ZTS PZL.37ウォシ 製作記④

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

ZTSのPZL.37ウォシを作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は主脚やエンジンを組んで、飛行機らしい形にした。

今回は残る風防を取り付け、そのまま塗装に入ってしまおう。

レーナ
レーナ

ここから一気に進みたいところだね。

アドルフ
アドルフ

とにかく爆撃機キットの難所である風防。

ここをどうにか突破したいところです。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回のはいつも以上に手ごわそうだ。

それでは作業を再開しよう。

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風防の組み立て

アドルフ
アドルフ

風防は先端・操縦席、後部上部銃座の3箇所です。

画像の手前に写っている丸いものは……。

ヴァルダ
ヴァルダ

おそらく着陸灯辺りだろう。

これは同じクリアーパーツに含まれている59番パーツと組み合わせることで展開状態にもできる。

今回は収納状態で組む予定だ。

レーナ
レーナ

……というかせっかくのクリアーパーツがガタガタなのは気のせいかな?

風防もなんかヤスリで引っかいたような跡があるし。

アドルフ
アドルフ

各風防はいずれも合いが悪いので、本体側や風防側をそれぞれ削って調整しています。

操縦席部分のは主に本体側を削っていますな。

前方のはとりあえず風防側を少し削って……。

ヴァルダ
ヴァルダ

ぴったりは難しいので、多少の隙間は無視して進める。

塗装の際に内部に吹き込まないか心配だけどね。

ヴァルダ
ヴァルダ

前部風防は傷が酷かったので、一度紙やすりを2000番までかけてからコンパウンドで磨いている。

それでも消えなかったので、最終的に他の風防パーツとともに光沢のクリアーでコートしている。

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アドルフ
アドルフ

この作業は以前Me328でやりましたな。

しかし今回は窓枠の多い爆撃機。

あまり磨くと窓枠が消えてしまうので、ほどほどのところで止めておきます。

ヴァルダ
ヴァルダ

前方の風防には内部から機銃パーツを接着。

それとせっかく磨いた後なんだけど……

このタイミングで筆者が風防のど真ん中にパーティングラインが走っていることに気がついた。

レーナ
レーナ

というかこの機銃周り、ディティールがまったくないような。

アドルフ
アドルフ

機銃周りの風防正面、実物では機銃とその上下に3分割された窓があるようです。

このキットではおそらく金型の抜きの都合で再現されていないのでしょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえずパーティングラインは急遽削って、再び磨き直している。

3分割された窓は塗装の際に塗り分けて再現するので、ここではそのままだ。

アドルフ
アドルフ

どうも機銃周りの区画はカバーみたいなもので覆われているようですな。

とりあえず黒で塗ってそれらしくしておきます。

レーナ
レーナ

前部風防も接着。

いつものセメダインで……。

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アドルフ
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その後は難所マスキング。

爆撃機は窓枠が多い上に、先ほどの研磨で窓枠が消えかかっていますな。

わずかに残った線と筆者の勘を頼りにして進めていきます。

ヴァルダ
ヴァルダ

板状のクリアーパーツ、22番パーツは正面下部に付くようだ。

完成直前に取り付けることにして、ここではマスキングするのみに留めておく。

レーナ
レーナ

ここではまだマスキングしていないけど、機銃周りも後でテープを貼っているよ。

せっかく黒く塗り分けたし、なにより機銃の取り付け部分に隙間があるからね。

組み立て完了!

アドルフ
アドルフ

風防を取り付けこの状態で塗装に入ります。

双発機だけあってまずまずのボリュームですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

そのまま塗装も済ませてしまおう。

塗装図の確認

アドルフ
アドルフ

キット付属の塗装図はこんな感じに4種類収録です。

今回はIII番のルーマニア軍所属のB型で仕上げてみましょう。

レーナ
レーナ

下面はライトブルー、上面はカーキの指示だね。

ポーランド機は上面が茶色っぽく見えたり緑色っぽく見えたりして難しいというか。

アドルフ
アドルフ

とりあえず以前組んだ同じポーランド機のPZL.23カラシュに合わせたものにしてしまいましょう。

下地の塗装

アドルフ
アドルフ

とりあえず下地から。

  • 風防の下塗り→タミヤアクリルのミディアムグレイ
  • 全体の下塗り→Mr.サーフェイサー1000
  • 識別マークの下地→ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォ・ホワイト
  • 黄色の識別帯・三色旗→Mr.カラーのRLM04イエロー
  • カウリング先端→Mr.メタルカラーのカッパー
  • 主脚、脚カバー内部・プロペラなど→Mr.カラーのシルバー

ですな。

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レーナ
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また懐かしい旧ビンのカッパーが。

アドルフ
アドルフ

元々は10年近く前に筆者がヅダを塗るために確保したものですな。

成分が劣化しているのか、磨いても光らないという。

レーナ
レーナ

ヅダも4機買ったのにまだ半分の2機しかできあがっていないという。

早く進めないと。

尾翼の三色旗を塗り分ける

アドルフ
アドルフ

尾翼の三色旗はデカールが付属しませんので、塗装で再現しましょう。

一番発色の弱い黄色を先に塗ったので、残りは赤と青。

発色を考えると赤を優先したほうがいいので、先にそちらを塗ります。

ヴァルダ
ヴァルダ

黄色をマスキングしてMr.カラーのレッドを吹き付ける。

ここは丁度前に作ったHe112と同じような流れだね。

アドルフ
アドルフ

続いて青を。

今回はMr.カラーのインディーブルーを使用しています。

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レーナ
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ルーマニアの青って難しいよね。

明るい青だったり紺色寄りだったり。

アドルフ
アドルフ

模型でもキットによって青の色調は異なりますな。

今回は国籍マークに合わせて明るめの色を選んでみました。

本体色の塗装

アドルフ
アドルフ

青部分もマスキングしたら、下面を塗ります。

指示では単純にライトブルー。

今回は以前のカラシュ同様、Mr.カラーのライトブルーを塗っています。

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レーナ
レーナ

ドイツ機向けとはビンに書いてあるけど、筆者はRLM各色を使っているからドイツ機には使っていないね。

アドルフ
アドルフ

番号からしてRLM各色が出る前から発売されていたもののようですな。

筆者はこの色は主に非ドイツ機のライトブルーとして使用しています。

アドルフ
アドルフ

下面を簡易的にマスキングし、上面の塗装。

こちらも以前のカラシュ同様、Mr.カラーのオリーブドラブ(1)で塗っています。

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レーナ
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今度は米軍向けと書かれた塗料だね。

アドルフ
アドルフ

米軍向けも今はMr.カラーの300番台にFS云々のシリーズがありますな。

塗料の説明はあくまで参考程度。

好きな色で塗ってしまいましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

番号の若いMr.カラーは比較的手に入りやすいのが利点だ。

100番台は300番台は小規模な家電量販店なんかだと置いてないことも多いからね。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

これでエアブラシ塗装は終了です。

マスキングを剥がすとこんな感じに。

レーナ
レーナ

左垂直尾翼の青い部分が少し狭いかな?

塗り分け自体はいい感じにできているけど。

アドルフ
アドルフ

He112のときと違って、参考になるデカールが付属しませんでしたからね。

尾翼幅も中途半端で、測ってもうまく3等分できない長さという。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえずそのまま進もう。

今回はここまで。

次回はマーキングとウェザリングをして完成に持ち込む予定だ。

レーナ
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続きは次回!

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