タミヤのマルダーII対戦車自走砲を作っていきましょう。
前回は車体上部を組んだ。
今回は肝心の主砲やその他小物類を組んで、全体の組み立て作業を終了しよう。
タミヤキットらしく、ここまではおおむね順調だね。
今回は少し苦戦しそうですな。
またなんか筆者がやらかすのかな。
詳しくは後ほど。
それでは作戦を再開する。
主砲の組み立て
まずは主砲。
冒頭で真っ二つだった砲身を接着しました。
その後砲尾部分も接着し、その他の部品取り付け待ちです。
先行したマルダーIIはII号戦車D/E型の車体にソ連から鹵獲・改造したPak36 7.62cm(r)砲を搭載していた。
今回作るのはII号戦車F型の車体にドイツ軍が開発したPak40 7.5cm砲を装備したタイプだ。
もっと厳密に言うと、ベースにはF型のほかにも修理に戻ってきたc、A、B、C型も使われたとのこと。
どっちにしろ、通常型のII号戦車に7.5cm砲を載せたタイプだね。
各パーツを接着するとこんな感じに。
この辺りは今までの自走砲系キットとあまり変わらない構成ですな。
砲架の組み立て
続いて砲架部分の組み立て。
こまごまとした部品を合わせ、先ほど組んだ駐退器を挟み込む感じになります。
古いわりには、ハンドル部分とかもしっかり再現されているね。
組み立てるとこんな感じに。
可動軸周りはプラ同士の接合となります。
なんか1個部品を付け忘れて転がっていない?
A28番パーツですな。
駐退器の先端に取り付けるのですが、どうやら防盾と取り付けた後に接着するものだそうです。
防盾の組み立て
続いて防盾。
以前作ったマルダーIIIのときもそうだったけど、真ん中には砲に連動するA30番パーツを組み込む。
接着時に固着しないように注意だ。
防盾内側にも軽く押し出しピン跡がありますな。
浅いものなので削って処理してしまいましょう。
組み立てるとこんな感じに。
防盾ととはいったものの、薄そうですな。
ほとんど気休めみたいなものだろう。
各パーツを組み合わせる
ここまでできたら各パーツを接着し、主砲を完成させます。
残りの補助装甲板も、防盾に装着すべくパーツを用意します。
説明書で少しわかりにくいのが、この防盾の接着位置。
赤く丸で囲った部分でそれぞれ接着します。
なんか防盾内のパーツが外れていない?
接着位置が悪かったのか、砲架と干渉しまして……。
筆者が後で再接着しています。
組み立てるとこんな感じに。
これで主砲は組み立て完了です。
マズルブレーキが防盾に引っかかるからか、主砲は駐退器から完全に外せない。
塗装のときは少し苦労しそうだ。
傾きをどうにかする
主砲を車体に取り付けますが……
なんか向かって左(車体右側)に傾きますな。
欠陥住宅かな?
装甲板の建て付けが悪いから瞬間接着剤で合わせたんだけど、それが影響しているのかもしれない。
手で防盾を曲げたり、防盾に干渉する装甲板端を削ったりしてみた。
……あんまり変わらないような。
おそらく向きや位置によってまだパーツが干渉するのだろう。
調整している時間が惜しいのでこのまま進める。
ウェザリングとかをしたらそれらしくなるだろう。
ちなみに主砲と車体の接続軸部分は割りピン状になっています。
一度はめ込むと外すのが大変なので注意ですな。
筆者はやたら着脱しているみたいだけど……。
無理に引っ張ったら破損したそうです。
その分着脱しやすくなったそうですが。
小物類の組み立て
後は小物類の組み立て。
- 対空機銃
- 予備履帯
- 木箱×2
- 兵士×2
ですな。
兵士は70年代製らしく、少し頭身低めでブーツ周りが厳ついというか。
兵士は主砲に合わせて接着位置を決める。
先ほど主砲の組み立てを急いだのも、この兵士がいるからだ。
とりあえず組み立てるとこんな感じに。
さすがにちょっと古さを感じるね。
他のキットのパーツと組み合わせてもいいかも。
今回の戦果
兵士や装備を乗せる。
木箱は今回接着固定してしまっている。
特にフェンダー上の木箱Aがやや不安定だったのでね。
凸凹や切り欠きがあるものの、それがフェンダーとうまく噛み合わないという。
完成後にどの位置で接着したのか、改めて撮影したいですな。
……この位置から見ると、先ほどあれだけ苦労した防盾周りの傾きがあまり気にならない。
今回は使わなかったけど、キットにはヘルメットや空薬莢、砲弾があるね。
新しい他のキットから代わりを持ってきてもいいかも。
このキット専用ではありませんが……
タミヤから、7.5cmPak40を搭載したマルダーIIIM型用の砲弾セットが発売されていますね。
同キットのラックに搭載するためカットされた砲弾のほか、そのままの砲弾もセットされています。
マルダーIIもマルダーIIIM型と同じ砲を使っているので、ディティールアップに使えそうですな。
今回はここまで。
次回は塗装に入る予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