
タミヤの九七式中戦車チハを作っていきましょう。

前回は車体のウェザリングが済んだ。
今回は残る兵士を仕上げて完成させよう。

前の飛燕が実際は大晦日に完成していたから・・・・・・
ようやく今年最初の完成品だね。


タミヤの帝国陸軍モノが続きますな。

ただ車輌類の帝国陸軍モノはラインナップ数が少ない。
チハの仲間を作る人はファインモールドのお世話になるだろう。

そのうちここにもファインモールドの帝国陸軍モノが登場するかな?

筆者の気まぐれ次第だ。
とりあえず、タミヤのチハを完結させよう。
兵士の塗装 顔編

兵士は車輌を塗った際に、全体へ白サフを吹いてあります。
最初に顔部分の塗装から。
今回は水性ホビーカラーの薄茶色を塗ってベースを作ります。

その後は瞳を塗っていく。
白目はフラットホワイト。
黒目とアイラインはフラットブラック。
共にタミヤエナメルだ。
瞳類は爪楊枝で塗料を乗せている。

なんか狸みたいな。

エナメル塗料は後で溶剤を使えば拭き取れるので、ここでは多少雑でも大丈夫。

続いて顔の上塗りを。
ここもタミヤエナメルです。
フラットブラウン・フラットフレッシュ・フラットホワイトを混ぜて3段階の色を作って、暗い部分から順に塗っていきます。

顔のシワ部分にはブラウンをベースにフレッシュを加えたもの。
中間部分には3色全てを混ぜたもの。
頬や鼻などのハイライト部分にはホワイトをベースにフレッシュを混ぜたものをそれぞれ塗っている。

アゴ周りは少し青っぽいのは気のせいかな?

ヒゲっぽい感じを目指してライトブルーをドライブラシしているようだ。
あまり効果は出なかったようだけどね。
兵士の塗装 服編

続いては服を塗る。
ここは主にタミヤアクリルの出番。
軍服はカーキ色。
それ以外はフラットブラウンやバフなどを使っている。
白い部分はサフを生かしてそのままにしている。

一気にそれらしくなったかな?

最後にスミ入れとドライブラシで陰影をつける。
スミ入れはスミ入れ用ブラック。
ドライブラシはタミヤエナメルのバフだ。
ここは車体とほぼ同じような流れに。

これで兵士が完成だね。

筆者はいままでにはほとんどドイツ兵しか作っていませんが・・・・・・
日本兵として少し違いは出ましたかな。



古いタミヤキットの兵士はどうも頭身が低めに造形されている傾向がある。
ただ日本兵の場合逆にそれらしくなるというか。
最後のつや消し

完成まであと少しです。
いつも通り、エアブラシでアクリル塗料のつや消しクリアー(フラットクリヤー)を吹きつけつつ、タミヤウェザリングマスターAセットで砂埃を付けていきます。

戦車学校の車輌なので、簡単な砂埃による汚れを中心に・・・・・・。

後は履帯をセット。
マルチプライマーを吹いたので、ポリ履帯だけどある程度は接着剤が効く。
瞬間接着剤で転輪にくっつけてしまう。
ハッチはピットマルチで簡易接着しているけど、形状上ちょっと固定が難しいかな。
重さに負けて垂れ下がってくるね。

とりあえず、これでチハたんが完成だね。
以下、ギャラリーだよ。
タミヤ 九七式中戦車チハ 完成!

対空機銃と車載機銃が両方装着されていますが、説明書によりますと実際は兼用だったようですね。
こだわる方はどちらかを外したほうがより自然かと。

あれ、せっかく作った兵士は?

今から乗せる。

やっぱり人形を乗せると大きさ比較にもなって生き生きしてくるというか。

やはりハッチが重みに負けてきますな。
リアルに見せたい方は接着固定してしまったほうが良いかもしれません。

以前作ったファインモールド製の知波単学園版との比較。
同じ57mm砲装備型だが車体が異なる。
タミヤは旧車体でファインモールドは新車体。
車体後部両側面の排熱口周りが区別するポイントだ。

蓋が板状で側面が空いているか、湾曲していて側面が塞がれているかの違いだね。
そういえば今回のタミヤ製は千葉陸軍戦車学校所属だけど、知波単も千葉の習志野にある設定なんだよね。

千葉陸軍戦車学校は現在の千葉県千葉市にあったんだけど・・・・・・
元々は隣の千葉県習志野市で1936年8月に仮開設。
同年12月に千葉市へと移転してきたんだ。

現在は陸自の習志野駐屯地があるから、どうしても千葉の軍関連だと習志野のイメージがあるけど・・・・・・。

ちなみに陸上自衛隊の習志野駐屯地、名前とは裏腹に所在地は習志野市ではなく更に隣の船橋市だったりする。
作ってみた感想のコーナー

組み立て簡単!といった感じかな。

タミヤの古いMMシリーズらしく、部品が少なくて値段も安め(2022年1月現在税込み2090円)
部品の合いも悪くなく、組み立てもそこまで苦労しない。
強いて注意するならハッチ取っ手類の部品が極端に細かいので紛失しやすいぐらいかな。

戦車模型というとどうしても複雑な迷彩で敬遠する人もいますが、チハは境界線のはっきりした迷彩の車輌が多いです。
筆者は茶色だけエアブラシ、残りは筆塗りで今回仕上げてみました。
茶色含め全体を筆塗りしてみるのも良さそうですね。

実際最初に塗った茶色はほとんど迷彩で塗り潰されちゃっているし。

初心者にもわりとおススメかもしれないね。
砲身が短くて一般の人が思い浮かべる戦車とはちょっと離れた見た目だけど。

この辺は好みの問題じゃない?
逆にマスコット的な人気もあるわけだし。

ガンダム好きな人に無理矢理ザクやズゴックを勧めるわけにはいきませんからね。
逆もしかり。

チハや日本戦車に興味がある人には、とりあえず作ってみてほしいキットだ。
今回はここまで。
筆者の作業が遅いせいで、記事が追いつきそうだね。
次は何にするかな・・・・・・。

チハたん∩(・ω・)∩ばんじゃーい
この記事で作っているキット
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