タミヤイタレリシリーズの第29弾、セモベンテM42 da75/34(ドイツ軍仕様)を作っていきます。
前回は兵士の人形を塗って、車輌はマーキングを済ませた。
今回はウェザリング作業を行って完成させよう。
よしよし、これで完成だね。
内装の組み立てやら塗装やり直しやらで筆者が消耗してしまっているので、放り投げられないうちにさっさと完成させてしまいましょう。
あと一息!
車体上部のウェザリング
まずはスミ入れ兼ウォッシングから。
タミヤエナメルのバフを薄めて車体全体に。
スミ入れ用のブラウンをリベット周りを中心に流し込んでいきます。
これは以前組んだP40と同じパターンかな。
迷彩色を明るめにしたから、ここの色はもう少し暗めにしてもよかったかも。
続いてドライブラシ、チッピング等など。
ドライブラシはタミヤエナメルの明灰緑色。
チッピングはウェザリングカラーのグランドブラウンです。
主張の強い迷彩との兼ね合いが難しいですな。
・・・・・・なんかサスペンションとか雑具箱とかバラバラになっているんだけど。
どうも先ほどのエナメル塗料ウォッシングで接着部分が弱まったり、負荷がかかっていた部分に浸透したようですな。
どれも非可動の部分なので、再度接着してやれば問題ないです。
スケールモデルならまだ接着部分が外れるだけでいいんだ。
ガンプラなんかだとパーツの表面がそのまま割れたりする。
そうそう、ドライブラシについては過去記事参照だよ。
その後はマフラーとかの錆。
ここも過去記事参照に・・・・・・。
このセモベンテは工具類がほとんど載っていないので、錆汚れも箇所も少なめですな。
本来はエンジンデッキ中央のクランプ部分にセットされているようです。
後は給油口らしき部分周辺にエナメル塗料の混ぜ物を撒いてオイル汚れ。
これも過去記事参照に・・・・・・。
車体下部の汚れ
車体上部はある程度汚しが出来たので、足回りのウェザリングに移ろう。
泥汚れはウェザリングカラーのグレイッシュブラウン。
それと同溶剤で溶いたウェザリングマスターAセットを塗ってみた。
あれ、今回はウェザリングカラーの溶剤でウェザリングマスターを溶いたんだ。
先に塗ったグレイッシュブラウン用に皿に出したのが余っていたんでね。
筆者としてはアクリル溶剤に比べて少し臭いが気になるようだったけど、
いずれにしても溶剤成分が強すぎるとビチャビチャした感じになるので注意ですな。
逆にそれを利用して跳ねた泥を再現する手もありますが。
最後の組み立て
最後にアクリル塗料のつや消しクリアーで各種ウェザリング資材を定着しつつ、先ほども登場したウェザリングマスターAセットで砂埃を表現。
その上から更にクリアーコートで定着。
乾燥後は履帯を取り付け。
瞬間接着剤で弛みをつけつつ上部転輪や起動輪、誘導輪に接着していく。
瞬間接着剤を使っているものの、固着まで時間がかかる。
しっかり抑えておこう。
そして残りのハッチとかを組み立て。
ハッチはヒンジ部分にピットマルチをつけて、簡易的に開閉選択式にしているよ。
お疲れ様です。
これでセモベンテM42がようやく完成しました。
以下、ギャラリーとなります。
タミヤイタレリ セモベンテM42 da75/34(ドイツ軍仕様) 完成!
・・・・・・あれ、せっかく作った人形を乗せていないよ。
ハッチ表側の迷彩を確認したかったんだ。
今から乗せる。
セモベンテはハッチが大きいので開けると内部が目立ちますな。
簡易的ですが塗り分けておいて正解でしたな。
その分作業が増えるけどね。
面倒な人は兵士を乗せずハッチも閉めて固定してしまおう。
作ってみた感想のコーナー
なんだろう、ちょっと工数が多かったような。
内部の組み立て&塗り分けがあったのと、筆者が一度塗装をやり直していたからね。
一見パーツが多く見えるけど、バリエーションの都合か不要パーツも多数なのでそこまで部品は多くない。
組み立てとしては戦闘室周りの箱組みに注意すれば大丈夫な感じかな。
筆者は上手く合わなかったのか、天板を多少削って整形しているようだけど。
元が古いのか流石に最新キットと比べると多少合いが曖昧なところもありますが、許容範囲かと。
同じイタレリ製品のP40と比較すると部品の反りもなく組み立て難易度も低いように感じますな。
塗装については筆者がやらかした通り、ベースのグリーンだけエアブラシ塗りで上の迷彩は筆塗りで済ませている。
帯状になったサンドイエローの再現が肝になりそうだね。
もう1つのBパターンの塗装はイエローベースにグリーンとブラウンの塗装だから、筆者のようにドイツ軍車輌迷彩に慣れている人はこちらのほうが難易度は低そうだ。
ただ筆者は今回
「ドイツ軍が後付けした履帯脱落防止パーツが装備されているAパターンのほうが、よりドイツ軍仕様っぽい」
といってAパターンを選択したのだとか。
単純に積みのP40が同じ迷彩だから、それの前座としてこのアメーバ迷彩を試してみたかったというのもあるけどね。
いずれにしろプラモデルとしては珍しいイタリア戦車だ。
完成すれば他国の車輌とは一味違った、独特の姿でコレクション映えすることになるだろう。
・・・・・・と言った感じで今回はここまでにしよう。
次回は筆者が中断していた、ハセガワA帯日本機祭りに戻る予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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