さて、今回も模型製作といきますか。
今日も一日、頑張るzoy!
ヴァルダ殿。
知らない人がいつの間にか混ざっています。
亡命者でしょうか。
・・・・・・妹だ。
よろしく!
顔写真を用意するのに筆者が1日を費やしたのは内緒だ。
おかげで、肝心の作業が遅れている。
相変わらず、レトロゲームに登場しそうな作画ですな。
筆者は64世代だよ。
とりあえず、早速今回の作業にとりかかっていこう。
前回III号戦車M型が完成したから、新たなキットに手をつける。
今回のお題 サイバーホビー III号突撃砲G型(1943年5月生産型)
今回作るのはこちら。
前回のIII号戦車同様、サイバーホビーから
III号突撃砲G型(1943年5月生産型)
だ。
戦車型に続いて、突撃砲の製作となりますな。
1943年5月生産型?
いきなりマニアックそうなネーミングが……。
III号突撃砲G型とは?
以前製作したIV号突撃砲の記事でも話したけど、第一次世界大戦で元々戦車は敵陣に突撃する歩兵を支援するものだったんだ。
私はそのとき居なかったから、このことは知らないなぁ。
過去記事を貼っておくので、こちらを参照に……。
その後、戦間期のドイツ軍で装甲部隊が設立される。
足の速い戦車は戦車同士でまとまって行動するようになるんだ。
そうなると引き抜かれた戦車の代わりに、歩兵支援の兵器が必要になる・・・・・・。
そこで登場したのが、突撃砲。
・・・・・・という流れでしたな。
III号突撃砲はIII号戦車をベースにした車輌。
この呼称はIV号突撃砲が登場した際に付けられ、それ以前は単に「突撃砲」の名称だったとか。
III号突撃砲は歩兵支援兵器のため、元々短砲身の75mm砲を装備していた。
ところが戦争が続くにつれて、歩兵への脅威は陣地やトーチカよりも敵戦車に。
E型までのIII号突撃砲は榴弾威力に優れた、短砲身の75mm砲を装備。
F型からは装甲貫徹力に優れた、長砲身の75mm砲を装備することになる。
ガルパンでカバさんチームが乗っていたのが、この車輌だったね。
F型の次に、原型の戦車型の車体設計変更に合わせたF/8型が登場。
今回作るG型は、そのF/8型に続く型となっている。
III号突撃砲の最終生産型だ。
F/8型?
なんか変な名前のが。
原型のIII号戦車がJ型で新型の車体に変更。
その車体を使ったIII号戦車F型のことだそうです。
III号戦車の第8期生産の車体だから、F/8型という名称になったという説がありますな。
F8型についての詳しいことは一旦置いといて、今回作るG型に焦点を当てよう。
一番の違いは、戦闘室の形状。
F型やF8型は
- 戦闘室後部が角度のついた2枚板形状
- 両側面に無線機用の張り出し
- 天板部分にはベンチレーター付きの、砲尾を逃がすための張り出し
などがあった。
G型はこれらの部分を単純に平坦な1枚板の形状にしている。
他には、それまでなかった車長用キューポラの設置や、防盾付きの機銃が装備されている。
機銃に関しては前身のF8型も途中から追加装備しているけど。
いままでの型はほとんど砲を載せ変えただけのもので間に合わせ感が強かったけど、G型は本格的な設計というか。
天板にあったベンチレーターは車体後部に移っていますな。
天井にあると装填作業に支障が出るようで……。
資料によると、G型は1942年の12月に生産が開始。
今回のキットは1943年5月生産型と銘打ってある。
一番の違いは前面装甲だ。
以前の型は50mmの基本装甲に30mmの装甲を溶接又はボルト留めしている。
1943年5月生産型からは80mmの装甲1枚になっているんだ。
ちなみにタミヤからもIII号突撃砲G型が出ていますが・・・・・・。
タミヤ製のキットは1943年5月以前の、30mm厚ボルト留め装甲を装備したタイプですな。
「初期型」と銘打っているのも、その辺りが由来かと。
原型のIII号戦車は力付属と判断されて生産終了。
その分の車体が回されてきたこともあって、III号突撃砲G型の生産数は7800両以上と激増。
それまでの型は一番多いF型で350輌強だったことと比較しても破格の数だ。
安い生産コストと必要な戦闘能力を持った本車は終戦まで第一線で活躍することになる。
III号突撃砲はドイツ軍の中で
「最も生産された装甲戦闘車輌であり、最も多くの連合軍戦車を撃破した車輌」
と、されているようですな。
なんか、まとめると・・・・・・
- Oシリーズ III号突撃砲の試作品。5輌生産。
- A~E型 短砲身75mmを装備。詳しい各型違いは一旦省略。
- F型 長砲身75mmを装備。
- F8型 新規設計の車体を持つ。
- G型 新規設計の戦闘室を持つ。今回作るのはこれ。
・・・・・・ってことでいいのかな?
そういうことにしておきましょう。
中身を確認しよう
長々と実車解説が入りましたが、キットのほうに手をつけていきましょう。
まずは箱を開けます。
プラパーツを展開してみます。
砲塔を持たない車輌だけあって、戦車型よりも少なく見えます。
前回のM型が継ぎ足し部品だらけで、余剰パーツが多くなっていた。
・・・・・・と考えたほうがよさそうだね。
エッチングパーツに金属シュルツェンと牽引ロープ。
それにデカールと履帯。
履帯は問題のDSトラック。
まだ劣化していないので、別売り品のお世話になる前にさっさと組んでしまいたいところ。
追記 使用不可になっていたIII号戦車J型付属の同型履帯はモデルカステン製品のお世話になりました。
塗装は2種類だけだね。
前回のIII号戦車M型に比べると少ないですな。
それぞれクルスクの戦いとイタリア戦線での車輌となっています。
今回は上側のクルスクの戦いに参加した、第3SS装甲擲弾兵師団「トーテンコップ」の車輌にする。
クルスク戦なので、いつもの髑髏マークではない車輌だ。
足回りを組んでみる
それでは作戦を開始しよう。
まずは足回りから組んでいく。
もうほとんど出来上がっているじゃん。
ここは前回作ったIII号戦車とほぼ同じ構成でした。
同じメーカーのキットであり、何より実車同様の足回り流用ですからね。
詳しくはそちらを参考に・・・・・・。
強いて言うなら、誘導輪に挟み込むエッチングパーツでしょうか。
III号M型は円形のワンパーツでした。
突撃砲は、3分割された円形パーツを接着していきます。
他には起動輪取り付け基部周りが少し違うだけだけど、特筆すべきことではないね。
車体後部の組み立て
前回のIII号M型は特有の防水仕様だった箇所。
今回は通常の形状をしている。
III号戦車といったら、やはりこの形ですな。
追記 エッチングパーツ取り付けに関してはそれらしい記事ができたので、そちらを参考に……。
ここは大判のエッチングパーツを接着しますが・・・・・・。
接着面積が狭い突起部分にくっつけるので、やや強度確保が難しいです。
ゼリー系瞬間接着剤を使ったら?
ただいま切らしておりまして。
エッチングパーツを接着するので、付近にはスペースを確保する必要があります。
他のパーツ達を隙間なく組んでしまうと、このエッチングパーツが入る部分がなくなるので注意です。
今回の戦果
エッチングパーツ接着後、それの上に接着するB1、B21、B22パーツを取り付けます。
これで後部排気口部分は完成です。
今回はここまでにしておこう。
続きは次回。
この記事で作っているキット