
イタレリより発売されています、ユンカースJu86D爆撃機を作っていきましょう。

前回はD型の特徴であるエンジンを組んだ。
今回は残りの細かい部品を組んで、全体の組み立てを終了させよう。

この辺りもまたE型と似たような構成になっていそうな。

基本的にエンジンを差し替えただけですからね。
それと今回のキットは機銃パーツが1択となっています。
E型では2種類からの選択式でしたが。

それでは作戦を再開しよう。
尾翼の組み立て


大まかな形になってきたので、細かい部品を取り付けていきましょう。
まずは尾翼周りから。
昇降舵の上下に88番のバランサーパーツを取り付けます。

取り付け部分が凸モールドで囲まれているだけで、凹みなどは一切ないイモ付けとなっている。
ここは取り付け予定地に0.5mmのピンバイスで凹みをつけて、88番パーツのゲートを残して切り出し、それを凹みにはめ込むようにして接着してみた。

バランサーパーツに残したゲートをピン代わりにして、昇降舵に開けた凹みに差し込む感じだね。


尾翼の支柱部分である86番パーツと87番パーツ。
こちらも水平尾翼裏の凸モールドで囲まれた部分にイモ付けするような形ですな。

ただどうも支柱の長さが足りないのか、所定の位置よりも内側寄りになる。
また取り付け位置とは関係ない凸モールドの上に接着するため、少し強度が不安だ。


というわけで取り付け位置を示す凸モールドは削り取った。
それと接着部分に被る直線の凸モールドも、接着面が凸凹した形になり強度が出ないので削り取り。
画像右側の外から見える部分も筆者は間違えて削ってしまったけど、これは伸ばしランナーを貼りつけて復活させている。

この位置、前のE型でもズレが発生したような。

どうも本体と水平尾翼の接着位置が悪いと、ここの部分も連鎖しズレるようですな。

それとこの支柱パーツたち、厚みがあるからかヒケて凹みが発生していた。
組む前に気がついた筆者は細切れにした伸ばしランナーを接着して埋めている。
他にもヒケが発生している箇所が多数あるので、あらかじめ処理しておくといいだろう。

伸ばしランナー君については過去記事を参考にしてね。
動翼の組み立て


主翼と一緒に合わせていた動翼部分。
こちらも細かい部品を取り付けていきます。
尾翼同様の88番パーツを動翼上部に取り付けた後、90番の接続軸パーツを下部に取り付けていきます。
こちらにいたっては凸モールドの位置すら示されていませんな。


組み立て説明書の右上に別図で取り付け位置が示されている。
ただこれは側面からの断面図となっているので……。


塗装図を参考にしてみることに。
機体中央周りの下部は記載されていないけど、主翼下部周りは記載されている。
どうやら各同翼の中央部分に接着すればいいようだ。

表面の接続部のちょうど裏側に来る感じ……ってことでいいのかな?
風防の取り付け


続いて風防パーツの取り付け。
爆撃機キットの難所ですな。
機首は機銃パーツを先に塗り分けておくことを忘れずに……。

48番パーツ(操縦席の風防)は操縦席後部の仕切りパーツが内部から干渉してうまくはめこめなかった。
なので仕切りパーツを一度外し、赤く示した底面を削って高さを下げている。

現物合わせの作業に……。

爆撃機の風防はマスキングもですが、取り付けも少し難しいというやつです。
幅がぴったり合わないことが多いといいますか……。

胴体を貼り合わせる際に圧着するけど、それで胴体が風防より細くなって段差が出来やすいんだ。


最後に底面の搭乗ハッチ部分を取り付け。
開けた状態にも出来ますが、今回は閉めてしまいましょう。
……E型同様、接着剤をつける段差がないので本体と組んだ後だと接着がしづらいですな。
内部に入ってしまいがちといいますか。

筆者はプラ板を貼りつけて段差を作っているけど、それでも接着しづらかった。
このプラ板はハッチ側ではなく本体側に接着したほうがよかったかもね。

……閉める場合は胴体を組む前に取り付けたほうがいいかもね。
今回の戦果


何はともあれ、風防をマスキングして組み立て完了にしてしまいます。
これ以上長引かせると筆者の気力が持たないので。

そういえば実際は2機同時製作しているんだよね。

とりあえず1機が先行しているような状態だ。
今回はここで中断。
次回は、この先行しているほうを先に塗ってしまおう。

続きは次回!