プラッツから発売されたイタレリ製品、アンツィオ高校のP40重戦車を組んでいきます。
前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て作業に入る。
主に合わせ目部分の接着、車体の箱組みかな。
何かこのキット、以前筆者が苦戦したようだね。
厳密に言うと同じくイタレリ製パーツを使った、タミヤパッケージ版ですな。
現在のタミヤパッケージイタレリ製品はタミヤ・イタレリシリーズとして、かつてイタレリが発売したものをアップデートして発売している。
なお同じイタリア車輌であるセモベンテM42 da75/34が近々発売する予定だ。
これは筆者は買うのかな?
ただ例のP40はそれ以前のスケール限定シリーズとして発売された。
こちらはアップデートはされず、ほぼそのまま発売されていたようだね。
このアンツィオ高校仕様ではなにか変わっているのか、変わっていないのか・・・・・・。
合わせ目を消す
説明書では車体の組み立てから始めていますが・・・・・・
乾燥時間をとりたいので、まずは真っ二つになっている部分を接着してしまいます。
見た感じ主砲、板バネ、マフラー本体、排気口部分ですな。
速乾の流し込みを使って接着。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
転輪とサスペンションの組み立て
続いて転輪とサスペンションを組んでいきます。
P40は2枚重ねの転輪が片側8個。
これをリーフスプリング式のサスペンションに装備しています。
大戦中でも比較的新しい車輌のはずだけど、保守的な構造となっている。
見た目は同国のそれまでの中戦車、Mシリーズとほとんど変わらない。
転輪は数が多いですが丁寧にパーティングラインを処理していきましょう。
それらをサスペンションで挟みこんだ後、接着してしまいます。
・・・・・・なんかすんなり組めましたな。
かつての筆者はなんか苦戦したような気がするんだけどね。
今回は普通に組み込むだけで問題ない。
筆者の記憶違いかな?
とはいってもかなりタイト。
サスペンション部分が剥がれないように、クリップでがっちり押さえながら接着しよう。
凹みが気になったので、サスペンション上部にはこの後パテを塗っている。
車体を箱組みする
乾燥時間が必要な作業があらかた終了したので、早速車体の組み立てを行います。
このキットでは板状の部品を箱状に組み立てていきます。
ゲートやバリがあると隙間が出来る原因となりますので、平滑になるよう処理しておきましょう。
とりあえずここで使う部品は5枚かな?
さて、筆者が組もうとしたのですが・・・・・・
どうやら部品が反っているようですな。
セメント系の接着剤では乾燥する前に剥がれて、接着剤によって溶けた部分がパーツを荒らす可能性があります。
これはタミヤパッケージ版でも発生していたはずだ。
筆者もはっきり覚えているらしい。
この車輌はリベット接合の車体。
あんまり接着剤でパーツを荒らすと、後で修正が面倒だね。
どうする?
というわけで乾燥時間が長い&強力な接着剤である瞬間接着剤アロンアルフアの出番。
まずは車体側面の前部から接着してみよう。
後部は一旦置いておく。
全体に塗るというよりは点付けというか。
結局流れて接合部全体に浸透するんですけどね。
前部が完全に固着したら、今度は中部や後部を接着。
剥がれないように数分間手で押さえておこう。
瞬間接着剤なのでそんなに時間がかからないはず。
お、いい感じ。
今回の戦果
そして各部接着。
今回筆者は車体底部のA1パーツに対して側面のA2/3を先に接着。
その後前後のA18/24パーツを後から接着して形にしている。
瞬間接着剤は強力ですが、落としたりして衝撃が加わるとパキっと接着部分が外れてしまうことがあります。
組み立て完了後、内側から速乾セメント系接着剤を流し込んでおくのもよいでしょう。
瞬着を点付けしたかったのはそのためでもあったり。
なんかこのキット、組み立てが大変だって聞いていたけど、今のところはそうでもないかな?
組みかけのタミヤパッケージ版はなにやら前面装甲の角度が合わなかったのか、無理矢理曲げたような跡がありますな。
経験の足りない当時の筆者が必要以上に身構えて作っていたのかもしれないね。
とりあえず今回はここまで。
次回はおそらく足回りの組み立てになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット