【2025年5月】タミヤ オチキスH39軽戦車 製作記⑥(完成)【新製品】

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

2025年5月に発売されましたタミヤMMの新作、オチキスH39を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は塗装やマーキングを行った。

今回はウェザリングを施し完成させよう。

レーナ
レーナ

今月最初の完成品。

最近は完成個数が減っているから、どんどん作っていきたいところだね。

アドルフ
アドルフ

オチキスが終わりに近づいてきたので、筆者が次に何を作るか悩んでいますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

この後はオチキスの巻き添えで購入した他2つのキットを仕上げたいところだ。

それでは作戦を再開する。

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兵士の塗装

アドルフ
アドルフ

車体のウェザリングの前に、兵士の塗装を済ませてしまいましょう。

詳しいやり方は過去記事のとおりです。

レーナ
レーナ

細かい顔周りは

「太い線で描いて溶剤で薄めて細い線にする」

みたいな。

それにしてもこの兵隊さん、黒いシャツがおしゃれだね。

アドルフ
アドルフ

……今気づいたのですが、黒いシャツはスミ入れ塗料がふき取れていなかっただけですな。

本来はフィールドグレーになっています。

ヴァルダ
ヴァルダ

黒い軍服は今回水性ホビーカラーのタイヤブラックで塗っている。

いつもなら先に顔とかを塗るけど、戦車本体の塗り分け時にビンから出したものが余っていたので、先にある程度塗っていたというやつだ。

エナメル塗料を使ったウェザリング

アドルフ
アドルフ

兵士は余計な塗料がつかないように端に除けておいて……

戦車本体を汚していきます。

手始めに

  • スミ入れ兼ウォッシング→タミヤエナメルのフラットブラウンとガイアエナメルの埃色
  • ドライブラシ→タミヤエナメルのバフ
  • エンジンデッキ周りのオイル染み→タミヤエナメルの混ぜ物(クリアーオレンジ&フラットブラック)
  • 排気管の錆下塗り→タミヤエナメルのハルレッド

といった過去記事通りの流れで……。

レーナ
レーナ

使用塗料がたくさん。

素人自体の筆者はウォッシングとドライブラシの2ステップだけで済ませていたんだけどね。

ヴァルダ
ヴァルダ

あれもこれも……と様々なものを導入していった結果、完成までの道のりが長引いて完成しなくなるというやつだ。

アドルフ
アドルフ

効果が薄いと思ったものは省略してしまってもよさそうですな。

車体上面のウェザリング

アドルフ
アドルフ

続いて他の資材での車体上面ウェザリングを。

  • キズなどのチッピングや錆だれ→クレオスのウェザリングライナー泥色セットより、ディープブラウン
  • 工具の木目部分や排気管の錆→クレオスのウェザリングカラーのステインブラウン

といった感じですな。

いつもならチッピングはウェザリングカラーを使用しますが、今回はライナーのペン先をチョコチョコ使ってつけています。

レーナ
レーナ

ライナー君は固形だから制御しやすいのがいいんだよね。

ただディープブラウンしか使っていないから、セットになっている他の2色の出番がないという。

アドルフ
アドルフ

筆者がもう一つ保有している錆色セットも、雨だれ用にスートブラックだけ使われているような状態です。

何か有効活用したいところですな。

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足周りのウェザリング

アドルフ
アドルフ

その後は足周りのウェザリング。

例によって、ウェザリングカラーによる泥とタミヤエナメル・クロームシルバーによる金属の擦れを追加していますな。、

ヴァルダ
ヴァルダ

本国防衛戦の市街地戦に投入されたイメージで仕上げるべく、擦れた履帯や土ぼこり汚れなど乾いた足周りに留めてドロドロ感は抑えている。

1945年1月のドイツ国内にいた車輌のようなので、雪系の汚しを施してもいいかもね。

レーナ
レーナ

ドイツ軍の鹵獲オチキス自体はそれ以前から存在したはずだから、あんまり時期とかに捉われなくていいかも。

アドルフ
アドルフ

1940年春のフランス戦での戦利品ですからね。

三色迷彩なので、1943年~44年辺りと想定してもよさそうです。

完成へ……

アドルフ
アドルフ

最後にタミヤウェザリングマスターAセットで砂埃をつけつつ、水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹きつけ。

