模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はフジミ製の零式観測機が完成しました。
ヴァルダ殿、今回は何を作るのでしょうか。
同じくフジミ製の航空機キットを作っていく。
筆者は幾つか持っていたけど、どのフジミ製品がくるかな?
先日補充したものにフジミ製品があったような・・・・・・。
今回のお題 フジミ 彩雲11型
今回作るのはこちら。フジミより
彩雲11型だ。
我ニ追イツクグラマン無シ
ですな。
艦これで丁字不利を引かなくなる機体だっけ。
・・・・・・というかやけに箱が汚れているね。
筆者が中古品店で見つけてきたものだ。
箱の状態が悪かったので、値引きされていたね。
確か1100円で購入したはず。
彩雲11型とは?
彩雲は大日本帝国海軍の艦上偵察機だ。
略符号はC6N。
連合軍によるコードネームはMART(マート)
基本的に空母積載量の関係で艦上機による偵察は艦攻などの兼任なのですが、本機は第二次世界大戦期で唯一偵察専用として作られた艦上機なんですよね。
日本海軍は九八式陸上偵察機や二式陸上偵察機など、陸上基地で運用する偵察機を保有していた。
しかし広大な太平洋のど真ん中で運用するにあたり、高速で偵察を行える艦載機が必要になった。
そのため二式艦上偵察機(後の彗星艦爆)を採用すると共に、中島で試製される予定だった機体を「十七試艦上偵察機」として発注した。
これに幾つかの手直しを行ったものが1944年中頃に「彩雲」として正式採用された。
1944年っていうと、もう大戦も後半のほうじゃん。
ところで彩雲ってどういう意味?
雲が虹色に輝くことで、吉兆とされる天候だそうです。
なんか瑞雲と同じようなノリだね。
艦載機として開発されたものの、時期が時期なので日本海軍は空母をほとんど失っており、主に陸上基地から偵察のために飛び立っていた。
更に戦況が悪化していくと、偵察任務の代わりに戦果の確認や編隊の誘導にも使われていたようだ。
最高速度は試験時639km/h。
品質の落ちた燃料や部品を使用した量産機は610km/hほど。
戦後にアメリカ軍が高オクタンの燃料で実験したところ694.5km/hを出している。
高速性能や高高度性能の良さを買われて、斜銃を装備した夜間戦闘機型も製作されたりした。
地味に優秀なスペックの飛行機なんだね。
そんな隠れた名機である彩雲を、今回は作っていこう。
箱の中身を確認する
さて、キットの中身を見てみよう。
- 説明書
- プラパーツ
- クリアパーツ
- 金属部品
- デカール
がセットされている。
昔のフジミ製品って、袋にも「FUJIMI」の文字が入っているんですよね。
プラパーツはランナー4枚。
内1枚はクリアランナーとなっている。
偵察機なので、クリアパーツは窓パーツがある。
クリアパーツが多いとその分マスキング箇所が多くなるんだよね。
風防の配置上、戦闘機と窓枠配置が変わらないのは救いかな?
金属パーツはピトー管を再現するためのもの。
「金属パーツは扱いが難しい」
という方向けにプラ製のピトー管もあるので安心だ。
んでデカールはご覧のとおり。
中古品なので少し黄ばんでいますね。
筆者のやつ、この後窓に貼り付けて干しているね。
これに関しては過去記事を参照に・・・・・・。
塗装は5種類。
1・2番と3~5番では尾翼周辺の塗り分けが違う感じかな?
組み立て中の部品選択はないようだ。
後で決めても大丈夫そうだね。
次回、製作開始!
そんなこんなで内容は以上。
次回から組み立て作業に入ろう。
筆者は以前この彩雲の夜間戦闘機型を作りかけで放置していたはずですが・・・・・・
見当たりませんね。
せっかくなのでサルベージして復帰させようと思ったのですが。
ちなみにこの彩雲、零式観測機同様改訂版が発売されるようだ。
改訂版ではいままで別パッケージだった、彩雲11型、彩雲改(12型)、彩雲11型夜間戦闘機がパーツ選択式で一つにまとめられている。
例によって値段が跳ね上がってしまっているようだけど。
フジミの公式HPによると、改訂版は税込み2860円。
迷うところですな。
価格改定前の中古品だと筆者のもののようにデカールの劣化が懸念されますし。
プラパーツ自体は特に変化していないように思われる。
とりあえず、実際にこのキットを作っていってどんなものか確認していこう。
お楽しみに~。
この記事で紹介しているキットの改訂版