ドラゴンゴールデンウィングシリーズより、ドイツ軍爆撃機Ar234を作っていきましょう。
前回はオモリを仕込んだりエンジンを組んだりした。
今回は各パーツを合わせて航空機の形にし、ロケットブースターも組み立てる。
そういえばなんかロケットブースターがあったね。
すぐ組めるはずなのに、筆者は放置していたけど。
イレギュラーなことがありましてね。
詳しくは後述します。
長期の積みプラのデメリットを知ることになるだろう。
それでは作業を再開する。
エンジンと主翼の接合面を埋める
前回エンジンを接着しました。
そして胴体・主翼と合わせて整形。
いよいよ合わせて航空機の形にしていきましょう。
いつもならここは製作記③辺りにはなっているんだけどね。
今回は1回分遅れているというか。
胴体の前に、主翼とエンジンを合わせてみます。
……しかしどうも隙間ができますな。
筆者が主翼前面の合わせ目を消すため、主翼を圧着していた。
なのでその主翼が薄くなって、エンジンとの間に隙間ができるようになったようだね。
主翼圧着で不具合……
これは以前Ju88でもあったような。
あちらは胴体との接合で不具合がでましたな。
今回はジェットエンジンとの接合で不具合が。
いきなりパテで埋めるのもいいけど……
より強度がほしかった。
なので先にプラ板を適当な大きさに切り出し、接着してしまおう。
接着剤が乾燥後、プラ板を削ってエンジンの形状に合わせる。
いい感じになったので、ここで主翼とエンジンを接着しよう。
まだ微妙に隙間があるみたい。
隙間部分が接着剤で溶けたプラでグチャグチャになっているけど……。
僅かな隙間はパテで処理します。
- クレオスのMr.サーフェイサー500(溶きパテ)を隙間に筆塗り
- 乾燥後、Mr.カラー薄め液等ラッカー系塗料溶剤を含ませた綿棒でふき取り
といった流れですな。
この部分だけ後で行ったので、画像では胴体が写りこんでいますが。
隙間は埋めたい、しかし合わせ目は残したい。
そんなときに使える方法だ。
エンジン先端はそのままではうまくハマりませんな。
取り付け部分を少し削ったほうがいいですね。
あまりキツいとせっかく消した合わせ目部分から割れる可能性がありますし。
エンジン先端は接着しないで進める。
いざというときはここからオモリを入れて調整しよう。
胴体のオモリで事足りると思うけど。
主翼と胴体は特に大きな問題がありませんな。
これで大体形になりました。
いわゆる高翼配置ってやつだっけ。
主翼が胴体の上側についているという。
高翼機は飛行時の安定性が高いようです。
他にも地面と主翼の空間が広く取れるので、武装を吊るしやすいという利点があるみたいですな。
ロケットブースターの成型不良をどうにかする
さて、ここまで放置していたロケットブースター。
これの組み立てにようやくとりかかりましょう。
随分と個性的な形をしているねぇ。
いえ、これは恐らく成型不良品です。
大変だ、交換してもらわないと。
そう思ったんだけど……
- 購入してからすでに13年ほど経過している
- 単純そうな部位なので部品が届くのを待つよりも、自分で修復したほうが早い
ので、今回はこれをそのまま作ってしまおう。
とりあえず問題ない片方はすぐに接着。
成型不良品のほうに関してですが……。
ここはパテで埋めればいいのかな?
それも考えましたが、より強度を確保したいので……
先ほどのエンジン隙間と同様、プラ板を使ってみましょう。
まずはこの切り口を真っ直ぐに整えます。
パーツに引いた赤いラインを目印に切り欠きましょう。
作業後はこんな感じに。
多少歪んでいますが、大体こんな感じで。
あまり時間をかけても先に進みませんし。
その後は
- 真っ直ぐに切り欠いた部分に合わせて、プラ板をスチロール系接着剤で溶着
- そのまま合わせ目消しのため反対側のブースターパーツも接着
- プラ板やパーツの接着面にできた隙間にタミヤのイージーサンディングを流し込む
といった流れで進めましょう。
イージーサンディングの代わりに、瞬間接着剤でも可能です。
とにかく大きな隙間をプラ板、小さな隙間を接着剤で埋めるような感じですな。
接着剤が乾燥後、プラ板やはみ出た接着剤を削って整形。
パーツの形に合わせます。
いい感じに収まったね。
一見難しいように見えるけど、これは合わせ目消しの応用みたいな感じだ。
以前ガンプラのスパイクを尖らせる方法を紹介したけど、それに近いものとなっている。
後は足りないモールドを彫って追加。
突起状のディティールは穴を開けてそこに伸ばしランナーを接着しています。
何か追加ディティールで埋めたような跡が……。
アホな筆者が一度彫る位置を間違えたようです。
何はともあれ、これで成型不良部分を修正できましたな。
そのまま通常の組み立てに戻りましょう。
ブースター支柱の組み立て
ブースター部分は本体と接続する支柱と、投棄時に使うパラシュートがセットされています。
これらを取り付けましょう。
支柱パーツは非常に細い上、ゲートが短くランナーとの距離が近い。
切り出し時に破損しないよう注意だ。
筆者はすでに何度か追っているけどね。
組み立てるとこんな感じに。
パラシュートパーツもエンジン先端同様、非常にハマりにくい物となっています。
支柱を取り付ける前に、まずこちらを削って調整したほうがいいですな。
塗り分けを考え、ここでは接着はしません。
今回の戦果
支柱パーツは主翼とも仮組みしながら調整していく。
多少隙間があるけど、既に筆者の気力がないのでこのまま進めてしまおう。
今回の範囲はあちこち調整が多かったですからね。
今回はここで中断。
次回は残りの細かい部品を進めていくことになるだろう。
続きは次回!
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