ハセガワ社の1/72スケール航空機プラモデル。
それの定番商品である飛燕を組んでいきます。
前回は組み立て作業が終わった。
今回は塗装作業を行おう。
月が替わって11月。
今月はどのくらいキットを作れるかな?
そろそろガンプラを作りたいところですな。
裏で筆者があれこれ進めている。
時期が来たら紹介することになるだろう。
それまではこのハセガワA帯シリーズだ。
下地と小物類の塗装
作業前に塗装図を確認。
このキットでは2種類の塗装から選択することとなる。
今回は左側に描かれている飛行第244戦隊の小林少佐機にする。
下面色は明灰色、上部はカーキ系の混色指示が出ているね。
詳しいことは後述するけど、この辺りは少し変更予定だ。
とりあえず下地作りから始めよう。
まずは下塗り系の塗装から。
風防と主脚格納庫・カバー裏に機内でも使ったRLM79サンドイエローを吹きつけ、その後1200番のサーフェイサーを全体に塗ります。
特に目立った問題はなさそうなので、そのまま色を乗せていきましょう。
まずはマスキングが必要な部分の塗装や、それらと同じ色の小物を塗っていくよ。
増槽・識別帯→黄橙色
プロペラ→赤褐色
いずれもMr.カラーを使用しているよ。
識別帯は主脚カバーにも一部かかっているので塗り忘れ注意だね。
今回の塗装では機首上面に反射避けの黒を塗る必要は無いようだ。
マスキングの手間が1つ減っている。
そうそう、マスキングで思い出したけど・・・・・・
先に塗った黄橙色部分に後から塗った赤褐色が飛び散ってかからないように簡易マスキングを行っている。
先に黄橙色部分を完全にマスキングしちゃえば?
そうするとマスキング時に作業が一旦止まってしまう。
本格的なマスキングは複数ヶ所まとまって行いたいんだ。
そしてそのマスキング。
主脚格納庫内はキムワイプを詰めて簡易的にマスキングしている。
漏れがないか心配ですな。
その場合は後から筆塗りをする。
本体色の塗装
さてここからは本体色になる。
筆者は当初画像左の灰緑色と飛燕にたびたび用いられる濃緑色(川崎系)を使って飛燕を塗ろうとした。
しかし
- 上面色は指示では「黒20%+黄色40%+茶色40%」の混色で、これはどう考えてもカーキ色
- 調べたところ飛燕の下面色はほとんどがシルバーのジュラルミン地
のようなので、今回は画像右のオリーブドラブFS34087とスターブライトジュラルミンを使うことにした。
以前の鍾馗にも使った塗料だね。
まずはスターブライトジュラルミン。
今回これのみガイアカラーの塗料ですな。
主脚やタイヤは最初からシルバーでの塗装指示が出ている。
ついでなのでこの色で塗ってしまう。
ジュラルミン塗装後は下面をマスキングしてオリーブドラブFS34087を塗るよ。
これで本体色の塗装は終わりだね。
ハセガワA帯など1/72スケール航空機の定番品は箱の横に完成見本が掲載されている。
この色が見本に近かったので、問題ないと判断。
これで進もう。
お楽しみのマスキング剥がしタイム。
見た感じ大きな問題はないかな?
実は裏側の主脚格納庫は下面色が吹き込んでいました。
ここは後で筆塗りが必要ですな。
細かい塗装とマーキング
続いて筆塗り。
翼端灯や吹きこぼれた主脚格納庫などを筆で塗り分けていこう。
そういえば今回は主脚格納庫を塗り分けているんだね。
今までのハセガワA帯達は塗り分けていなかったけど。
資料やキットによって塗り分けていたり下面色と同じだったりとまちまちだったので、筆者が楽だと判断して塗り分けをしなかったというやつですな。
塗り分ける場合でも青竹色だったりコクピット色だったりとまちまちだったりする。
今回は軽くググったところコクピット色と同じものが多数だったので、それに合わせている。
そしてこちらが付属のデカール。
例によって欠けているのはコクピット内の計器に使ったものですな。
なんか細かい注意書きが異様に多いね。
こういうの苦手な人は敢えて全部貼らなくてもいいかも。
今回の戦果
全て貼り付けるとこんな感じになる。
主翼後部の「フムナ」(踏むな)マークは文字間が長く透明ニスが目立ったから、一文字ずつ切り離して貼り付けている。
クローバーマークがなんかおしゃれ。
どうもこのクローバーマーク、調べたところ「戦後に進駐してきた米軍兵士による落書き」という説があるようだ。
なので貼らなくてもいいかもね。
今回は模型栄えすると思い、そのまま貼り付けています。
今回はここまで。
次回はウェザリングをして完成としよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット