ハセガワのハインケルHe111P。
かつて限定発売された、旧塗装のキットを作ってみましょう。
前回はバラバラの残骸を掘り出して、一気に組み立ててしまった。
今回は塗装作業となる。
筆者がなんかまた積みを増やしたよ。
Ju86は置いといて……
やはり来ましたな、タミヤ製品のI号戦車B型。
今作っているHe111が完成したら、そちらに着手する予定だ。
それでは、まずは目の前のHe111から完成目指して進めていこう。
塗装図の確認
キットの塗装図はこちら。
3種類収録されていますが、基本的な塗装はどれも同じ第152爆撃航空団所属機。
部隊コードのマーキングのみ異なる感じですな。
以前のJu86も旧塗装だったけど、あっちはスプリッター迷彩。
今回のはなんか塗り分け部分が曲線メインだね。
なので今回はフリーハンドの迷彩で、境界部分は極力ぼかしてみよう。
マスキングは主翼・水平尾翼の下面など最低限に済ませる。
下塗り
手始めに下塗りから。
- 風防の下塗り→Mr.カラーのRLM66ブラックグレー
- 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー1000
- 主脚格納庫などの塗装→Mr.カラーのRLM02グレー
ですな。
爆弾倉部分はRLM66と02が混在している。
細かいところは筆塗りで仕上げるとして、大まかな塗装や奥まった部分はエアブラシ吹き。
それと簡易的なマスキングで済ませておこう。
本体の塗り分け
続いて本体の塗り分け。
下面はRLM65ライトブルー。
上面色は最初にRLM02グレーを塗ります。
いずれもMr.カラーですな。
ドイツ軍爆撃機の旧塗装って確かRLM61・62・63ってやつだよね。
グレーは本来ならRLM63だっけ。
今回はとりあえず似た色であり、キット指定となっている02グレーで済ませます。
迷彩色の塗装
その後は迷彩色。
RLM61はダークブラウン、62はグリーン。
今回はそれぞれMr.カラーのマホガニーと濃松葉色で代用します。
先にグリーンから吹き付けて……。
境界部分は滑らかなぼかしにしたいため、やや薄めに調整した塗料を使用した。
反対に広く塗り潰したいところは濃度を上げている。
薄いままだとなかなか色が乗らないからね。
それと細かい部分の塗装。
- エンジン先端→Mr.カラーのRLM70ブラックグリーン
- 排気管→Mr.カラーの排気管
としている。
細かいところの塗り分け
その後は細かいところの塗り分けですが……
タイヤやプロペラなど、既に過去の筆者が塗装済みですな。
なので仮留めするだけです。
プロペラはスピナー先端がつや消しホワイトで、ペラ本体や基部はRLM70だね。
大戦前の機体だからか、識別帯みたいなのはない感じで。
識別帯は開戦後、友軍としてイタリア軍や東欧諸国などが参戦した影響で塗られたように見えますな。
マーキング
キット付属のデカールはこちら。
一見多いように見えますが、紋章のような部隊マークを始め使わないものも多数収録されています。
なのでそこまで苦労しないかと。
注意書き(18番~25番)も赤と黄色の2種類が用意されている。
今回のキットでは赤いものを使う指示が出ているので、そちらを使用しよう。
今回の戦果
マーキング完了図がこちら。
購入してからだいぶ放置していた中古品でしたが、大きなデカール崩れなどは発生しませんでした。
主翼上の黄色ラインが少し千切れたぐらいですな。
ただ筆者はシルバリングなどの対応に苦労しているみたいだけどね。
新盤のマークセッター達の扱いにも慣れていないので、一度ここで作業は中断。
次回は仕上げのウェザリングをして完成予定だ。
続きは次回!