ガンプラHGUCシリーズより、リバイブ版のグフを作っていきましょう。
前回は塗装を行った。
今回はマーキングやウェザリングを施していくよ。
また更新速度が落ちたのは気のせいですかな。
結構時間のかかる作業だったからね。筆者としてはそれでも駆け足になっていたつもりらしいけど。
デカール貼り
例によって買いだめしておいた大量のガンダムデカールを引っ張り出して、グフにマーキングを施していきます。
こいつら、結構必要なときに売っていなかったりするんだよね。
筆者のガンプラにもデカールがなくて製作が止まっているのが幾つかあるんだ。
貼り付けますが・・・・・・
一番古いのは水に浸けただけでボロボロに砕けていきます。
多少切れたりするのは貼り付けるときに繋げばいいんだけど、細切れになるのはどうにもならないね。
古いのは確か発売直後のだから、どうやら2006年ごろのものだね。
今は2020年です。
こういうのは航空機の中古プラモでもよくある現象です。
買いだめを奨めておいてなんだけど、デカールは放置すると劣化する欠点もあるんだ。
製作速度を上げて消費も早める必要がありますな。
他キットからデカールを流用してみよう
おや、ガンダムデカールにはこんなマークは入っていませんよ?
余剰のスケールモデル用デカールを流用してグフの右腕に貼り付けた。
確かタミヤのIV号戦車D型についてくる幽霊マーク。
調べたところ、ドイツ国防軍の第11装甲師団のマークだとか。
唐突だけど、ここでマーキングの参考に以前製作したグフ系キットを掘り出してみる。
右側は以前も登場したトーマス・クルツ機で左はグフカスタムですね。
デカール貼りはこれで終わりです。
思ったより時間がかかりましたな。
自由に考えられるとかえって迷ってなかなか先に進まないんだ。
今回メインに使ったのはガンダムデカールのHGUCジオン用1。
グフなどジオニック社製MS向けのものが多数収録されている。
その他灰色の帯とかはHGUCジオン用の3だか4。
ウェザリング
ウォッシングとドライブラシで下準備
デカールで時間を費やしたのでここは速攻をかけて進める。
まずはウェザリングカラーのマルチブラックでウォッシングを兼ねたスミ入れ。
全体に塗った後溶剤でふき取る。
すると奥まった部分に黒い塗料が残るんだ。
今回はこの工程で事故はありませんね。
以前ガンダムトレーラーでは部品が割れましたが。
それと、筆者がここに来て足裏の塗り分けをしていました。
使用色は関節で使ったMr.メタルカラーのアイアン。
MGなんかだとここはフレーム色(関節色)だ。
陸戦型のMSはこういう足裏になっているパターンを幾つか見かけるね。
筆者が初めて見たのは確か08小隊HGのザクJC型だった気がします。
ドライブラシ!
続いてドライブラシ。
タミヤエナメルのライトブルーを筆に少量含ませ、キットのエッジにこすり付けていきます。
写真の左側が作業前、右が作業後。
ドライブラシについては別の記事が出来たので、そちらも参照に。
ついでに次のチッピングに備えて、擦り付けるだけでなく少量ずつ色を置いていくように塗る。
デカールがボロボロになった部分もこれを行って誤魔化してしまおう。
チッピング!
置いたライトブルーを縁に残すように、ウェザリングカラーのグランドブラウンを置く。
陸戦型で激しい近接戦を繰り広げるグフを想定してややきつめに施してみた。
なるべく液体感を出さないように……。
ビン底に溜まった濃い目の塗料を使うといいですね。
ここまでの作業での全体像はこんな感じです。
ここからはもっと風化した感じにしていこう。
各種マテリアルでサビ、土汚れを施す
ウェザリングカラーのステインブラウンでサビ表現をします。
まずはサビが溜まりそうな場所に色を置きます。
ここではスパイクの下部で試してみましょう。
表面にうっすらと残る具合で溶剤を使って拭き取り、延ばしていきます。
ふき取りには綿棒の他、ガイアノーツのフィニッシュマスターがおススメです。
まだ物足りないと筆者が感じたのか、ウェザリングカラーのラストオレンジとウェザリングライナー錆色セットのラストオレンジでキットのエッジをちょこちょこ突っついている。
グフの青に対してオレンジは結構目立つので、ほんのアクセントに留めている。
他にも比較的新しいキズ跡ということで、タミヤエナメルのクロームシルバーを引っかくようにキットの表面に塗ります。
頻繁に擦れる部分である関節付近に施してやるとそれらしくなる。
筆者が戦車模型にたびたび施す雨だれ汚れ。
先ほども使ったウェザリングライナー錆色セットに含まれる、スートブラックで比較的面の広いシールドに行ってみましょう。
