積みから掘り出したサイバーホビーのキットで、黒騎士物語に登場するパンターG型を作ります。
前回は車体のツィンメリットコーティングを施して、それの乾燥待ちとなっていた。
パテが乾いたので早速続きといこう。
そういえば、部品の整形は待ち時間の間にあらかた終わっているんですよね。
ドラゴン系列のキットは細かい部品がチャック付き小袋に入って付属する。
空いた小袋はこんな感じに整形した部品をまとめておくのに有効活用できる。
極端に小さい部品はランナーごと切り出して、接着する直前まで切り離さないほうが紛失しにくいけど。
勿論、小袋目当てでキットを買う必要はありません。
チャック付き小袋はダイソー等でも探せばありますので……。
魔女の婆さんに誓って一つずつ部品を組んでやる
まずは既に取り付けていた排気管を除く、車体後部のパーツをとりつけていきます。
左側の排気管から延びた車間距離表示灯にはクリアーパーツが付きますが、ここではまだ接着しません。
ジャッキはなんと7パーツで構成されている。
タミヤに比べると倍近い部品数だけど、その分押し出しピン跡が見えないようになっている。
最初から4つ脚部分も再現されているのは高評価。
ちなみにハンドル部分の部品を選択して、使用状態でも組むことができる。
続いて車体前部に移動します。
操縦手ハッチ、通信手ハッチは開閉選択式で、開いた状態にする場合はあらかじめ内側からヒンジパーツを接着しておく必要があります。
今回は閉じた状態でしたのでハッチパーツのみ取り付けます。
他に内側からはクリアーパーツのペリスコープを接着する必要があります。
ここは後からの接着が難しそうだったので、塗り分け目的の分割は諦めて、塗装前から接着しています。
他に弄るところといえば真ん中に見える黒く示した、コの字状の突起かな。
上から別の部品を取り付けるから、削っておく必要がある。
エンジンデッキ周辺はこんな感じに。
ここはエンジングリル等最初からエッチングパーツが付属しています。
金属パーツの扱いが苦手な筆者ですが、比較的接着面積が広いこいつらはなんとか使いこなせるので、瞬間接着剤で接着してやります。
タミヤのものと比べてやや薄くて柔らかい感じがするね。
変な力を加えて曲げたりしないように・・・・・・。
苦難は突然やってくる 予備履帯の組み立て
車体後部側面には予備履帯が片側6枚乗る。
ただ、こいつらが結構曲者なんだ。
まずは本体を切り出して押し出しピン跡を軽くヤスって均す。
その後、センターガイド2本を接着する。
これを12個作る。
ゲートも履帯の凹部分に来るので処理しにくいですな。
その後、2個1組にしてラックパーツC39に接着、留め具パーツA3で固定する。
ところがC39が太すぎるのと、履帯パーツの穴が小さすぎるため、そのままでは入らない。
両者を削ってやる必要がある。
ついでに申し上げますと、留め具パーツA3もそのままでは入りません。
ここは0.5mm径ピンバイスで一度C39パーツに穴を開け直してやるといいでしょう。
今回の戦果
とりあえず車体の組み立てはこんな感じに。
部品の山がパンターの車体になりました。
砲塔を乗せてみよう。
こちらもコーティング後に取り付けてなかった部品があったので、ここでとりつけた。
今回は短いけど、この辺りで作業を止めよう。
予備履帯の件で予想より時間がかかってしまった。
イワンの戦勝記念式典には間に合うでしょう。
そういえば、バウアー大尉の車輌には側面にシュルツェンが付くんですよね。
本キットには付属しないようですが……。
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