タミヤ新製品、KV-2重戦車を作っていきましょう。
前回は説明書の指示を無視して砲塔を先に組み立てた。
今回は指示通りに戻って、車体下部や足回りを進めていこう。
気がついたら3月も折り返し地点。
急に暖かくなってきたね。
筆者としては塗装時の窓を開けた際に、寒気が吹き込まないのが嬉しいそうですな。
そのままモチベーションが上がって作業速度も上がるといいんだけどね。
さて、今回の作業に入っていこう。
車体の箱組み
それでは車体の基部を組み立てていきましょう。
本キットの車体は板状パーツの箱組み。
先に底面のC5番パーツと仕切りのB14番パーツを接着してから、後面のB16番パーツそして両側面と他の部品を組み立てていきます。
側面パーツのC1/C6番パーツは内側から0.8mm径の穴を開けるよ。
組んだ後からだとやりづらいので、ここは先に・・・・・・・。
筆者は十数年以上前に手に入れたダイソー製のピンバイスを使っていますな。
流石に100円のものなので、普通のものと比べると切削能力が低く作業のしづらさはありますが・・・・・・。
安物の割りに耐久力がある。
十数年たった今でも筆者は使っているね。
0.5mm径のドリル刃は面白いように折れますが。
ついでに上面パーツも用意。
こちらも0.8mm径の穴を開けるので注意ですな。
後部のエンジン点検ハッチと前部の操縦手ハッチは開閉選択可能だ。
開けた状態にする場合は上面C3番パーツのピンを切り取り、ヒンジのA11番パーツを接着しよう。
筆者は今回閉じた状態にするので、特に手を加えずに進める。
このキットには操縦手のソ連兵も付属します。
操縦手ハッチを開ける場合は更に人形の台座となるG21番パーツを接着しておきます。
こちらも今回は接着しません。
筆者は手持ち資料を基にドイツ軍鹵獲車で作るからね。
余談だけどここで組み込む車体後部のB21パーツの部分。
このKV-2や初期のKV-1では丸みを帯びた形状をしているけど、後期のKV-1では角ばった形をしているようだ。
もし後期の車輌が発売させるようだったら、この辺りは注目のポイントになりそうだ。
筆者はここの開設以前以後共にいくつかKVは作っていますが、どれも丸みを帯びた初期型でしたな。
組み立て終わったら各部パーツを組み立てていきます。
部品の合いはよいですが、念のため接着剤が乾くまでテープで仮留めしておきましょう。
あっという間だね。
・・・・・・そういえばトランペッターのKV-1Eではエンジンデッキ状のフックパーツは別パーツだったけど、このキットは一体成型なんだ。
一体成型の分組み立ての手間は省けるけど、精密さでは一歩譲る感じだ。
当然フック部分は開口されていない。
ここは組みやすさか精密さかの好みだね。
更に上面パーツを用意します。
まだまだ取り付ける部品はありますが、とりあえず説明書の順番通り目立つものから・・・・・・。
前面の部品が多いみたいだね。
取り付けるとこんな感じに。
だいぶ形になってきましたな。
どういうわけか前面上部のC2番パーツが少しはまりにくかった。
筆者が変な角度をつけて他の部品を接着したか・・・・・・。
下手に乾燥時間をとらないで一気に作業したほうがよかったかな?
そっちのほうが各パーツ調整しやすいし。
最終的にうまくはまったので、そのまま進みましょう。
サスペンションの取り付け
続いて足回りを組み立てる。
キットでは転輪を組み立てる指示が出ているけど、まずはサスペンション類から。
こちらを先に組み立てないとどっちにしろ取り付けられないからね。
KV-2はトーションバー式を採用している。
パンターとかと違って、転輪ごとの間隔が空いているからサスペンション部分が目立つね。
ここはパーティングラインを整形して・・・・・・。
誘導輪の基部は新規パーツであるG19/20番パーツを使います。
説明書にも記載がありますが、似たような部品であるB12/13番パーツと間違えないように・・・・・・・。
取り付け後はこんな感じ。
サスペンションは接続箇所が2つあるのでずれにくくはなっていますが、念のため平らなところで乾燥待ちを。
車輪類の組み立て
お次は転輪など車輪類。
2枚重ねの構造なので、間に陰となる黒色を先に塗っておく。
目立つものではないので適当に・・・・・・。
今回使ったのはタミヤアクリルのフラットブラック。
ということは今回の下地は黒になる予定かな?
筆者はグリーン系の戦車に対しては黒い下地にするパターンが多いですね。
その後は組み立て。
転輪はパーティングラインがガッツリついていたのでしっかり整形。
誘導輪はAランナーに似たような部品がついているけど、今回使うのはQランナーの部品。
間違えないように・・・・・・。
転輪は片側6個、上部転輪は片側3個。
この時期の戦車としては標準的ですな。
今回の戦果
起動輪のみ車体側にポリキャップを埋め込んで接続。
他の車輪はそのまま接続する。
今回はロコ組みをしたいので、接着はせずに置いておく。
また起動輪付近の泥かきであるB6/7番パーツもまだここでは接着しない。
試しに出来上がっていた砲塔を乗せてみるとこんな感じ。
こう全体像が見えてくるとテンションがあがるというか。
しかしこの状態ですと戦場に遺棄された車輌に見えますな。
今回はここまで。
次回は履帯の取り付けになる予定だけど、なんか筆者が考えているみたいだね。
続きは次回!
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