手持ちは塗装やマーキングもそっくりだから、余計に区別しづらいというか。

あえて形状だけの比較をしたくて、筆者は3機を同じイタリア社会共和国軍所属機にして似たような塗装を施したようです。


わかりやすい識別ポイントとしては……
- レジアーネRe.2005は3機の中で唯一主脚が内側から外側に折り畳まれるタイプで、脚カバーが機体内側に来る
- マッキMC.205は機首下部に2本の吸気口らしきものが存在する
- フィアットG.55は主脚カバーが機体外側で、機種下部も平坦。それとやや大柄
といったところ。
作ってみた感想のコーナー


脚部分とかで苦戦したぐらいかな?

このキットに対する筆者の感想としては……
- 尾翼のダボ類が存在したり、風防も透明度が高い上にぴったりと合う。この辺りは簡易インジェクションキットとしては比較的組みやすい部類
- 収録されたマーキングはIF仕様。3種類とも模型栄えする派手なものとなっている
- 脚が主翼で挟み込むような構造となっており、他の戦闘機キットとは少し構造が異なる。組み立て後の着脱が難しく少々塗り分けに手こずるような形
- イタリア社会共和国の国籍マークが左右で鏡像になっていない。筆者は今回一部手描きで修正。ドイツ軍仕様やスウェーデン軍仕様で組むなら問題なし
といったところ。
この手のキットにありがちな軸打ち増設が少なめだったという点はプラスポイント。
挟み込み式の主脚が少々組みづらいように感じたけどね。

筆者も作業中に引っ掛けないか心配していましたな。
実際に折ったのは主翼と一体化されたピトー管でしたが。
あちらは折れた跡地に穴を開けて、そこにピトー管パーツを差して再接着しています。
ガンプラの軸修理と同じ感覚ですな。

同じメーカーのものだと、過去にHe112を作っていたね。
あっちよりはだいぶこのRe.2005のほうが楽だったみたいだけど。

あれは新版・旧版双方を組みましたが、なぜか新版のほうが風防が合わなかったり尾輪固定用のパーツがなくて組みにくかったですな。

同社のキットはあと3つほど筆者の第一積み山に存在する。
他のキットを先に通す予定なので、紹介はもう少し先になりそうだけどね。
今回はここまで。
次回は別のキットの紹介になるだろう。

続きは次回!