フジミ模型より、彩雲11型を作っていきます。
前回は胴体と主翼を合わせたところで止まってしまった。
今回はその合わせた部分の整形作業からはじめよう。
なかなか上手くいかないっぽいね。
飛行機キットって一見パーツが少なくて組みやすいように見えても、合いが悪くて少々組みにくいものもあるのですよ。
1/72スケールではタミヤやハセガワでも時々組みにくいのがある。
最も、前者の場合はイタレリOEM製品の場合が多いけどね。
ガンプラや戦車とかと違って、航空機は同じメーカーでも製品によってパーツの合いに関して当たり外れの差が大きく感じますな。
合わせ目部分を修正する
胴体と主翼の合わせ部分はモールドも兼ねているようだけど、パーツの反りが合わなくてモールドとは言えない合わせ目が出来てしまう。
なのでここは一旦圧着、隙間にもパテを盛って乾燥させる。
・・・・・・というのが前回の最後だったね。
今回はここのパテを削って整形するのが最初の作業だね。
周辺のモールドがヤスリがけで消えないように、先にラインチゼルで彫り直しておこう。
平滑に整形して、ラインチゼルでモールドを彫り直す。
力を入れすぎるとガタガタになりやすいので慎重に・・・・・・。
このキット、全体的にモールドが浅い部分が多いですな。
ついでにこの段階で気になるところは彫り直しておくとよいでしょう。
操縦席の仕切り部分も整形。
ここは削りすぎると後の風防取り付け時に支障が出るので注意。
具体的に言うと隙間が出来るんだ。
操縦席側面に見える主翼付け根部分もパテを盛っているね。
こちらは溶剤を含んだ綿棒で拭き取るといい感じになるよ。
ラッカーパテは濃い溶きパテのようなものですからね。
ラッカー塗料用溶剤で拭き取ることが出来ます。
ヤスリでガリガリ削りたくないときにこの手段が使えます。
計器板を自作する
さて困ったことに、本キットの後部座席計器板はプラ板を使った自作が必要となっています。
説明書に原寸大の型紙が印刷されているので、これを使います。
セルフサービスかぁ。
筆者が作りかけで消息不明にしてしまった夜戦型でもこの指示がありましたな。
特別なものと思いきや、通常型にもあるという。
説明書を印刷するのもアレなので、今回は説明書にマスキングテープを貼り付けて、それを上から鉛筆で謎って書き写し。
それをプラ板の上に貼り付けて線に沿って切りだした。
指示では0.3mm厚のプラ板を使うように出ているけど、今回は手近に転がっていた1.0mm厚を使っている。
基本的に薄いほうが加工しやすいのでおススメですな。
計器板は黒く塗ったあと、デカールを貼り付ける。
こちらは操縦席のものと違って大きくはみ出したりはしなかったかな。
各仕切り部分の機器類と共に、操縦席に接着してしまう。
機器類は黒一色で単調だったから、ドライブラシでエッジを強調。
ドライブラシについては過去記事参照だよ。
風防を取り付ける
コクピット内部はもう全ての部品を取り付けたので、風防を接着してしまう。
前後端が上手く噛み合わず、隙間が出来ている。
ここはパテを盛って整形の準備だ。
後部座席は機銃を挟み込みながら接着。
内側になる部分は先に塗っておこう。
ちなみにこの機銃が彩雲唯一の武装だそうです。
後部よりも寧ろ前部の合いが悪く、隙間が生じる。
ここはパテを盛ってから削って足りない窓枠部分を生成する。
パテを盛る際は隙間に押し込みすぎないように注意。
内側にはみでてきて外側から見えるからね。
削るときは窓部分をテープで保護しながら、当て木付きの紙ヤスリで真っ直ぐに削る感じ。
筆者はタイラーを使っているよ。
今回の戦禍
隙間を埋めて足りない窓枠部分を生成しましたら、胴体と窓枠の間にモールドを彫り込んでそれらしくします。
筆者は先にデザインナイフで真っ直ぐなアタリを付けてから、先ほどのラインチゼルで掘り込んでいきます。
ここも力を入れすぎるとパテ部分がボロボロ崩れてガタガタになるので注意です。
整形にてこずってしまったので、まだ本体が組みあがっていないけど今回はここまで。
次回は残りの細かい部分を組み立てていこう。
続きは次回!
この記事で作っているキットの改訂版