フジミ模型から発売されています、月光23型(一一型後期生産型?)のキットを作っていきましょう。
前回尾翼や風防などの部品を取り付け、組み立てを終了した。
今回は塗装とマーキングになる。
ここから先はいつも通りの手順。
組み立てでは手こずったけど、もう安心。
トラブルが発生しなければの話ですが。
そういえば消えた艦攻の部品はどうなったんだっけ。
作業と並行して捜索しているが、まだ消息不明だ。
先に月光を進めていこう。
塗装図の確認
このキットに収録された塗装は5種類。
基本的に塗装は5パターン全て共通で、マーキングが異なるのみですな。
今回は塗装図1番、第210海軍航空隊所属機で作ってみよう。
この機体のみ、プロペラスピナーを白で塗る指示が出ている。
他の塗装図だとプロペラ同様、茶色系の塗装指示だ。
下塗り
手始めに下塗り。
- 風防の下塗り→Mr.カラーのコクピット色(中島系)
- 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー500
- 帯部分の下塗りとプロペラスピナー→ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイト
- 主翼前面の識別帯→Mr.カラーの黄橙色(オレンジイエロー)
ですな。
いつもは1000番のサーフェイサーだけど、今回は500番に。
筆者の手持ちの1000番が少ないのと、エアブラシ吹きした500番サフの質を確かめたいので今回起用したというやつです。
胴体周りの整形もありましたし、今回は粗めのサフでいきましょう。
500番だけあって粒子が粗いからか、ざらつきが目立つ感じだ。
滑らかな光沢面にしたいなら別のサフを使うか、吹き付け後に紙やすりで磨いてやるといいだろう。
そういえば黄色の識別帯、デカールが付属しなかったっけ。
付属しますが、今回は塗装で再現します。
キットによってはサイズが合わなかったり、うまく貼り付けられなかったりしますので……。
そういえば以前、彗星艦爆のがうまく貼り付けられなくて結局塗り分けていたよね。
本体色の塗装
識別帯部分をマスキングしてから、本体の色塗りに。
- 本体の塗装→水性ホビーカラーの濃緑色(暗緑色)1
- カウリング→Mr.カラーのカウリング色
- エンジン→Mr.カラーの黒鉄色
- 増槽→Mr.カラーの明灰白色1
と塗っています。
今回の機体は夜間戦闘機で明るい色を避けたのか、下面含め全面が暗緑色。
キットでは「濃緑色(暗緑色)1+つや消しブラックを80%:20%」の配合指示が出ています。
元々暗い中島系の暗緑色なので、筆者は配合をせずにそのまま塗ってしまっていますが。
また唐突に水性ホビーカラーが。
暗緑色1はまだ筆者の手持ちにMr.カラーがあったよね。
ありますが、筆者が水性塗料を試してみたかったようです。
やはりエアブラシ吹き時は濃度調整が少し難しいようですな。
グラデーションなしのベタ塗りなので、そこまで気にしなくてもいいのですが。
増槽部分は明灰白色か黄橙色の指示。
今回は前者にした。
マーキング
裏で部分塗装をしつつ、マーキングの準備。
キット付属のデカールがこちらですな。
プロペラにも警戒線を貼るので、先にプロペラだけでも塗り分けておきましょう。
一見多いように見えるけど、バラ数字の
「2、4、6、8、10、16」番デカールは指示されていない。
これらは自分で機番を変更するときに使うようだ。
日の丸「31、33、35」番デカールは先に白い丸「32、34、36」番デカールを貼り付けてからだね。
ただ白丸、日の丸と同じサイズで白い縁取りとかもでもないみたいだけど……。
おそらく発色確保のためかと。
そのまま日の丸を貼り付けると、暗緑色で赤が発色しない……みたいな。
2枚重ねのデカールとなると、モールドとか埋まらないかな?
今回の戦果
デカールを貼り付けるとこんな感じに。
古いデカールですが崩れず、台紙からもすぐに剥がれてくれました。
乾燥待ちも兼ねてここで中断。
次回は仕上げのウェザリングを施して完成させよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット