ラインの護り作戦に投入された、ティーガーII(キングタイガー)の続きを作っていきます。
前回は車体が組み終わった。
今回は砲塔を組み立てて、塗装。
そしてマーキング作業まで収録している。
順調順調♪
ところがこんなものが。
これは、筆者が随分昔に遺棄したティーガーII!
・・・・・・コーティングシートが貼られていますね。
筆者は第505重戦車大隊所属車で作ろうとしたが飽きてしまう。
その気になればいつでも完成できたのに
「ラインの護り作戦に参加した車輌じゃない。季節に合わない」
という理由で、後から購入した今回のキットに先を越されてしまった。
こいつもついでに、出来るところまで進めておきたいところ。
別の記事のネタにもできそうな……。
砲塔の組み立て
主砲は現在のタミヤキットではポリキャップ留めが主流ですが……
本キットはボルトとナットの組み合わせとなっています。
締めすぎず、緩めすぎずのところで留めましょう。
主砲後部には砲弾ラック、座席は車長、装填手用。
ハッチを完全に閉めると見えなくなるので、ここは省略してもいいかもね。
防盾はアルデンヌ戦線版のみ付属する段なしと、通常版と共通の段ありの選択。
今回作る008号車は段ありのほうを使うよ。
屋上のベンチレーターは防水カバーの有無が選択式。
今回は右側のカバーなしで作るよ。
砲塔側面には予備履帯を懸架します。
対空機銃は前回使った別売エッチングパーツに照準部分が付属していたので、今回ついでに取り付けます。
このキット、少し前のものだからか、キューポラや装填手用視察孔部分のペリスコープが省略されている。
気になる人は余剰パーツなどから持ってこよう。
筆者は使ったことがないけど、ファインモールド社から別売パーツが出ているようだね。
ティーガーII 組み立て完了!
これでティーガーIIの組み立てが完了。
塗装に入ろう。
今回は使いませんでしたが、本キットには兵士の人形4体と、DKW NZ350オートバイが付属します。
画像左上の兵士が通常版から引き続きついてくる車長。
画像左下がオートバイ本体。
画像右のランナーがアルデンヌ戦線版のみ付いてくる、車長、装填手、バイク兵、オートバイ後期型用パーツです。
他のキットに流用しても使えそうだね。
塗装の下地作り
まずは金属パーツの下地を作ります。
以前作ったIII号突撃砲同様、プライマー入りのサーフェイサーを使います。
ビンの注意書き通り、レベリング薄め液で希釈すること。
筆者がうっかり普通の薄め液を使ったところ、凝固してしまった。
あれはなんと表現すればいいか・・・・・・。
あれだね
熱湯で中途半端に固まった、チキンラーメンの上に乗った卵の白味。
そう、あんな感じ。
敵の攻撃を「そうめんのようだぜ」と言うくらい妙な例えですね・・・・・・。
ちなみに
- 卵自体を温めておく
- お湯を入れた後、どんぶりの蓋をしっかり閉める
に気をつければ、チキンラーメンの卵はしっかり固まるそうですよ。
今はチキンラーメンではなく、ティーガーを作っているところだ。
作業に戻る。
ここもIII号突撃砲のとき同様、マホガニーのサフと履帯色を吹き付ける。
本車は鋼製転輪で、ゴムリムが巻かれていない。
なので、転輪付近を黒くしておく必要はないかな。
車体色を塗っていく
今回のティーガーIIは三色迷彩。
いつも通り、ガイアカラーを使います。
まずはダークイエロー2を車体全体に。
その後はグリーン、ブラウンと迷彩を施す。
ここで1つ問題が。
キット付属の塗装図と箱側面の塗装図が異なる。
どうする?
今回は説明書の塗装図のほうに合わせる。
とは言ったものの、左側面しか塗装図が描かれていない。
その他の部分は好きに塗ってしまおう。
使用したのはオリーブグリーンとレッドブラウン。
砲塔で隠れる部分も塗っておきますが・・・・・・。
砲塔の跡が残っていますね。
細かいことは気にしない。
光と影迷彩を再現してみる
大戦末期のドイツ軍戦車には通常迷彩上に点を描いた「光と影」迷彩が施されていました。
今回作るティーガーIIにも、これを施してみましょう。
単純に迷彩に使った3色を、筆でちょこちょこ置いていくだけ。
あまり難しく考えずに・・・・・・。
強いて言うなら
- イエロー地にはグリーン
- グリーン地にはブラウン
- ブラウン地にはイエロー
の点を多めに置いている感じ。
デカールと部分塗装
この辺りでデカールを貼り付けてしまいましょう。
こちらが付属のデカール
上部に幾つかある白縁のは、オートバイ用ですね。
最上段には海外規制対策として、SS系のマークが隔離されている。
バイクのナンバープレートの他、一部のティーガーIIに貼る部隊章だ。
貼り付けるとこんな感じに。
008号車は部隊章を貼らない代わりに、Gのマークを使うよ。
ついでにこのタイミングで部分塗装も行います。
機銃などをタミヤアクリルのガンメタル。
車載装備の木製部分は水性ホビーカラーのウッドブラウンです。
今回の戦果
ここまでの作業での全体図はこんな感じに。
やはり塗装をすると、生き生きとした感じになりますな。
今回はここまでにしておこう。
次回はウェザリングなどを行って、完成かな。
この記事で作っているキット
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