ミニアート社から発売されています、SU-85を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回は残りのウェザリングを施し完成させよう。
苦戦していたみたいだけど、なんとか完成するのかな。
おそらく。
これでここ一年で購入したものはすべて完成したはずです。
まだまだ前から放置しているのがたくさんあるけどね。
それではSU-85(r)がどうなるか、確かめてみよう。
スミ入れ兼ウォッシングを施す
まずはウォッシングから。
黄色系の塗装なので、奥まった部分を強調するため、茶色系の塗料をメインに使ってみます。
今回はタミヤエナメルのフラットブラウンを薄めて……。
それと、一部モールド部分や履帯周りは同じくタミヤエナメルより、ハルレッドを使ってみる。
これは少し錆びっぽい感じを強調したくてね。
ドライブラシとオイル染み
続いてドライブラシとオイル染み。
使用した塗料はそれぞれ
- タミヤエナメルのバフ
- タミヤエナメルのフラットブラック+クリアーオレンジ
ですな。
使用した色は過去記事のものと同様なので、やり方と合わせて参考にしていただければ幸いです。
雨だれやらチッピングやら
続いて傷やら雨だれやらを書き込んでいきます。
ここはクレオスのウェザリングカラー、グランドブラウンの出番。
チョコチョコ置いたり、縦に薄く伸ばしてそれらしくしています。
ここも過去記事参照だね。
雨だれは過去記事でウェザリングライナーを使っているけど……
ウェザリングカラーでも同じように再現できるよ。
画像には写っていないけど、背面のマフラーは錆び汚れを施している。
そちらもウェザリングカラーを使った過去記事を参照にしてもらいたい。
足周りの汚れ
足周りは今回
- ウェザリングカラーのグレイッシュブラウン
- ウェザリングペーストのマッドブラウン
- タミヤエナメルのガンメタルをドライブラシ
の順番で使って仕上げています。
一部色は異なりますが、これも過去記事と同じ流れですな。
今回はシルバーじゃなくてガンメタでドライブラシなんだ。
シルバーと比べると落ち着いた色合いになりますが、その分主張に欠けるようにも見えますね。
それと、触れた際にベタ付く感じがするといいますか……。
最後の仕上げ!
最後の仕上げになります。
水性ホビーカラーのつや消しクリアーを全体に吹き付けます。
それと道中タミヤのウェザリングマスターAセットを擦り付けて砂埃を再現。
ただいつもつや消しだけでは単調なので……
今回はオイル染み部分につやを入れて変化をつけてみた。
- ウェザリングペーストのウェットクリアー
- タミヤのつや出しニス
- タミヤアクリル溶剤
辺りを試してみた。
オイル染み……
もう少し実感を出したいよね。
つや出し資材はAFV模型で濡れた部分の再現に使えますな。
水分を含んだ泥の表現とか。
また車体を光沢にすることで、雨で濡れた状態っぽくもできます。
そして最終組み立て。
ペリスコープのマスキングを剥がしたり、ライトのレンズを取り付ける。
ちなみにボックスアートのSU-85はライトが遮光カバー付きになっていますが……
本キットにはこのパーツが付属しないので注意ですな。
とりあえずこれでSU-85は完成。
以下、ギャラリーだよ。
ミニアート SU-85(r) 完成!
無駄のないシンプルなデザインがいい感じ。
続いてT-34と比較してみましょう。
T-34との比較。
使用したのは以前組んだタミヤ製品ですな。
後に
- T-34が回る砲塔に85mm砲を装備(T-34/85)
- SU-85はいらない子になって、SU-100に発展する
ってやつだっけ。
それ以前にもT-34はKV-1の存在意義を消しかけていますな。
重戦車不要論ってやつだっけ。
あっちは最終的にT-34には真似できない、122mm砲を装備したJS-2スターリン重戦車に発展したけど。
作ってみた感想のコーナー
久々のミニアート製品、筆者の感想は……。
筆者の感想としては……
- 部品の合いは良好。削ってすり合わせることはほとんどしなかった。
- 収録マーキングが豊富。どれにするか筆者も結構悩んだ。
- 付属の履帯は押し出しピン跡が存在せず、わざわざ処理をする手間がない。筆者が今回最も気に入った箇所。
- 元がフルインテリアだったからか、ややパーツが細かく多め。組み立てには少し時間がかかる。
- 履帯は一見可動式に見えるがピンがつぶれやすい。接着不要マークもないので、今回は接着して組み立てた。
といったところ。
少々部品が多くて組み立てるのが大変だが、出来は良好。
完成して筆者も一安心している。
以前組んだ同社のIII号戦車B型はパーツが折れまくりましたが……
今回はそのようなことがなかったですね。
品質が改良されているようです。
筆者が以前作ったIII号戦車は初版、2014年ごろ発売のもの。
なので同じIII号戦車でも後の再販品なら改良されていそうだ。
ちなみに今回のSU-85(r)は2017年ごろ発売とのこと。
発売時期とかを考えるなら、中古製品とかは注意したほうがよさそうだね。
SU-85……
いくつか他のメーカーからも発売されているようですな。
筆者はここの開設以前に、タミヤのを組んだことがありますが。
タミヤのは先ほど比較に出したT-34/76(1943型)のバリエーションキットで、少なめの部品点数なのが特徴的だ。
2023年7月現在はスポット生産品らしく、同社のキットの中ではやや入手難易度が高いみたいだけどね。
他にはズベズダや、ドラゴン(派生種のSU-85M)が発売しているようですな。
機会があれば比較してみたいところです。
ミニアートのSU-85(r)に関しては今回はここまで。
SU-85(r)は完成したので、次回は別のものを紹介する予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット