タミヤ 1/35 III号戦車N型製作記②

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
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タミヤMMシリーズより、III号戦車N型を作っていきます。

ヴァルダ
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前回は砲塔を組んだ。今回は車体を組んでいくよ。

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車体下部の組立て

アドルフ
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III号戦車は2枚の転輪を1組として片側6個の転輪を備えています。

組み立てる前に2枚の転輪同士の間を暗い色で塗っておきましょう。

ヴァルダ
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後々ここはエアブラシの塗料が入りにくいからね。使用したのは単純に黒。

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ヴァルダ
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転輪類の前にサスペンションなどを車体に取り付けておく。

ティーガーと違い転輪同士の間隔が広いので、サスのゲートやパーティングラインはしっかり処理しておこう。

アドルフ
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側面には脱出用ハッチがつきます。

……がCパターン塗装の車輌は廃止されていたので、そちらを選択した方はモールドされているアタリ線をヤスリで削り落としておくと良いでしょう。

ヴァルダ
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今回の車輌はBパターンの車輌。

アタリ線を参考にハッチを取り付けよう。

ヴァルダ
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後部の排気口にはエッチングパーツが着く。

以前のティーガー同様、ゼリー状瞬間接着剤の点付けで対抗しよう。

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アドルフ
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ちなみにこのエッチングパーツセット、「StuG III」と刻印されているとおり、元々III号突撃砲G型に対応したものだったようです。

同じ車体のIII号戦車にも問題なく使えるのでご心配なく。

ヴァルダ
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他のIII号戦車L型、III号突撃砲G型のキットでは別売りだったものが、このキットでは最初から付属する。

その分このキットはちょっとだけ値段が上がっているけどね。

 

 

転輪の組立て

ヴァルダ
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ここでようやく転輪達。筆者の気が変わらないうちにさっさと処理してしまおう。

アドルフ
アドルフ

ゲートとパーティングラインをヤスリやデザインナイフで削ってしまいます。

III号戦車の転輪は下部が片側6個。

上部が片側3個。

戦車模型としては標準的な内容となっています。

 

 

アドルフ
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車体下部の足回りがほとんど揃いました。

次は車体上部に行きましょう。

ヴァルダ
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車体前面には予備履帯を装備。

これは単純に履帯パーツを接着して再現する。

塗装のことを考えて車体には接着しない。

 

秘儀 ランナーつぶし

ヴァルダ
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ここまでの状態で写真のように、Aランナーにはもうほとんど部品が残っていない。

筆者の場合ここで「ランナーつぶし」と呼ばれる戦法をとるんだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

残った少数の部品を説明書の組立て手順を無視して先に切り出し、整形を行う。

そして部品のなくなったランナーはそのままゴミ箱へ。

アドルフ
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わざわざ少数の部品のためにランナーを持ち替える手間が省けます。

難点としては部品の番号がわからなくなる、取り付けるまでの間に紛失しやすくなるといったところでしょうか。

ヴァルダ
ヴァルダ

部品番号に関しては番号が書かれたゲート部分ごと切り出しておくのも手だ。

紛失に関してはチャックつき小袋で保管という方法もある。

それと某D社のような、説明書の部品指示表記ミスがよくあるメーカーのキットではあまりお勧めは出来ない感じかな。

アドルフ
アドルフ

あの会社のキットこそランナーが多いので、この戦法が使えれば多少作業性がマシになると思うのですが・・・・・・。

 

車体上部の組立て

アドルフ
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車体上部もBランナーにランナーつぶしを使ってみます。

同じランナー内の部品を先に切り出して整形、いらなくなったランナーはゴミ箱へ……。

ヴァルダ
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車体も基本はストレートに組んでいく。

切り出してゲートをヤスリで整形、部品を接着だ。

強いて言うなら前面のスペースドアーマーに転輪同様陰色を塗っておくことかな、特別にやることは。

アドルフ
アドルフ

あっという間に形に。タミヤのキットは素晴らしい・・・・・・。

ヴァルダ
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エンジンデッキ側面の吸気口はエッチングパーツを取り付ける。

