【2023年5月】タミヤ IV号駆逐戦車/70(A) 製作記⑤【新製品】

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

タミヤの新製品、アルケット社のIV号駆逐戦車を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は主砲周りを組み立てた。

今回は残りの部品やシュルツェンなどを組んで全体の組み立てを終了しよう。

レーナ
レーナ

何かやたら記事の進みが遅くない?

また筆者が薄く引き伸ばそうと画策しているのかな。

アドルフ
アドルフ

気のせいですな。

新製品なので、筆者が紹介したいことだらけらしく。

そのせいでまとめる我々に負担が。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここ最近同じような製品の記事が連続していたので、ダイジェスト版記事が乱発されていた。

その後だから余計に引き伸ばしているように見えるだけだね。

とにかくここで無駄に語っていても、本当に記事を薄く引き伸ばしているように見える。

さっさと作業を再開しよう。

 

 

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車体前面装備の組み立て

アドルフ
アドルフ

手始めに車体前面のまだ取り付けていない部品を取り付けます。

鉄パイプを組み合わせたようなトラベリングロックが特徴的ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

戦闘室を嵩上げしたので(V)ラングに取り付けられていたトラベリングロックでは届かない。

なので新たに開発されたようだ。

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アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

トラベリングロックは可動式。

細かい部品の紛失や、接着剤が余計な所に回りこまないように注意です。

レーナ
レーナ

左フェンダー上のボッシュライトはコードを追加しているよ。

これは過去記事で追加方法を紹介しているから、そっちを参考にしてね。

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シュルツェン架の取り付け

アドルフ
アドルフ

続いてシュルツェン架を準備。

鉄パイプのような筒状の部品がメインとなっており、より急造品感がしますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

シュルツェン周りは押し出しピン跡が飛び出しており、そのままでは唐突感がした。

パーティングラインやゲート処理のついでに削ってしまおう。

アドルフ
アドルフ

取り付け後はこんな感じに。

この辺りは細かい部品同士の組み合わせになるので、接着剤が完全乾燥する前に一気に作業をしたいところですな。

レーナ
レーナ

細かい部品だけどいわゆるパチピタ。

そこまで心配しなくて大丈夫だけどね。

 

 

兵士の組み立て

アドルフ
アドルフ

付属の兵士は半身像の車長が1体。

近年のキット特有の不思議な分割ですが……。

レーナ
レーナ

頭が帽子やヘッドフォンの一部と一体化していると思いきや、帽子のツバ部分が別パーツ。

すごい分割だね。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

ぴったりと合いました。

ただ帽子が外せないので、顔の塗装に少し苦労しそうですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ボトムは合わせ目ができる。

ここでは接着だけして、塗装直前に削って処理しよう。

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金網型シュルツェンの組み立て

アドルフ
アドルフ

ここで本キットの目玉、金網型シュルツェンです。

キットではプラ製の枠やフックと、エッチングパーツの網部分を組み合わせて作るようになっています。

レーナ
レーナ

タミヤは極力プラパーツで再現することが多いけど……

さすがにこれはエッチングパーツになったようだね。

ヴァルダ
ヴァルダ

金網部分は表裏があるので注意だ。

微妙に凹凸があるのが表側。

のっぺりしているのが裏側だ。

アドルフ
アドルフ

まずは各金網を枠パーツに接着。

エッチングパーツにはスチロール系接着剤が効かないので、ここは瞬間接着剤の出番。

筆者はゼリー状のものを枠に点付けして、その後エッチングパーツを乗せて組み合わせています。

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ヴァルダ
ヴァルダ

接着剤をつけすぎると網目部分が埋まるから注意だ。

レーナ
レーナ

その後はフック部分を接着。

上のフックはプラ製の枠部分にくっつくから、スチロール系接着剤で大丈夫だね。

 

ヴァルダ
ヴァルダ

下のフックはエッチングとの接着だから瞬間接着剤を使う。

シュルツェン架同様、ここの枠やフックも押し出しピン跡が多い。

気になる人は見える部分だけでも削って処理しておくといいだろう。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

壮観ですな。

レーナ
レーナ

こんなスケスケので防御効果があったのかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

元々シュルツェンは装甲の薄い箇所をピンポイントで狙撃してくるソ連軍の対戦車ライフルに対抗して装備された。

ただこれがバズーカなどの成型炸薬弾に対しても防御効果があることが判明。

当時は軟鋼製の単純な板状だったけど、戦争末期になってから鉄筋を金網状にしたこのタイプのシュルツェンが出現する。

この金網型シュルツェンは「トーマ・シールド」「トーマ・シュルツェン」とも呼ばれてる。

どうやら発案者だか開発者だかの名前が由来らしいね。

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アドルフ
アドルフ

以前は「金網なので対戦車ライフルへの防御を捨てた」と言われていましたが……

「目の細かい鉄筋なので対戦車ライフルにも効果がある」というのが近年の見解だとか。

戦争末期に登場したのも、板状のものに比べて製造に手間がかかるからと言われていますな。

アドルフ
アドルフ

シュルツェンはフックを本体側にひっかけるだけで装備可能です。

ここで少し使いこまれた感じを出すため、エッチングベンダーなどで曲げたりして歪ませたりしています。

あんまり曲げると枠との接着箇所から剥がれてしまうので、ほどほどに。

 

 

今回の戦果

ヴァルダ
ヴァルダ

ついでに前後のフェンダーも軽く曲げておく。

これで組み立て完了だ。

レーナ
レーナ

最新キットだけ合って、この段階で十分精巧さが伝わるね。

アドルフ
アドルフ

シュルツェン周りの押し出しピン跡処理が多かったぐらいで、それ以外は苦戦しませんでしたな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回は塗装作業になるだろう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

 

この記事で作っているキット

 

 

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