エアフィックス 九七式一号艦上攻撃機 製作記③

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

エアフィックスから発売されています、九七式一号艦上攻撃機(B5N1)を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は胴体などを貼り合わせたところで中断した。

今回はその続き。

一気に組み立てを終了させてしまおう。

レーナ
レーナ

昨日は更新がなかったみたいだね。

アドルフ
アドルフ

作業が記事に追いつかれてしまっています。

それに従来のキットと構造が異なるので、少し苦戦しているようで。

ヴァルダ
ヴァルダ

段取りを間違えたらしく乾燥待ちもたびたび発生している。

待ち時間に別のキットにも手を加えているので、それもその内紹介することになるだろう。

それでは作業を再開する。

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エンジンの組み立て

アドルフ
アドルフ

九七式一号艦攻の最も特徴的な部分であるエンジン。

後の改良型、三号艦攻とはここが異なります。

レーナ
レーナ

一号は光エンジン。

三号は栄エンジンだったね。

……そういえばこの一号とか三号とかの表記、他の航空機ではあまり見かけないよね。

アドルフ
アドルフ

一一型とかの二桁表記のほうが多いですからね。

どうやら1942年を境にして二桁表記になったようです。

それ以前は「○号○型」みたいに

  • 大改修があった場合や同時に複数の正式採用があった場合→「○号」と表記
  • 小改修があった場合→「○型」と表記

で区別していたようですな。

1942年以降は以前も説明したとおり「○○型」と二桁表記になり

  • 機体自体の形が変更→十の位の数字が変更
  • エンジンを変更→一の位の数字が変更
  • 小改修→数字の後に「甲、乙、丙」などが付く

といった感じに。

九七式艦攻も後に

  • 一号→一一型
  • 三号→一二型

と改称されているようです。

零戦なんかも当初は

  • 「一号一型」(後の一一型)
  • 「一号二型」(後の二一型)

と呼ばれていたとか。

レーナ
レーナ

なんか先に来る数字と後に来る数字の変化が逆転しているような……。

ヴァルダ
ヴァルダ

話をこのキットに戻そう。

カウルフラップは開閉状態が選択式。

今回は閉めた状態にする。

それと排気管パーツ。

排気口部分に穴が開いていないので、これはピンバイスで凹みをつけておく。

アドルフ
アドルフ

排気管パーツ……

一体成型のものをエンジンに接着し、乾燥後に不要部分を切り取るようですな。

筆者が先に不用部分を折って真っ二つにしてしまっていますが。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

塗り分けに備えてプロペラ部分とエンジン部分はまだ接着していません。

逆にカウルフラップはここで接着していませんが、塗装までには接着しています。

ヴァルダ
ヴァルダ

カウリングは合わせ目ができる。

この部分は先にやったほうが良かったかもしれない。

エンジンは挟み込んで取り外しが難しいので、筆で塗り分け予定だ。

レーナ
レーナ

黒いカウリング色が胴体側まで回り込んでいるんだよね。

だからカウリングを分けても、どっちにしろ胴体側のマスキングが必要になるという。

細かいパーツの組み立て

アドルフ
アドルフ

続いて待ち時間に用意しておいた細かいパーツを。

カッターマットに乗っているのが今回使用するパーツ。

カッターマット外のプラパーツは今回選択しなかったものですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

爆弾パーツなんかは三号用のものがそのまま流用されているので、大型の爆弾は一号では余剰になる。

その他、主翼折り畳み状態を再現するパーツも今回使用せず。

フラップ類も下げた状態と水平の状態が選択式。

今回は水平状態にする。

レーナ
レーナ

選択式パーツが多いから、結構余るね。

これでだいぶ使うパーツが減ったというか。

アドルフ
アドルフ

爆弾類はハセガワ製品なんかと組み合わせても面白そうですな。

あちらは魚雷しか付属しなかったので。

風防の取り付け

アドルフ
アドルフ

風防は3種類からの選択式です。

  • 一体成型の全面閉状態
  • 一体成型で後部座席のみ開状態
  • 3パーツ構成で3座席全てが開放状態

ですな。

今回は前面閉めた状態にしています。

ヴァルダ
ヴァルダ

ただこのパーツ、ややはめ込みがキツめでそのままだと浮いて隙間ができそうだった。

テープで留めながら接着をしている。

接着にはいつものセメダインハイグレード模型用

強度が気になるけど、とりあえずこれでいこう。

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レーナ
レーナ

浮くパーツをガッチリ合わせるなら瞬間接着剤がいいんだけど、ここだと風防が曇る可能性があるんだよね。

セメダイン君はクリアーパーツが曇らないのが最大の利点だったり。

ピトー管を作り直す

ヴァルダ
ヴァルダ

キット付属のプラ製ピトー管は非常に折れやすかったので、金属パーツに置き換え。

丁度昨年組んだフジミの彩雲のものが余っていたので、これを流用した。

レーナ
レーナ

市販の改造パーツとかでもいけそう。

ところでφって記号があるけど、何のこと?

アドルフ
アドルフ

φはファイと読むそうで、直径のことですな。

φ0.6mmがパイプの内径か外径かはさだかではありませんが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

φ0.35mmの洋白棒がピッタリ差し込めるから、おそらく外径だと思うけどね。

手持ちに彩雲がない人でも、市販の改造パーツを使えば良さそうだ。

模型関連の改造パーツだと、WAVEから外径0.6mmの真鍮パイプが出ているとのこと。

ただこちらは内径が0.25mm。

組み合わせる金属線のサイズには注意だ。

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今回の戦果

アドルフ
アドルフ

後は風防や窓類をマスキング。

主翼上面にあった突起はこの時点でカットしています。

……ただその突起、よく見たら飛行状態のときだけカットの指示が出ていました。

間違えたかもしれませんな。

レーナ
レーナ

ハセガワのやつだとその突起はないんだよね。

とりあえずこれでようやく形に。

はめ込みが少しキツいパーツがあっただけで、合いは悪くないね。

ヴァルダ
ヴァルダ

主翼とコクピットの床板が一体化されているキットだ。

他にもいくつか従来のキットとは違う構成で、筆者は少し戸惑った感じに見えるね。

今回はここまで。

次回は塗装作業になるだろう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

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