先ほどの排気口同様、ゼリー状の瞬間接着剤を使おう。

ヴァルダ
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おっと、前面フェンダー内側のパーティングラインを消しておくように。

アドルフ
アドルフ

画像が暗くてわかりにくいですな……。

ヴァルダ
ヴァルダ

プラモ製作技術だけでなく、画像撮影技術の向上も求めたいところだ。

 

車体上下を合わせる

 

ヴァルダ
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ここまで来たら車体上下を合わせる。

ここは瞬着でがっちりと合わせておこう。

アドルフ
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形になりましたな。

 

 

 

ライトコードを追加する

アドルフ
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ティーガー同様ライトコードの追加作業を紹介しましょう。

アドルフ
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まず左前照灯のすぐ後ろに0.5mm穴を開口。ここにエナメル線を通します。

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アドルフ
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曲げながらノテックライト側にも穴を開けて線を通します。

線自体は瞬間接着剤で留めます。

・・・・・しかしやりにくいですね。前照灯も作業中に折れてしまいましたよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

ライト類を固定する前にやるべきだったね。

 

溶接跡の追加

アドルフ
アドルフ

前面装甲には溶接跡。ここも以前のティーガー同様伸ばしランナーとセメント接着剤を使用しています。

タミヤ 1/35 ティーガーI初期型製作記③
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フェンダーを薄くする

ヴァルダ
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こちらは今回新しく紹介するフェンダー薄々加工だ。

ヴァルダ
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やり方は簡単。

デザインナイフでパーティングラインを消すように、カンナがけをしてパーツを薄くする。

ヴァルダ
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せっかちな人はモーターツールを使って削るのもいい。

ただしコントロールが難しいので、大まかに削って最後はデザインナイフで整えるのがおすすめ。

ヴァルダ
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薄くなったフェンダーは簡単に曲がるので、軽く力を加えてダメージ加工をしてみるとそれらしくなる。

アドルフ
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この作業、それなりに力が加わるので他の部品が折れたり取れたりする被害が出ました。

やはり細かい装備品を取り付ける前にこういう作業はしたほうがいいかと。

 

その他小加工

アドルフ
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フェンダー側面に一部モールドが彫られていない部分があったので、ここも彫りなおしておきます。

ヴァルダ
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アンテナはキットに付属しないので伸ばしランナーを使って作成。

長さ指定がなかったのでとりあえず5.5cmに。

これで車体側の小改造は終了。

 

人形の組立て

ヴァルダ
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このキットでは3種類の戦車兵を作ることが出来る。

  • Aタイプは通常の黒服の戦車兵。Cランナーに入っているため同じランナーを使用したL型のキットにも付いてくる。
  • B、Cタイプは熱帯仕様の制服で、右腕パーツでどちらか一方を選ぶことになる。

 

今回はピストルを持った熱帯仕様のCタイプ戦車兵を選択。

ヴァルダ
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必要なパーツを切り出して整形をしていく。

アドルフ
アドルフ

バラバラですな。

部品を紛失しないように……。

ヴァルダ
ヴァルダ

靴底が平らなので、デザインナイフで切れ込みをいれてかかと部分を独立させてあげよう。

アドルフ
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砲塔に乗せると足元は見えなくなりますが……。

ヴァルダ
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顔も顎や頬の部分を少し掘り込んでシャープに。

ここはあまり変わらなかったかもね。

ヴァルダ
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キューポラに乗せるとこんな感じに。

少々硬いポーズに見えるけど、ここでまた手をつけると進まなくなりそうだからこのままで行こう。

アドルフ
アドルフ

ハッチなどに手をかけるポーズのキットの場合、それらと入念なすり合わせをしておく必要がありますな。

この戦車兵はその必要がありませんが。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

忘れていた履帯を組み立ててようやく全ての部品が揃いました。

一部の部品は塗装の便を考えて接着せずにしています。

ヴァルダ
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筆者が眠いようなので我々もここまでにしよう。

次回は塗装作業からになるよ。

この記事で作っているキット

 

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