RSモデルズのハインケルHe112Bを作っていきます。
前回は塗装を済ませた。
今回はマーキングやウェザリングをして完成させよう。
よしよし、完成だね。
ただこの記事を書いている最中、筆者はあることに気付いた。
He112の主脚、この記事ではBf109の用にハの字に開いた状態にしているけど、実際は地面に対して垂直になっているらしい。
間違えたわけか。
とりあえず今回はそのまま掲載しています。
後でで修正する必要がありますな。
ピトー管を自作する
前回筆者が気付いたが、本キットではピトー管が省略されている。
目立つ部品なのでここは自作してみよう。
筆者は手元にあったWAVEの真鍮パイプの1.0mmと0.4mmを使って自作してみた。
そういえばこのピトー管って何の役割があるのかな?
パイプ状の部品なので機銃と勘違いされることもありますが、これは飛行機の速度を測るためのものだそうです。
名前は発明したフランス人、アンリ・ピトーからとか。
基本的には機首周りに装備されていることが多いですが、He112など単発プロペラ機は機首が埋まっているので主翼に装備されることが多いですね。
これが何らかの原因で塞がっていると飛行機の速度がわからなくなり、事故の原因となる。
調べてみると旅客機の墜落事故が何件か出てくるはずだ。
エアブラシは一旦片付けてしまったので、筆で塗装。
金属部品なので先にプライマーを塗ってから色を塗りましょう。
マーキング作業
キット付属のデカールはこんな感じ。
コスト削減のためか、かなり密集した状態で印刷されている。
鉤十字は分割された状態ですが付属しますな。
分割で付属したり、粛清されていたり……。
積んでいるキットを見た感じ、チェコの簡易インジェクションキットは分割状態で付属するのが多いね。
貼り付けるとこんな感じに。
ツヤや発色、硬さについては特に問題ないですな。
ただ薄いのか、尖ったもので擦ると破れやすい気がします。
なんかいつもと違う派手な尾翼がいいね。
垂直尾翼の鉤十字。
初期はナチ党旗を模した赤地に白い丸の上に鉤十字が描かれていた。
目立つからか大戦期には鉤十字のみになり、サイズも少しだけ小さくなっている。
ウェザリング!
続いてはウェザリングですが……
画像が1枚しかありませんな。
いつもの3点セットだね。
詳しくは下記の過去記事から。
最後はつや消しをして風防のマスキングを剥がして完成です。
やっと完成したね。
以下、ギャラリーだよ。
RSモデルズ ハインケルHe112B 完成!
続いてBf109E-3との比較。
直線的なメッサーシュミットBf109。
対するハインケルHe112は丸みを帯びた形状だね。
その丸みを帯びた形状が生産性に難有りだったとして、不採用の一因になったのだとか。
なんかどっかで聴いたことあるような。
以前筆者が作ったジオンの試作MSヅダ。
これはかつてドイツ軍で主力戦闘機の座を争ったこのHe112と、それの改良型であるHe100をモデルにしているんだ。
- 基本的な性能ではHe112(EMS-04ヅダ)が勝っていた。
- ライバルであるBf109(ザク)に対して量産性や開発者の政治力で劣っていたため不採用に。
- 後に改良型He100(EMS-10ヅダ)が登場、プロパガンダで期待の新型機として公に宣伝されるが……。
といったところが共通点だね。
あの作品は実在した兵器をヒントにしたものが多いようですな。
オッゴ→軽駆逐戦車ヘッツァー
ゲム・カモフ→M10パンター
などなど。
作ってみた感想のコーナー
なんか組みにくかった気がするね。
タミヤのBf109がとても組みやすかったので、それの反動というのもありますが。
部品の合いが悪く、自分で削ったり埋めたりする必要がある。
また部品を合わせるためのピンがないので、その辺りの取り付け位置の指示も曖昧だったりする。
どうしても簡易インジェクションキットにありがちな問題点に遭遇することになる。
筆者が脚の角度を間違えて作ったのも、その辺りが原因かな?
今回作ったのは品番92138のドイツ空軍仕様。
本キットではルーマニア軍仕様が他に含まれていますな。
同時発売された品番92140では、スペイン内戦のコンドル軍団やそれ以降のスペイン軍所属機が作れます。
ここはお好みで選ぶと良いでしょう。
簡易インジェクションキットはマイナー兵器がプラキットとして手に入るという所が最大のポイントだね。
通常のインジェクションキットに比べるとやや値段が高いとはいえ、レジン製のガレージキットとかに比べれば数や値段の面で入手しやすい。
筆者の在庫にあるものもほとんどが試作機や計画機、大戦中あまり目立たなかったイタリア軍の戦闘機ですな。
そういえば筆者の簡易インジェクション在庫を漁っていたら、こんなものが。
同じHe112Bのキットだね。
確か今回のキットを買う以前に筆者がブックオフで購入した……。
あれ、RSモデルズの文字が。
ということはこちらのほうが古い製品なのかな。
何時ごろの発売なんだろう。
箱を開けて改めて確認したところ、どうやら今回作ったものとはデカールと風防が異なるのみで、プラパーツは同一のようだ。
もしかしたら今回のキットの合いが悪かったのは、元が古いものだったからかも
しれないね。
何時になったこちらは完成するのかな?
何時になるんですかね。
何時になるんだろうね。
今回はここまで。
次回は別のキットの組み立て予定だけど、機を見て本機の主脚を直したいところ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット