
グリーンマックスの72系・73系電車を4両分組んでみましょう。

前回はクモハ73を組み立てた。
今回は急遽モハ72に組み込むことになった動力ユニットの加工。
それと先頭車のダミーカプラーを取り付けてみよう。

確か動力ユニットはそのままだと取り付けられないってやつだね。

元々は完成品シリーズの旧動力をアップデートするものですからね。
ただ近年新たに発売されたセット商品などでは、接続用のアダプターとかが同梱されているようです。

筆者のは適当に買い漁った単品なので、そういうわけには行かない。
とりあえず先人達の情報を参考に加工していく。
モハ72に動力を組み込む


さて急遽動力ユニットを組み込むことになったモハ72。
動力は近年新しく発売されたコアレスモーター。
そのままでは取り付けができないので、一加工必要ですな。

さてどうなるのやら。

画像で黒く示した、本来の床下と接続するための出っ張りが邪魔になる。
まずはこれを削り取ってしまう。
本来なら箱組み前に行うのがいいみたいだね。


加工後はこんな感じに。
外から見えなくなるので、そこまで神経質にならなくて大丈夫ですな。


動力ユニットの両端にある黒いスペーサーパーツが車体に微妙に干渉した。
これも現物合わせで少しだけ削って調整する。


とりあえず削る作業は終了ですな。
お次は車体と動力を接続するため、パーツを継ぎ足すことに。

動力の側面の銀色部分。
ここになんか四角い凹みがあるね。

どうやら完成品の場合車体にツメがあり、それをこの動力ユニットの凹みに引っ掛けて固定するようですな。

じゃあツメを作ればいいんだね。


とりあえずプラ板を適当に切り刻み、現物合わせで車体に接着した。
多少緩いが何とかなるだろう。

これはかなり貧弱そうな。

あまりがっちりしすぎても着脱時に破損する可能性があるので……。

近年発売されたセット商品なんかだと、このコアレスモーター式動力ユニットを組み込むためのツメであるアダプターパーツが付属するらしい。
またグリーンマックスの関連ブランド、クロスポイントではそのアダプターが別売りされているようだ。
どうも一般販売ではなく、グリーンマックスの直営店のみの取り扱いみたいだけどね。


ツメ部分の接着剤が完全乾燥する前に位置を確認。
とりあえずこれで何とか組み込めましたな。

加工が必要なだけあって、鉄コレなんかより少し手間だ。
筆者が慣れていないというのもあるけど。


これでモハに動力組み込み完了だね。
床下機器は少し緩かったから接着。
ゴム系接着剤が推奨されているけど、筆者はクリアーパーツの接着によく使うセメダインハイグレード模型用を使用。
プラを溶かさないからこういうときに便利だったり。
ダミーカプラーを取り付けるため台車のカプラーに手を加える


先頭車は連結機能のないダミーカプラーを取り付けます。
しかし台車側にもカプラーがあるので、そのままだと干渉します。
ここは台車側のカプラーポケットを画像のように切り取ってしまいましょう。

ダミーカプラーは見栄えでアーノルドカプラーに勝るけど、連結機能がないんだよね。
先頭車同士を連結させる場合は……。

ダミーカプラーを取り付けずアーノルドカプラーを使うか、カプラー自体を他社製品に交換してしまうか。
いずれにしろ台車マウント式でそのままだと前面のディティールと両立が難しい。
車体に直接取り付けるボディマウント式っていうのもあるみたいだけど……
社外品なんかだと自分で改造したりすることになる。
現時点で筆者はそこまで鉄道模型の改造については詳しくないので、今回はこれで進める。
今回は先頭車同士で連結する予定はないし。

筆者の手持ちに先頭車同士を連結する電車のキットがありますな。
それを作る辺りで導入したいところですが……。
今回の戦果


とりあえずこれで4両全てが揃った。
細かいところは気にせず、ほぼストレート組みだ。

まだまだグレー1色。
早く塗装をしないと。

今回はここまで。
次回がその塗装となる。

続きは次回!
この記事で作っているキット