最終組み立てをして完成ですな。

兵士やハッチは噛み合わせ部分に瞬間接着剤を薄く塗布することで、接着せず開閉選択式にしています。

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レーナ
レーナ

純粋なドイツ軍戦車とは違った、丸っこいフォルムが特徴的だね。

早速撮影に移ろう!

ヴァルダ
ヴァルダ

以下、ギャラリーとなる。

タミヤ オチキスH39軽戦車 完成!

レーナ
レーナ

砲塔側面下部に溶接跡をつけたけど、これはいらなかったかな?

実車だとこんなに目立っていないし。

……そういえばU字フックを一つ紛失していたんだっけ。

あれはどうなったのかな。

ヴァルダ
ヴァルダ

捜索隊を出したものの、結局U字フックは見つからず。

なので一番目立たなそうな、尾ソリ左側のフックがない状態となっている。

レーナ
レーナ

あらら。

アドルフ
アドルフ

出てき次第、取り付け予定ですな。

場合によってはカバーとかを追加して隠してしまう案もあるかと。

アドルフ
アドルフ

ここからは比較シリーズ。

まずは同じタミヤから、ルノーR35を。

筆者も気になっていた砲塔ですが、無改造で交換可能です。

レーナ
レーナ

実物も砲塔本体は同じAPX-R砲塔なんだよね。

これを使えば短砲身の新型エンジン搭載「オチキスH38」や長砲身のいわゆる「ルノーR39」もできるというか。

アドルフ
アドルフ

ただ実物だとルノーR39は尾ソリ付きのものが多かったようなので、その辺りが気になりますな。

もちろんオチキスのものとは形状が異なるようで。

キューポラだけすげ替えて、ハッチ付きキューポラのルノーR35なんかもできそうです。

ヴァルダ
ヴァルダ

砲塔すげ替えは基本的には無改造でできるんだけど……

どうやらルノーR35のほうが砲塔リング直径がわずかに大きいようだ。

なので

「オチキス車体+ルノー砲塔」

だと少しキツめになる。

ほんのわずかなので、塗装した塗膜分の厚みかもしれないけどね。

レーナ
レーナ

オチキス車体の砲塔リングを一皮分ぐらい削るとスムーズになるかな?

アドルフ
アドルフ

続いてブロンコ製のオチキスH39と。

通常型も発売されていますが、筆者が以前組んだのは自走ロケット砲タイプですな。

レーナ
レーナ

ドイツ軍はフランス戦車を多数手に入れたものの、役割分担のできない一人乗り砲塔では想定していた戦車戦には向いていないと判断。

後方の治安維持や、改造しての自走砲運用がメインだったっていうやつだね。

アドルフ
アドルフ

並べてみるとこんな感じに。

タミヤ製に比べてブロンコ製は微妙に車体幅が狭く、前後幅が広いようです。

全体的にちょっとだけ細長いイメージですな。

レーナ
レーナ

車体よりも砲塔辺りが目立つかな。

以前ルノーR35の砲塔とも比較したけど、タミヤ製のに比べてブロンコ製は小さくて直線的というか。

アドルフ
アドルフ

タミヤ製のフランス車輌シリーズで一枚。

  • B1bis
  • マルダーI
  • ソミュアS35
  • シトロエン11CVスタッフカー

ですな。

厳密に言えばマルダーIは元がフランス製でドイツ軍による改造車輌ですが。

ヴァルダ
ヴァルダ

ついでに言うとソミュアS35は別売りデカールでドイツ軍仕様にしているだけだ。

後のキットは最初からドイツ軍仕様マークが含まれている。

B1bisはフランス軍仕様とドイツ軍仕様のキットが別になっているけどね。

レーナ
レーナ

シトロエン11CVは厳密には乗用車。

戦車とかと並べると、大きさ比較になって面白いんだよね。

パーツも少なくて値段もお手ごろというか。

……これでタミヤ製のフランス車輌はほとんど揃ったのかな?

