2023年5月の新製品、アルケットラングことタミヤのIV号駆逐戦車(A)を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回はウェザリングや兵士の塗装を済ませて完成させよう。
筆者の作業速度が落ちかけていたけど、何とか完成するみたいだね。
筆者がなにやらあちこち出かけていましたからね。
手に怪しい荷物を持っていましたが……。
それはさておき、作業再開といこう。
エナメル塗料を使ったウェザリング
手始めにエナメル塗料を使ったウェザリングを……
と思いきや、画像がこれしかありませんな。
どうもエラーが出ていたらしく、これしか撮影されていなかった。
施したのは
- スミ入れ兼ウォッシング
- ドライブラシ
- オイル染み
といったところ。
これらは過去記事でやり方を紹介しているので、それを参照にしてほしい。
強いて言うなら、ウォッシングを
- 凹んだ箇所→タミヤエナメルのハルレッド
- それ以外の平面→ガイアエナメルの埃色
に変更しているよ。
ハルレッドが強かったからか、いつもよりも少し暗めになりましたな。
クレオス製品を使ったウェザリング
続いてクレオスのウェザリング用品を使ったものを。
……こちらも画像がこれしかありませんな。
- ウェザリングカラーでキズ・錆び汚れ
- ウェザリングライナーで雨だれ・錆びだれ
といったところ。
これも当該記事を参考にしてほしい。
工具の柄にウェザリングカラーのステインブラウンを塗って、乾いた筆とかで跡をつけると木目っぽい感じになるよ。
簡単だけどそれらしく……。
トラベリングロックを修復する。
ここで問題が発生。
溶剤成分がよくなかったのか、トラベリングロックの軸が折れてしまった。
ここは0.3mm径のドリル刃と同径の真鍮線を使って作り直している。
ドリル刃で凹みをつけ、そこに真鍮線を差込み接着しよう。
もちろんドリル刃だけでは作業はできないので注意です。
筆者はタミヤの精密ピンバイスSにセットして使いました。
足周りのウェザリング
続いて足周り。
ここも過去記事を参照に……。
強いていうなら泥感を出すために、ウェザリングペーストのマッドブラウンを最初に塗布しているところが過去記事と違うところかな。
1945年冬~春の雪解け時をイメージしている。
泥の中を走行した感じなので履帯の接地面は今回シルバー系でピカピカにはしていない。
シュルツェンで隠れるし、そこまで神経質に塗らなくて大丈夫だろう。
兵士の塗装
兵士はフィールドグレーの服装。
ここも過去記事で手順を紹介していますので、そちらを参考にしていただければ幸いです。
今回は作らなかったけど、双眼鏡のストラップやヘッドフォンのコードを追加するとよりそれらしくなりそうだね。
少し作業が長引いて筆者の気力が足りなくなってしまったようです。
今回はこのまま進めましょう。
つやを消して仕上げる
最後につや消し。
水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹き付けます。
途中でタミヤウェザリングマスターAセットで砂埃をつけるのも忘れずに。
つや消し成分が強かったかな?
少し白っぽくなった気が。
冷たい空気感が出たと解釈して、そのまま進めよう。
最終組み立てをして、これで完成としましょう。
車長ハッチのペリスコープの内部が塗られていませんな。
この後塗っておきましょう。
以下、ギャラリーだよ。
タミヤ IV号駆逐戦車/70(A)
このキットはハッチ類が無改造でも開閉できるのがいいね。
トラベリングロックも可動し装着可能です。
その分部品が細かくなったので、破損に注意なわけですが。
そういえばさっき破損したのを修理していたね。
姉妹車輌であるIV号駆逐戦車/70(V)ラング。
そして原型車であるIV号戦車J型と並べるとこんな感じに。
(A)はちょうどその2つの中間的な外見をしているね。
- IV号戦車J型→1994年発売
- IV号駆逐戦車/70(V)ラング→2014年発売
- IV号駆逐戦車/70(A)→2023年発売
となっています。
同じような車輌ですが、細かいところでパーツの解像度が増していますな。
作ってみた感想のコーナー
少し変わった車輌がタミヤから発売されたわけだけど……。
筆者のこのキットに対する感想として、いいところは……
- 複雑そうに見える見た目とは裏腹にパーツの合いが良く組みやすい
- 金網型シュルツェンは精巧なエッチングパーツで実感十分
- 各ハッチ類は無改造で可動
気になった点としては
- 成型の都合上シュルツェン周りに押し出しピン跡多数。ただ軽く突き出たものなので処理は簡単。サッと削るだけで十分
といったところ。
難しそうな外見の車輌をうまくまとめた好キットだと判断しているね。
このキット以前にはドラゴンやホビーボス(旧トライスター製品)などがあったようですな。
筆者はそれらを組んだことがないので、比較はできませんが……。
今回のタミヤ製品はとにかく部品がぴったり合うのがうれしいところ。
筆者はエッチングパーツの取り扱いがそんなに得意じゃないから、金網型シュルツェンの接着には手こずったみたいだけどね。
接着面積が狭いから、作業中に外れかかったり。
接着にはゼリー系瞬間接着剤がおススメだよ。
つけすぎるとせっかくの網目が埋まるから注意してね。
今回はここまで。
次回は……なにやら筆者が購入したようだね。
それの紹介になるだろう。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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