タミヤMMシリーズのT-34/76を作っていきましょう。
前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て開始。
足周りをメインに進めていこう。
11月も下旬に。
だいぶ冷えてきたね。
溶剤使用時に風が冷たいのが難点ですな。
何はともあれ作業開始だ。
まずは合わせ目消し
とりあえず真っ二つになっている部品を貼り合わせておきます。
- 砲身
- 駐退器カバー
- 砲尾
- 筒型燃料タンク
といったところでしょうか。
筒型燃料タンクはアクセサリーパーツ扱い。
実車でも装備していない車輌がある。
今回は使うのでこの段階で接着してしまおう。
合わせ目消しについてはお馴染みの過去記事参照だよ。
車体の穴を埋める
乾燥待ちに車体下部から始めましょう。
元モーターライズ製品らしくサスペンション類は一体成型。
動力をセットしていた名残か、車体底面や側面に穴が開いています。
底面はともかく、側面はそのままだと外から見える。
ここは埋めてみよう。
適当な大きさに切ったプラ板を内側に貼り付け、表側からはパテを盛る。
乾燥時間が短いものを使いたかったので、今回はタミヤのエポパテ(即硬化タイプ)を使っている。
最近このパテの出番が多いね。
いままではこういうのではポリパテを使っていたけど、乾燥時間が遅いように感じてね。
あとこのエポパテは他のエポパテに比べて切削しやすいように感じるので、それも採用ポイントだ。
筆者はタミヤの高密度タイプやウェープのミリプットエポキシパテも使ったことがありますが、これらは少し硬めで削るのに苦労しますな。
密度があるのでガンプラの改造関節など大きい部品を取り付けたりするのにはいいのですが。
乾燥したら切削。
奥まってそこまで目立たないから、多少雑にやっても問題ない。
僅かな凸凹はタミヤパテ(ラッカーパテ)で埋めているよ。
こっちはプラを侵食する溶剤成分があるから、エポパテみたいにたくさん盛らないように……。
車体下部の組み立て
続いて下部の部品を取り付けていきます。
まずは誘導輪周辺から。
金属シャフトなんて珍しいと思ったけど、これもモーターライズの名残っぽいね。
金属シャフトを車体下部に通し、A21番の部品で抑えてビスとナットで留めます。
どうやらこのシャフトを前後に動かすことで履帯の張りを調整するようですな。
ちょっと不思議な感じ。
そういえばT-34は後輪駆動だから、前輪が誘導輪なんだね。
A22番パーツのリヤパネルと車体の間は隙間ができる。
見た目云々よりも接着面積が狭いことによる強度が気になった。
なので内部からタミヤの角棒を貼り付け接着面積を足し、外からは伸ばしランナーで隙間を埋めている。
フックのA13番パーツも取り付け……
ですがここで1つ指摘が。
説明書では返しが大きいほうが車体上部を向くように描かれています。
しかし実際はどうもフックの返しが小さいほうが車体上部を向くようです。
筆者はこの時点ではそれに気付いておらず、そのまま接着しています。
あとで直すのかな?
車輪と履帯の組み立て
とりあえず次は車輪類。
このキットでは転輪がゴムリム有りとゴムリムなしの2種類存在します。
- ゴムリム有りが10個分
- ゴムリムなしが4個分
付属となっています。
T-34の転輪は片側5個だから使うのは合計で10個だね。
となると4個は余りに。
説明書では
- ゴムリム有り×4とゴムリムなし×6
- ゴムリムなし×10
が一般的な例として出ていますな。
今回は前者の組み合わせで作ってみましょう。
前線での修理の都合で、変則的なパターンはいくらでも考えられる。
好きなように配置してしまおう。
誘導輪や起動輪と共に組み立てるとこんな感じに。
ゴムリムありのものは凸凹しているからか、少し整形に手間取りますな。
ゴムリムなしの鋼製転輪はパーティングラインがないので整形が楽です。
整形作業が面倒な人は全部ゴムリムなしの鋼製転輪にするといいかも。
……キャップ部分の部品がないのは気のせいかな?
このキットのハブキャップはポリ製ですな。
以前作ったパンターA型と同じような感じです。
ポリキャップ接続なのも、おそらくモーターライズの名残なのかと。
履帯もポリ製だね。
両端を組み合わせた後、マイナスドライバーでピンを熱して潰して……。
T-34の履帯は前後幅が広い。
柔らかいベルト式履帯だと、折り返し部分でより軟質感が目立ちやすい。
気になる人は別売りの履帯に変更するのもアリかもね。
今回はとりあえずこのベルト式で進めましょう。
息抜きにサクッと作るのが今回の目的なので……。
今回の戦果
今回組み立てた部品をすべて組み合わせるとこんな感じに。
部品が少ないのであっという間に形になりますな。
履帯がキツめなのか、どうしても誘導輪が内側に引っ張られて転輪にくっ付いたような感じになる。
破損防止のため、今回はこのスタイルで進めていく。
筆者はなんか精密さよりも、ある程度の強度を求めたがるよね。
ブンドドでもするつもりなのかな?
今回はここで作業を中断。
次回は車体上部から組み立て作業を再開しよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