ハセガワ社製のマッキMC.202フォルゴーレ戦闘機を作っていきます。
前回は特徴的な迷彩塗装を行った。
今回はマーキングやウェザリングを行って完成させよう。
……これも実際は先月完成していたんだよね。
ですな。
なので今月の完成品には含まれません。
それだけ早く組めたというやつだ。
最終的にどんなものが完成したのか、これから見ていこう。
デカールを貼り付ける ~帯を塗れ!~
キット付属のデカールはこちら。
やや古いからか変色していますね。
変色対策の干しも行ってみたが、今回はあまり変わらなかった。
数時間しか干していないというのもあるけどね。
筆者が早く完成させたがっているので、今回はそのまま進む。
デカール干しについては過去記事参照だよ。
どうしても胴体の白帯がスピナーとの色の差が気になったので、急遽塗装で再現することに。
手持ちにあったMr.カラーのつや消しホワイトを吹き付けて再現している。
帯状デカールは意外と貼り付けが難しかったりします。
デカールの変色関係なく塗装で再現するのもアリですな。
その後はデカールをどんどん貼り付けていく。
垂直尾翼のマークがまだ貼られていないね。
ギリギリまで天日干しを粘ったようですな。
ここも白い十字架なのですが、国章と重なっているので変色したデカールで再現することに。
スミ入れ!
尾翼のマークも貼り付けて、ここからはウェザリング。
まずはスミ入れ。
タミヤエナメルのスミ入れ用ブラックをモールドに流し込む。
はみ出たところは溶剤で拭き取る。
ハセガワ社らしい繊細なモールド。
場所によってはちょっと浅くて流れ込みにくい場所もあるけど。
銀の剥げチョロ
次はタミヤエナメルのクロームシルバーを使った塗装剥げ。
コクピット周辺に銀を置いていきます。
筆者としては
「イタリア機はあんまり塗装剥げの印象が無い」
とのこと。
なので今回は控えめに留めている。
排気管汚れ
そして排気管汚れ。
一旦機体と同じ黄色の排気管を焼鉄色で塗り分け。
その上から、タミヤウェザリングマスターBセットのサビとススを擦りつけ。
ススは排気管後方にも擦り付けて跡をつけています。
今回は排気管自体を塗り分けるんだ。
ここも普段より抑え目のウェザリングにしましたからね。
排気管の黄色をウェザリングマスターで隠しきれなかったのもあります。
排気管本体のウェザリングで使ったマスター達はアクリル溶剤を使って少し粘度を上げたものを擦りつけた。
後方の排気汚れは乾いた筆を使ってうっすらとした表現に留めているけどね。
今回のウェザリングもいつもの3点セット。
詳しくは当該記事を参照にしてね。
謎の曇りをとる
最後につや消しでウェザリング資材を定着させ、風防のマスキングをはがして完成だ。
しかしここで問題が。
なんか風防の頂点が白く曇っているね。
何か塗料が吹き込みましたかな。
デザインナイフを部品の合わせ目に入れ風防を慎重に外し、内部から拭く。
幸い軽く拭くだけで曇りは取れるので、そのまま再接着。
これで修正完了だ。
今度こそ完成だね。
以下、ギャラリーだよ。
ハセガワ 1/72 マッキMC.202フォルゴーレ 完成!
尾翼のマーク、変色云々よりも下の迷彩が透けているような。
筆者もこの記事を書いている最中に気付いたようです。
せっかくなので同じダイムラー・ベンツDB601を搭載した機体で一枚。
メッサーシュミットBf109E-3と三式戦闘機飛燕一型丁ですな。
こうしてみると、なんかフォルゴーレと飛燕って似ているよね。
連合軍が飛燕につけたコードネームはトニー(TONY)
アメリカではイタリア系移民によく見られた名前らしく、飛燕がこのコードネームをつけられたのも当初イタリア機であるフォルゴーレのコピーだと考えられていたからだとか。
作ってみた感想のコーナー
サクッと完成♪
一昔前のハセガワ1/72スケール戦闘機らしく、少ない部品で直ぐ形になる。
特に合いの悪い部品もなく、組み立てるだけなら簡単だ。
ディティール面はシンプルで人によっては物足りなく感じることもありそうだけど。
特徴的な迷彩も今回は筆塗りでチャレンジ。
こちらも落ち着いてやればそこまで難しくはない。
寧ろ難しいのはこのキットの入手かと。
2022年5月現在、このキットは定番商品ではないので基本的に新品で店に並んでいることはないですね。
筆者も中古品店で確保したんだっけ。
箱の値札シールには970円とか書かれていたね。
ハセガワ社製品は定番品以外も名作が多い。
このキットも少し前の製品だけど、組みやすいことは確かだ。
なにより模型界では貴重なイタリア軍……。
今回はここまで。
次回は……というより、しばらく空モノが続きそうだ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット