機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズに登場した、ジュリエッタのレギンレイズを作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回は仕上げのウェザリングを施し、完成させよう。
実際は先月時点で完成していたんだよね。
そうなりますな。
なので今月分にはカウントしません。
とりあえず作業を再開しよう。
タミヤエナメルでスミ入れをしてみる
手始めにスミ入れ作業。
筆者はいつもならクレオスのウェザリングカラーでスミ入れをしますが……
今回はタミヤエナメルを使ってみます。
使用色はフラットブラックです。
タミヤエナメル……
浸透して部品が割れることが多々あるみたいだけど、大丈夫かなぁ?
なので今回は薄められたスミ入れ用のものではなく、通常のエナメル塗料を用いて少し濃い塗料を使っている。
筆はスミ入れ用塗料に付属する蓋付きのやつだけどね。
どうも流し込み式接着剤同様、部品に負荷がかかっているとそこから浸透しやすいようですな。
なのでなるべくスナップフィット部分を分解した状態で作業を行います。
部品点数が増えて作業が大変ですが、破損すると更に大変なことになるので……。
拭き取り後はこんな感じに。
濃い塗料を使用したので少し拭き取りにも手間がかかりますな。
ただこの時点では目立った破損箇所は見当たりません。
ちなみに筆者がウェザリングカラーから変更した理由は
「ウェザリングカラーだと顔料が粒子状になっていて液体として塗れていないことがある」
からとのこと。
タミヤエナメルは液体感が強いので、モールド部分も粒子感が出ずに綺麗な線になる。
もしかしたら筆者の使っているウェザリングカラーは顔料と溶剤成分が分離してしまっているのかもしれません。
それなりの年数使っていますし。
これは要調査かな?
ちなみに四角い凹みとかバーニアの奥まった部分など、ある程度の面積を塗りつぶす際はタミヤエナメルのほうがおススメだ。
ドライブラシ!
続いてドライブラシ。
- 武器・関節類→クロームシルバー
- 本体のホワイト部分→ジャーマングレイ
- 本体のグリーン部分→明灰緑色
とタミヤエナメル3色を使っています。
ドライブラシについては過去記事参照だよ。
シルバーは特に目立つからやり過ぎないように……。
噴射口・銃口のウェザリング
銃口や噴射口はタミヤのウェザリングマスターBセット。
スス(黒)とサビ(茶)を混ぜたダークブラウンを作り、当該箇所に筆で擦り付けます。
筆にはタミヤアクリルの溶剤をわずかに含ませている。
溶剤成分で少しだけ溶けたウェザリングマスターがいい感じに定着してくれる。
溶剤成分が多すぎるとビチャビチャになって焼けや焦げ感がなくなるので注意。
銀の塗装剥げ
今回は宇宙戦をイメージして泥汚れとかは施さず。
代わりに先ほどドライブラシでも使用したタミヤエナメルのクロームシルバーを装甲面角に擦り付けます。
関節周りに使うと動いて塗装が剥がれた感じになるかな?
銀剥げや筆者がよく飛行機模型で施しているよね。
最後につや消し
最後につや消し。
水性ホビーカラーのつや消しクリアーをエアブラシで全体に吹きつけ。
これで完成となる。
以下、ギャラリーだよ。
HG モビルレギンレイズ 完成!
筆者が6年ぐらい放置していたものがようやく完成。
それでも他のガンプラたちに比べれば、まだ放置期間は短いんだよね。
10年以上放置もザラにありますからね。
完成した後に気がついたけど、ツインパイルは実は2色に塗り分ける必要がある。
筆者は今回単色で仕上げているけど。
塗り分け箇所はパーツ単位で分かれているようなので、マスキングは不要のようですな。
気が向いたら塗りなおすかもしれません。
作ってみた感想のコーナー
あっという間に完成したね。
筆者の感想として気に入ったところは
- 素の状態で可動範囲は極めて広い。なので今回は可動に関する改造はしていない。
- パーツの色分けもセンサー類を除いてほぼ完璧。ツインパイルは2色のはずが単色成型だけど、正直そこまで気にならない。
- 塗り分けに関して後ハメなどの複雑な改造も不要。塗装派も安心。
逆に気になった箇所としては
- 肩アーマーと腰アーマーは単純なボールジョイント接続で、遊んでいると外れやすい。気になる人は薄く瞬間接着剤などを塗って軸を補強しておくといいだろう。
- 手首は握ったもののみ。ただ別売りのオプションパーツセット8に開いた手が収録されているので、気になる人はそれを購入すれば解決する。
筆者の作業を見ていたけど、複雑な改造はしないでただ整形作業をひたすら行っていただけだね。
それで気がついたらカッコいいMSが出来上がって……。
このキットに限ったことではありませんが、やはりフレームなどに使われた軟質プラの整形作業に少々時間がかかりますな。
傷を取るのが難しいので、紙やすりは手を抜かず順番にかけていきましょう。
筆者は今回400~800番まで使っている。
そこまで時間をかけたくないので、多少の傷はウェザリングで隠してしまう方針だ。
戦車の作りすぎでそっちの考えがガンプラにも移っているというか。
総評としては非常によくできた製品だ。
筆者はこれが始めて完成させた鉄血シリーズのキットだけど大満足している。
筆者は他の鉄血キットも今更になって気になっているようですが、まだまだ品薄は続いているようですな。
まあバンダイ先生は今放送中の水星の魔女関連で忙しそうだし。
今回はここで終了。
次回は在庫処理ついでに、また少し小ネタ系の内容になりそうだ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット