
ガンプラのHGUCシリーズより、ゲルググマリーネを作っていきましょう。

前回は仮組み放置品をサルベージしてきた。
今回は組み立て開始。
まずは頭部から手をつけてみよう。

今回はなんか時間がかかりそうな予感。

筆者としては珍しく、手を加えたいところが多数あるらしく。

資材が揃っていたか、そこが心配だ。
途中で不足する資材を買い足すまで止まるという可能性もありそうだ。
とにかく、できるとこまで進めよう。
それでは作戦を開始する。
頭部の製作


まずは頭部を用意。
他のゲルググに比べると、後頭部のトサカ部分が大型化されているのが特徴的ですな。

それ以外は普通のゲルググ顔かな。
真ん中に出来た合わせ目もそうだけど、一番気になるのは固定式のモノアイ。
キットでは平面パーツにシールを貼る方式だね。
モノアイ可動化を試みるため切削してみる


というわけで元のモノアイレール部分を削り取ろう。
画像で黒く着色した辺りを切削していく。

以前のゲルググJに似たような感じ。
……と思いきや、少し構造が違うんだよね。

ゲルググJの場合は後頭部パーツ側にモノアイレールがくっついていましたからね。
今回のマリーネは額パーツと一体化されています。
位置的にやや切削しづらいですな。


切削していくとこんな感じに。
後でモノアイパーツを組み込む必要があるので、モノアイレール部分だけでなく更に上部にあるスナップフィットの凹ピンも切削している。
もちろん後頭部と組み合わせられなくなるけど、そこは合わせ目消しのついでに接着してしまうので問題ない。

アゴ側も鼻近くの、モノアイレールと接続する凸部分も切削しておきましょう。
こちらも画像で黒く着色した場所ですな。
少しわかりにくいですが……。

それにしてもだいぶ削りこむ必要があるような。

筆者も久々にモーターツールを引っ張り出して切削する展開に。
微妙にテカりがあるのは切削した後に毛羽立ちが激しかったので、流し込み式接着剤を塗布して均しているからですな。


ちなみに筆者が引っ張り出してきたモーターツールはこちら。
おそらく浦和工業の
「刀TOOLS マイクログラインダーHD10」
だね。
先端部分だけ別売り品に取り替えているけど……
10年以上前の物の上、筆者もあまり使っていないので記憶がない。

先端部分はおそらく同じく浦和工業の超硬カッター(タマゴ型)かと思われ。
古いからか本体のほうはショップでもあまり見かけませんな……。

あんまり記憶がないのは筆者としては珍しいような。

ここ数年はスケールモデル率が高くて、ガンプラの大規模改造はしていませんからね。
このツールは電池式ですが、しばらく使用していなかったのでうまく作動してくれなかったり。

どうも通電部分が酸化していたらしい。
少し磨いたら無事作動してくれた。
モノアイパーツを自作せよ


続いてモノアイパーツを自作。
今回使用したのは
- タミヤのプラ棒(丸棒・2mm径)
- コトブキヤのモビルパイプ(4.0mm径)
- コトブキヤの丸ノズル(4.0mm径)
ですな。
クリアーパーツ部分は紛失防止のため、完成直前まで後回しに。

頭部の内部容積が狭いので、基本的には小さめのパーツのほうが組み込みやすい感じだ。
基本的な加工方法は過去に紹介したケンプファーのものと同じなので、そちらも参考にしてもらいたい。

プラ棒を軸に、丸ノズルを貼り付けたパイプを被せて可動させる感じだね。
ノズルと接着するパイプ部分は平らに削っておくと接着面が増えて強度が出るよ。


仮組みして問題なくセットできるか確認。
モノアイパーツを組み込んだアゴパーツを斜め下からセットする感じですな。
アゴと頭部との接続が2本の動力パイプ部分のみなので、少し強度が気になりますが……。

負荷がかかる部分ではないので、とりあえずはそのまま進めよう。
モノアイパーツは丸ノズル部分を上寄りに接着するとジト目感が出る。
ただあんまり上寄りにすると組み込む際に内部で干渉しやすいので注意だ。
後頭部の小加工


後は頭部を接着して合わせ目消し。
後頭部に丸いモールドがあるので、そこは1.0mm径のピンバイスで開口。
放熱口風にしています。

放熱効率を上げる設定かな?
それとも軽量化かな。

スミ入れ時に塗り潰すのが億劫……というのが筆者の本音だそうです。
逆に強度を優先して開けないパターンもありますが、今回は強度的に問題なさそうだったので開口しています。
今回の戦果


合わせ目を整形して各パーツを組み込み。
これで頭部の組み立ては完了とします。

やっぱりここだけで結構時間がかかったような。

作業が難航しているので今回はここまで。
各所並行して進んでいるけど、現時点でまとまって紹介できる部位がない。
なので次回は未定。
出来上がった部位から順次紹介していく予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット