模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はタコムの新製品モイスヒェン超重戦車が完成しましたな。
今回は……。
またもう1つ2022年10月の新製品が残っている。
今回はそれを紹介する予定だ。
もたもたしていたらもう11月になっちゃったよ。
「新製品速攻レビュー」とタグをつけているので、早くしないといけませんな。
今回のお題 タコム VK168.01(P)
今回作るのはこちら。
タコムよりVK168.01(P)だ
またしても超重戦車だね。
ボックスアートもそれらしく……。
おそらくベルリン戦ですかな。
VK168.01(P)とは?
それは第二次世界大戦中盤の1941年末から翌年にかけてのことだった。
「ソ連軍は現在のT-34やKV-1をも上回る性能の新型戦車を投入してくる」
そう確信したドイツ第三帝国の総統閣下。
彼は
「現時点で作れる最高の火力と防御力を持った戦車」
の開発を指示する。
……ということをここ最近何度も説明したね。
後の超重戦車マウスになるものだよね。
今までに作ったマムートやモイスヒェンはそれの計画段階の設計案だったわけで。
今回作るVK168.01(P)もそのマウス計画案の一種だ。
マムートは最初期の案、モイスヒェンは後期の案だったけど……
VK168.01(P)はモイスヒェン同様比較的後期の案とのこと。
大きな違いとしては砲塔の搭載位置。
- モイスヒェンは車体後部に砲塔を搭載し、機関室を車体中央に配置
- VK168.01(P)は車体前部に砲塔を搭載し、機関室は車体後部に配置
となっている。
ドイツ軍戦車としては珍しい前のめりスタイル。
ちょっと違和感を感じるのは気のせいかな?
ただポルシェティーガーは砲塔が前部搭載型だったので、その系譜としてみれば何となく飲み込めるような。
最終的にモイスヒェン同様の後部砲塔搭載の案が採用されて、マウスが実際に試作されるんだけどね。
そんな戦車だけど、タコムから新製品としてモイスヒェンらと同時発売された。
今回はその設計案だけに終わった幻の超重戦車を作ってみよう。
箱の中身を確認しよう
それでは箱を開けてみよう。
中身はこんな感じ。
一見するとモイスヒェンとあまり変わらないけど・・・・・・。
プラパーツその1。
砲塔パーツのDランナーと起動輪・誘導輪のRランナーはモイスヒェンにも流用されている。
それ以外の部品はどうやらこのキットのみの付属品。
車体はモイスヒェンによく似ていますが、別形状のパーツ。
こちらは車体側面に取り付ける装備品類が付属しており、それの取り付け穴がありますな。
プラパーツその2。
履帯はモイスヒェン同様のもの。
サスペンションや転輪はマムートの流用品だ。
ランナータグに刻印された番号でわかる感じかな?
各ランナーや車体下部内部に品番が刻印されていますからね。
- 2156→マムート
- 2158→VK168.01(P)
- 2159→モイスヒェン
ですな。
ちなみに抜けている2157はオイ車のことです。
その他パーツ。
- エッチングパーツ
- 金属ピン
- デカール
- ポリキャップ
となっている。
エッチングパーツは形こそ違うものの、モイスヒェンに似た内容だね。
エンジングリル内側の金網と、砲塔側面のピストルポート周辺の。
紙媒体は説明書のみ。
表紙の側面図だけで前のめりの砲塔がよくわかりますな。
塗装は4種類収録。
こちらもモイスヒェン同様、特定の部隊マークなどは収録されていない。
また実際に製造もされていない。
塗装図を参考にするもよし、想像に任せて好きに塗ってしまうもよし。
筆者はまたグレー1色で塗るのかな?
次回へ続く……
今回はここで中断。
次回から組み立て開始となる。
この記事を書いている時点では、まだ筆者は本キットを完成させていないようですな。
例によって足周りの部品が少し多いからね。
またモイスヒェンと違って装備類が充実している。
塗り分けとかの手間が増えそうだ。
詳しくは次回以降に見ていくことになるだろう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット