タミヤ III号突撃砲G型(フィンランド軍) 製作記③

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

タミヤから発売されています、フィンランド軍のIII号突撃砲を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は車体下部の足周りを組み立てた。

今回は車体上部や主砲を組んでいこう。

レーナ
レーナ

車体下部はあんまりフィンランド軍特有の装備がなかったね。

今回はどうなのかな。

アドルフ
アドルフ

この辺りからちょくちょく増えてくるはずです。

ヴァルダ
ヴァルダ

とはいってもまだ地味な範囲だけだと思うけどね。

それでは作業を再開しよう。

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戦闘室後部の組み立て

アドルフ
アドルフ

まずは車体上部の戦闘室後部から。

III号突撃砲がF/8型からG型になった際に最も変化した部分でもあります。

レーナ
レーナ

F/8型までは多面構成だったんだよね。

G型では戦闘室後部が1枚板になって、生産性や車内容積の拡張効果があったとか。

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アドルフ
アドルフ

F型、F/8型では天板にあったベンチレーターが後部に移されたわけですが……

以前のドイツ軍仕様のキット同様、ここは取り付け用の目印がありません。

ランナーに混ざっている付属の冶具でアタリをつけましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

それとエンジンデッキ中央にある赤く示した突起はフィンランド軍仕様では不要となる。

先に切り落としておこう。

エンジンデッキ周りの組み立て

アドルフ
アドルフ

続いてエンジンデッキや、車体前面側のハッチなどの組み立て。

車長人形を置くための台座など、ちょくちょくフィンランド軍版のパーツが混ざっていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここで注目するのは画像右下にある戦闘室前面装甲パーツ。

前期改修型で組む場合はそのまま。

後期改修型にする場合は端にあるフック部分を切り取ろう。

レーナ
レーナ

車体両側に丸太を載せるから、それが引っかからないようにするためかな?

アドルフ
アドルフ

エンジン吸気口部分など、奥まった部分は後で塗料が入りにくいので……

先に黒く塗り潰してしまいます。

使用したのは水性ブラックサーフェイサーですな。

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ヴァルダ
ヴァルダ

この後金網を貼り付けるから余計にエアブラシの霧が入りにくくなる。

ついでに車体下部の内部も塗り潰しておく。

こちらも前回表面に金網を貼り付けたね。

アドルフ
アドルフ

ここで前回も使用した別売りのエンジングリルセットの残りを取り付け。

瞬間接着剤を使って、網目を潰さないように……。

レーナ
レーナ

説明書には何故か吸気口側面のエッチングパーツ(3番・4番)の取り付け指示がないけど……

これだけ残しておくのもあれだし、一緒に接着しているよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

後に判明したんだけど……

後期改修型の場合、側面は丸太で隠れてほとんど見えなくなる。

おそらくそれが原因で取り付け指示が出ていないのだろう。

フェンダーの曲げ加工

アドルフ
アドルフ

フェンダーは薄く削って軽く曲げ、ダメージ表現を加えています。

これに関しては過去記事で触れていますので、詳しくはそちらを参照に……。

レーナ
レーナ

同じタミヤのIII号系列を使った記事だったね。

今回のIII号突撃砲でも応用できるから……。

アドルフ
アドルフ

ここまでできたら車体上下を合わせてしまいます。

反り・浮き防止のため、先に瞬間接着剤で点付けしてから、プラモデル用のスチロール系接着剤を流し込むとよいでしょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

フィンランド軍のIII号突撃砲は2010年の製品。

しかしベースキットは1995年発売。

90年代のキットにありがちな、戦闘室両脇の底面が開いたものとなっている。

ひっくり返さない限り見えないけど、気になる人はプラ板などでふさぐといいだろう。

今回は時短のためそのまま進む。

主砲の組み立て

アドルフ
アドルフ

続いて主砲。

合わせ目部分は序盤に接着済みなので、整形作業のみとなります。

レーナ
レーナ

主砲パーツはドイツ軍仕様のものとは微妙に違う新規パーツ。

マズルブレーキが横長になっているようだね。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

砲はプラ同士の接合で可動します。

ヴァルダ
ヴァルダ

塗り分けの都合上、ここでは接着せずに進める。

特にフィンランド軍仕様は迷彩がより複雑だからね。

戦闘室天板とその他車載装備の組み立て

アドルフ
アドルフ

更に進めましょう。

戦闘室天板と、車載装備ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

いくつか手を加える予定なので、それらは後述。

ここで注意すべきは画像下に写っているクランク。

車体後部に取り付けるんだけど、イモ付けな上に国籍マークのデカールと重なる位置に取り付ける。

レーナ
レーナ

塗装図で確認するとこんな感じ。

取り付け位置自体は周りのリベット部分があるからまだわかりやすいね。

塗装・マーキング後に接着したほうがいいかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

その場合は接着剤で塗装面を荒らさないようにする必要があるけどね。

マークとクランクが重なるのは左側のみ。

なので筆者はクランクの右側だけ接着し、左側は車体から浮いた状態にする。

これならデカールを隙間にスライドさせて貼り付けることができる。

アドルフ
アドルフ

そのほかの加工は

  • ジャッキ→4つ足部分が板状に省略されているので、削り込んで再現
  • ライト→台座に破損防止のためか実物にない塊が成型されているので、削ってL字の板状に。
  • 牽引ロープ→糸を取り付ける穴が浅いので、削り込む
  • 天板→3つのピルツ(筒状のディティール)を説明書の指示通り削り取る

といった感じに。

ヴァルダ
ヴァルダ

ジャッキについては過去記事参照。

ちなみにここまで手をつけておいてなんだけど……

今作っている後期改修型にはジャッキは搭載しない。

前期改修型のみ搭載する。

アドルフ
アドルフ

筆者がよく確認せずに組んだようですな。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

ここまででこんな感じに。

だいたい形になってきましたな。

レーナ
レーナ

フィンランド軍仕様のパーツをいくつか取り付けたけど、まだまだドイツ軍仕様とあまり変わらないね。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここで中断。

次回は雑具箱や兵士など、よりフィンランド軍版独自のパーツを取り付けていく予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

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