アカデミー社から発売されているT-34中戦車。
それのドイツ軍鹵獲仕様を作っていきます。
前回は中身の紹介で終わってしまった。
今回から本格的に組み立てて行こう。
なんかこのキット、パーツ選択で随分見た目が変わるようだね。
筆者はどれで作るか決めたようだけど、他のも捨てがたいね。
迷っている人は4個買って全部作るというのをおススメする。
勿論、予算と時間があるならばの話だけどね。
筆者は他メーカーの鹵獲T-34を積んでいますからね・・・・・・。
ちなみにこのキット、2021年2月現在再販のお知らせが来ていますよ。
買うなら今のうち!
その前に、保有済みの同キットを片付けよう。
始めに 塗装選択と合わせ目消し
それでは作戦行動を開始する。
前回述べた通り、このキットは4種類の塗装が選べる。
各パターン塗装やマーキングだけでなく、装備が異なる。
組み立てる前にどのパターンで作るか選んでおこう。
筆者が今回選択したのはパターン3。
全体がダークイエローの単色で、砲塔の突撃砲用キューポラが目印ですな。
他のパターンは前回を参照に……。
とりあえず合わせ目消しを。
主砲付け根のパーツぐらいですかね。
塗装パターン4の場合は、車体側面に付く燃料タンクも合わせ目が出来るよ。
今回のパターン3は装備していないから手をつけないけど。
車体下部の組み立て
車体下部は箱組み方式。
内部からはサスペンションパーツを取り付ける。
T-34のサスはBTシリーズ同様のクリスティー式サスペンションだ。
聞きなれない名前のサスペンションだね。
発案者であるアメリカ人技師、ジョン・W・クリスティーの名前が由来ですな。
大型の転輪1つずつを、二重構造になった車体側面のコイルスプリングで懸架したものとなっています。
BTシリーズでは起動輪と第一転輪をチェーンで接続したことにより、装輪走行が可能でした。
しかし履帯を着脱する手間、装輪走行のための複雑な構造などの問題が発生する。
そのためT-34シリーズでは装輪走行機能は備えていない。
サスペンションは2パーツ構成。
スプリングパーツはJ22パーツの1種類。
スプリングの受けパーツは微妙な形違いで4種類あります。
写真の黒く示したピンをJ22パーツ左端の穴に接着。
オレンジに示したピン2本をJ22パーツの肉抜き穴に接着するよ。
そして車体に接着。
左右ともに前から2番目のみ形状違いを接着します。
更にサスペンションアームや外装パーツを取り付ける。
仕切りパーツであるI9パーツは先に取り付けたほうが良かったかもね。
どんどん接着していく。
ちょっとサスペンションアーム類の合いが悪いかな?
スプリングとの接続でアームのピンが曲がりかけているね。
起動輪側のギヤカバーも立てつけが悪かったですね。
瞬間接着剤で上手く合わせてしまいます。
先の箱組み時に歪んでいたんじゃないのかい?
先に外装を一気に組んだほうが良かったかもしれないね。
転輪の組み立て
続いて車輪類を組み立てます。
転輪は片側5個を2枚重ねに。
比較的少ない部類なので、組み立ては容易です。
ここも塗装によって転輪の種類が変わるよ。
ちなみに鋼製転輪はパーティングラインがない。
楽したいなら鋼製転輪3つの、塗装パターン1か4を選ぶといいかも。
車体にセット、まだ接着はしない。
接続部分はかなり緩いので、転輪をなくす前にさっさと次の作業に進んでしまおう。
履帯の組み立て ロコ組をする
履帯は組み立て式。
上下の直線部分のみ一体成型で、折り返し部分は1枚ずつの成型です。
・・・・・・押し出しピン跡がありますね。
無視しよう。
並べて接着剤を流しこむ。
接着剤が半乾きの状態で足回りに取り付け。
接着剤乾燥後、転輪と履帯を接着する。
これでロコ組完了。
1枚の写真に対して説明の情報量が多すぎるよ。
筆者が写真を撮り忘れていたんだ。
切りがいいので今回の作業はここまでにしよう。
次は車体上部の組み立てになりそうですな。
次回も、お楽しみに!
この記事で作っているキット