アドルフ
アドルフ

まだここにいないものとして、シムカ5がありますな。

あれはシトロエン11CV同様の乗用車枠ですが……。

アドルフ
アドルフ

非タミヤ製のフランス車も集めて。

ずいぶんと増えましたな……。

ヴァルダ
ヴァルダ

内訳は

  • パナール178(AMD35)→タミヤ/ICM製
  • FCM36→ICM製
  • ルノーFT-17→プラッツ/モンモデル製
  • オチキスH39ロケットキャリアー→ブロンコ製

となる。

地味にフランス製車輌をリリースしているICMに注目だ。

アドルフ
アドルフ

これらの派生車輌も発売されているようですな。

パナール装甲車の鉄道タイプやら、FCM36の自走砲タイプやら。

レーナ
レーナ

見事に全部ドイツ軍に鹵獲されている……

と思いきや、マリー様のルノーFT-17が混ざっていたり。

グレー塗装だから一見鹵獲車輌に見えるけど。

アドルフ
アドルフ

実際はルノーFT-17もドイツ軍に鹵獲運用されていたようですな。

無論、後方の治安維持に使われたのがほとんどのようですが。

作ってみた感想のコーナー

レーナ
レーナ

今回の車輌は以前ブロンコで組んだものと同じだったけど、どうかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

それとの比較も入れて筆者の感想としては……

  • フランス軍・ドイツ軍双方の仕様が1パッケージで再現可能。生産時期による部品の選択が複数あるが、親切な解説と相まって組む際に迷わない
  • 部品の精度はいつものタミヤらしく良好。削ったり埋めたりの作業はほとんどいらない
  • パーツ成型の都合なのか、車体前面など一体化されているはずの鋳造部分の真ん中に合わせ目が発生する箇所があった。当然合わせ目を埋めようとすると梨地を削ることになるので、鋳造表現を加え直す必要がある
  • 大戦を通じて存在した通常の戦車型なので多数のマーキングがあるはずだが、キットに収録されたのは仏軍・独軍が各1種類ずつのみ。これは近年のタミヤキット全般で言えることだが

といったところ。

ブロンコ製品が操縦席や機関室再現をウリにしていたのに対して、タミヤは組みやすさ重視といった感じ。

特に履帯。

あちらは接着面積の狭い履板を1枚ずつ組んでいたから途中でバラけやすかったけど、直線部分が一体化されたタミヤ製品では途中での分解は発生しなかった。

アドルフ
アドルフ

OVMも筆者は今回のタミヤ製品が好みのようですな。

ブロンコ製品は特に斧がおもちゃっぽいといいますか。

もっとも、発売時期が20年近く離れているようなのでその辺りも考慮すべきですが。

レーナ
レーナ

ブロンコのは2006年辺りが初登場っぽいね。

というか同社のかなり初期の製品っぽいし。

ヴァルダ
ヴァルダ

近年のタミヤ製品はマーキングが少ないのが気になるところだけど、そこは別売りデカールを使ったり手描きすればなんとかなりそうだ。

R35と砲塔パーツをやりくりしても面白そうな。

アドルフ
アドルフ

短砲身・新型エンジン搭載のオチキス、H38とかが作れそうですな。

レーナ
レーナ

そういえば筆者の手持ちにオチキスH39に使えそうなデカールがあったり、タミヤのルノーR35が1つ放置されていたような。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

H39を複数買いしてまだまだ楽しめそうだけど、その前に他のキットを処理していこう。

次回は、今回のキットの巻き添えに購入されたものを紹介予定だ。

レーナ
レーナ

次回も、お楽しみに~。

この記事で作っているキット

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