ライナーで軽く線を引き、ウェザリングカラー用溶剤で伸ばす。
伸ばすのには先ほども登場した綿棒やガイアノーツフィニッシュマスターがいいだろう。
足元を汚してみる
陸戦型ならやはり砂、土汚れはつけておきたいところ。
今回はウェザリングカラーのグレイッシュブラウンで足元を汚してみる。
まずは適当にペタペタと塗る。
薄く塗って半乾きになったところで、綿棒で軽く叩きぼかしていきます。
うっすらと埃を被ったイメージで・・・・・・。
とりあえずこんな感じで。
ウェザリングカラーは定着が弱いのでぼかし塗装がしやすいですな。
反面触れたりすると簡単に指紋が残るのが難点です。
ただ綿棒であとから叩いたり擦ったりすれば簡単に修正が出来ます。
ここまでの作業での全体像。
ウェザリングカラーを定着させたいのでさっさとつや消しコーティングをしてしまおう。
その前にバックパック上部や脚部の側面ダクト等を黒く塗りつぶしておきます。
使用したのはタミヤエナメルのフラットブラックです。
奥まった部分の塗りつぶしならタミヤエナメルですな。
ジオニック社のロゴがボコボコじゃないか。
アホな筆者がドライブラシ中に擦りすぎて剥がしたらしく・・・・・・。
適当にウェザリングで誤魔化してしまいましょう。
トップコートとつや消し後の仕上げ汚し
そんなこんなでいつもどおりのつや消しです。
相変わらず水性ホビーカラーのつや消しクリアーをブラシ塗装します。
バーニアやフィンガーバルカンにはウェザリングマスターBセットで焼け表現を加えてみます。
そのまま擦り付けるよりは水性ホビーカラー溶剤(もしくはタミヤアクリル溶剤)を使い、少し湿らせた状態で擦りつけたほうが色が乗りやすいように感じました。
足は同じくウェザリングマスター。
こちらはAセットのマッドやサンド色で砂汚れをイメージする。
今回色々なマテリアルで汚しをしたけれど、ウェザリングマスターとウェザリングライナーについては過去記事に詳しいことが書かれているのでご興味があればぜひ参照に・・・・・・。
追記
戦車模型用のウェザリング記事もできました。
こちらも参考になりますな。
HGUCグフ 完成
つや消し後、最終組み立てを行いこんな感じに。
今回はこの辺りで完成としましょう。
以下、ギャラリーです。
以下の写真は細部のアップだ。
作ってみた感想のコーナー
一度HGUC初期にラインナップされ、再び登場したグフ。
筆者の感想は……。
筆者として気に入ったところは
- 旧作に比べて可動範囲が大幅に拡大。旧作では動かなかった胴体やフィンガーバルカンも動く。
- シールドやスネなど全体的に大型化しており、よりグフの力強さが強調されている
- 旧作では果たされていなかったサーベルやシールド表面の色分け・パーツ分けも出来ている
逆に気になった点としては
- TVアニメ版をイメージしたからか全体的に丸っこい形状をしている。そちらが好みの人はいいけど、筆者は旧作やMG旧作の角ばったイメージが定着しているので頭部を余剰パーツに交換してしまった
- 武器の握り手はほぼサーベル専用。丸棒状の武器は上手く握れず、他の武器を持たせる場合は手首ごと移植する必要がある
気になる点と言っても「強いて挙げる」とこんな感じ。
筆者としては大満足のようだ。
とにかく旧作の欠点をすべて補った感じというか。
そういうことになる。
HGUC グフ(リバイブ版)はこれで終了ですな。
いかがだったでしょうか。
今回はダメージ系のウェザリングを激しくしてみた。
やや荒削りなところも多々あったように感じるね。
急いで作ったところもありますが、そのおかげで筆者としては早く完成に持ち込めたというのもあります。
比較的シンプルなキットなので色々楽しめますよ。
とってつけたような装甲板は見る人によっては余計なものに感じるかもしれないね。
・・・・・・なんでまだ2機もいるんですかね。
筆者の在庫だ。
流石に次作るのは別のものにしよう。
今回はここまで。
余談 筆者の戦利品紹介
また筆者はろくに考えもせず浪費をしていたのかい。
筆者はいつも駅のホームから飛び降りる思いで鉄道模型を購入していますよ。
そんなことより、これはKATOの651系です。
かつて常磐線で「スーパーひたち」として走っていた特急型電車だね。
現在は後継のE657系に役目を譲り、651系は高崎線の特急やジョイフルトレイン「伊豆クレイル」などで活躍中だ。
ただ調べていたところ、後者は今年6月に引退してしまうそうだ。
また、丁度常磐線は3.11の震災から全線が復旧、東京方面から仙台方面までの直通特急が復活するのだとか。
何かと話題に絡んできているタイムリーな電車だ。
本当に今回はここまで。
この記事で作っているキット