ドイツレベルのハインケルHe177爆撃機を作っていきます。
前回は機内の塗装を行ったところで中断した。
今回は機内の部品を仕上げて組み込んでいこう。
なんかいつもの飛行機と比べて進みが遅くなりそうだね。
部品や風防の塗り分け箇所が増えたりしますからね。
塗装もマスキングが必要なスプリッター迷彩です。
筆者が戦闘機ばっかり作って、爆撃機を何時までも積んで放置している理由が、君たちにもわかるだろう?
とにかく、作業の続きを見ていこう。
コクピット等の細部を塗る
前回RLM66ブラックグレーで塗装をした内部。
細かいところを筆で塗り分けていきます。
キットの指定はレベルカラー。
筆者の手持ちにはないから、クレオスの各色やタミヤアクリルで塗り分けていくよ。
その後はデカール。
主にシートベルトや計器類が印刷されている。
シートベルト類はちょっと説明書の指示がわかりにくいかな。
他のドイツ機キットも参考にして……。
シートベルト類は座席にモールドがあるので、基本的にそれに合わせて貼り付けています。
続いてスミ入れとドライブラシ。
スミ入れはタミヤのスミ入れ用ブラック。
ドライブラシはタミヤエナメルのニュートラルグレイを使っている。
細かい部品が多いので、いずれの作業も部品を折らないように注意しよう。
過去記事も参照に……。
ここまでできたらコクピットなど内部の部品を組み込みます。
……が、先にクリアーパーツを接着しましょう。
クリアーパーツの接着にはセメダインのハイグレード模型用を使用。
瞬間接着剤なんかだと白化して透明パーツが曇ったりするから注意だ。
コクピットを組み込む
ここでようやくコクピットを組み込む。
ただ筆者が変な部品の組み方をしたのか、上手く入らなかった。
干渉していると思われる箇所を一部削って接着している。
ガリガリ削っているねぇ。
ちなみに一番手前に見える仕切りのG35番パーツ。
これは画像ではこの時点で取り付けようとしていますが、実際は胴体左右を貼り付けた後で接着する指示が出ています。
上手く胴体貼り合わせができなかったのも、おそらくこの部品を先に接着しようとしたのが原因かと。
そして貼り合わせ。
少々強度が気になるね。
何だろう、持つとなんかミシミシいうというか。
先に塗装をしたので、接着箇所に塗料が回っているのがいけなかったのかもしれません。
塗料が接着剤の成分を阻害して、強度に影響が出そうな。
乾燥後、合わせ目を整形するとこんな感じに。
実際は乾燥待ちに他の箇所を進めている。
塗料が接着剤に混ざって合わせ目が消えたかわからないよ。
心配だったので一度溶きパテも塗ってから整形している。
うーむ。
やはり接着面の塗料を溶剤でふき取っておくべきでしたか。
前部風防の取りつけ
とりあえずクリアーパーツを切り出して、各銃座パーツと組み合わせていきましょう。
まずはコクピットのある正面から……。
コクピット正面にあるグレーに塗られたパイプ状のパーツ(G26番パーツ)は取り付け角度によっては風防の機銃に干渉する。
画像ではコクピットの真横に出るように接着しているけど、最終的には斜め前に出るように接着したら上手くいった。
機首のアゴ部分から飛び出た機銃。
各パーツ同士の接着面積が狭いから、少し作業しにくいね。
クリアーパーツと通常パーツを接着することになっています。
このクリアーパーツはほとんど機内色で塗りつぶすので、ここは瞬間接着剤で接着してしまっても大丈夫ですな。
機首の風防は
- 上面風防
- アゴ機銃
- 正面風防
の順に接着する。
クリアーパーツ同士の接着になるから難しいね。
ハイグレード模型用のセメダインは乾燥までに時間がかかるから、乾燥中にパーツが浮かないように……。
どうしても正面の風防に隙間が出来てしまったので、ここは溶きパテを流し込んで対抗している。
窓部分につかないようにしながら、慎重に盛り付けていく。
ちなみに筆者はここで内部にクリアーパーツの計器板パーツを組み込み忘れています。
そのまま気がつかず、塗装直前でようやく発覚することに……。
あらら。
筆者は気付かず作業を続行。
マスキングをして窓部分を保護しつつ、余計な溶きパテを削っていきます。
せっかく盛ったパテも、後で結局外すことになるとはね。
各銃座の取り付け
下部機銃、後部機銃もクリアーパーツを組み込みます
ここもハイグレード模型用のセメダインで……。
同接着剤は乾燥時間が少しかかるものの、乾燥後は非常に頑丈だ。
多少機銃を引っ掛けても簡単にはとれない上、角度の微調整も可能。
後部機銃を組立て。
実際はさっきの状態だと組み込めなかったから、一度分解しているよ。
機銃を機内から差し込んだ後、外からボールマウント部分を機銃に接着しよう。
懲罰席……じゃなくて後部機銃座の風防は2パーツ構成。
開閉選択式ですが、今回は閉じた状態にします。
もともとここはシンプルな流線型だった。
しかしそれだと流石に狭くて居住性に問題があったので、A-3型からこのように風防に膨らみがついて容積が増えた。
それに伴って垂直尾翼も形状が変更されている。
接着するとこんな感じに。
ボールマウント周囲のリング部分は強度がそこまでないので破損に注意。
筆者は力を加えすぎて一度折っている。
下部銃座はこんな感じに。
ここもクリアーパーツですが、回りを機内色で塗りつぶしています。
なので接着も曇りはあまり気にせず瞬間接着剤やプラセメントで……。
ここは強度優先だね。
爆弾倉は前後の向きが少しわかりにくいですな。
飛び出た箇所があるのが後部になります。
後のメンテナンスのことも兼ねて、ここははめ込むだけにしておく。
幸い強度は十分なので接着しなくでも大丈夫だ。
そのほかのクリアーパーツとかも接着。
ここの連装機銃が例のリモコン式遠隔機銃だね。
少しでも空気抵抗を減らすため、有人の銃座ではなくリモコン式のものとなったんだ。
今回の戦果
胴体を貼り合わせてクリアーパーツ類も取り付け終わり、ようやく胴体が形になった。
今回はここで作業を中断しよう。
組み込むものが多すぎて、かなり時間がかかったというか。
作業中に外れないといいのですが。
次回は主翼や尾翼などを組み立てて、全体の形を整えていくことになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット