ヴェスペでウェザリングライナー&ウェザリングマスターレビュー

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レビュー系記事
アドルフ
アドルフ

うーむ、次は何を作るか・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

アドルフ、ここはレビュー系の記事なんてどうだろうか。

アドルフ
アドルフ

レビュー系ですか?

ヴァルダ
ヴァルダ

うむ、便利グッズとかを実際に使ってみた感想を書いてみたり。

アドルフ
アドルフ

うまくできるんですかね。

ヴァルダ
ヴァルダ

何事も練習だ。

というわけで今回は汚し表現に使う資材、ウェザリングライナーウェザリングマスターを紹介しよう。

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本日の主役達の紹介

ヴァルダ
ヴァルダ

そんなこんなでこちらが今回の主役となるクレオスの

「Mr.ウェザリングライナー」

この記事を書いている2019年11月の時点ではこの

「錆色セット」

のほかにも

「雪色セット」

「泥色セット」

が発売されている。

アドルフ
アドルフ

他のウェザリング用品と違って鉛筆状なのが特徴ですね。

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ヴァルダ
ヴァルダ

んでこちらは今回のもう一つの主役である「タミヤ ウェザリングマスター」

現在筆者が保有しているのはA、B、C、Eセット。

他にも

Dセット(焼け色)

Fセット(メタル色)

Gセット(フィギュア用)

Hセット(フィギュア用)

WWII米海軍機用セット

が発売されているようだ。

アドルフ
アドルフ

見た目、化粧品みたいだとよく言われていますね

ヴァルダ
ヴァルダ

なお上記の資材を目立たせるため、今回はいつも使っている

クレオスの「ウェザリングカラー」

は封印させてもらう。

実験台の紹介

アドルフ
アドルフ

上記の道具達を使うために題材が必要です。

今回はこのタミヤより

「自走榴弾砲ヴェスペ」

を使って解説していきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

第二次世界大戦前半に活躍した軽戦車、II号戦車の車体をベースにした自走砲だ。「ヴェスペ」はドイツ語で「スズメバチ」を意味する。

ちなみに本キットはタミヤMMシリーズの記念すべき第200弾として1996年に発売された。

アドルフ
アドルフ

最近デカールや履帯、人形を変更したイタリア戦線版も発売されましたな。

アドルフ
アドルフ

箱を開けてみるとご覧の通り……

塗装済みです。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者がこのブログ開設の直前までこのキットを作っていたんだ。

ブログ開設で他のキットを進めるために一時中断していた。

この機会に完成させてしまおう。

アドルフ
アドルフ

このキットには塗装が3種類あります。

筆者が選んだのは

ジャーマングレーの下地にダークグリーンの迷彩

を施した武装親衛隊所属車です。

他には

ダークイエローの下地にダークグリーンの斑迷彩

のグロス・ドイッチュラント師団所属

三色迷彩の所属不明車

が選択できます。

作業開始

下準備

ヴァルダ
ヴァルダ

まずは下準備、クリアーを吹いて光沢状態にしておく。

ヴァルダ
ヴァルダ

続いてタミヤエナメルのバフを用意。

今回はスミ入れを兼ねたウォッシングを先に行う。

ちなみに筆者は空いたタミヤセメントのビンに薄めて放り込んである。

これならすぐに塗ることが出来る。

アドルフ
アドルフ

ライナー&マスターを使うのでは?

ヴァルダ
ヴァルダ

道具にはそれぞれ得て不得手がある。彼らでは表現が難しいことをエナメル塗料で補完する。

ヴァルダ
ヴァルダ

薄めたバフをキット全体に塗って、その後拭き取る。

拭き取るときも上から下へと流れるように拭き取ると雨だれ感が出てそれらしくなる。

アドルフ
アドルフ

なんか装甲板が外れていますよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

エナメル溶剤でガンプラが破損するということがよくある。

厚みのあるスケールモデルでは破損はしないものの、接着部分が外れることがある。

アホな筆者が作業中に落としたというのもあるけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

作業後はこんな感じ。これをやるだけで埃汚れや雨だれが結構それらしくなってしまうんだ。

ウェザリングライナーで雨だれ

ヴァルダ
ヴァルダ

ここでようやくウェザリングライナーの出番。

今までのAFVキットではウェザリングカラーで行った雨だれ表現。

今回はライナーのスートブラックを使って雨だれ表現をしてみよう。

アドルフ
アドルフ

ライナーでまっすぐに線を引いて・・・・・・。

アドルフ
アドルフ

溶剤を染み込ませた筆や綿棒で上から擦ってみます。

拭き取りすぎたようです。

完全に消えてしまったように見えます。

ヴァルダ
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そういう時はもう一回同じことをやればいい。

溶剤についてだけど、

・タミヤアクリル

・タミヤエナメル

・ウェザリングカラー

の3種類で試してみたけどどれでも問題なかった。

付属の説明書では、水性ホビーカラーの溶剤を使っている。

筆者としてはウェザリングカラーの溶剤がいい感じっぽいようだね。

アドルフ
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何回か試してこんな感じに。

表面にうっすら残る感じを目指すとそれらしくなります。

アドルフ
アドルフ

こちらは車体右側。どんどん描きこんで情報量を増やしていきましょいう。

ヴァルダ
ヴァルダ

ドゥンドゥンやろうじゃないか。

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ウェザリングマスターで錆と煤

アドルフ
アドルフ

お次はウェザリングマスターを使います。

以前からこのマテリアルは使っていましたが・・・・・・

今回はAFVで散々使っていたウェザリングカラーに代わって、大々的に使っていきたいと思います。

ヴァルダ
ヴァルダ

使用するのはBセットのサビ

今までは乾いた状態で擦り付けていた。

これをアクリル溶剤の水割りで溶いて使う。

アドルフ
アドルフ

いつもならウェザリングカラーのステインブラウンを使うマフラー部分。

ここにサビを塗ります。

アドルフ
アドルフ

こんな感じに。

溶剤で溶いたとはいえ、やはり定着力は弱いです。

塗布後はあまり触れないほうがいいですな。

アドルフ
アドルフ

同様に車外装備もサビを塗ります。

アドルフ
アドルフ

その後、Cセットのアカサビを用意。

こちらは乾いた状態で、付属の筆を使い擦り付けます。

先に塗ったサビ色の凸凹に引っかかって、いい感じに色の変化が出ます。

ヴァルダ
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砲口にはBセットのススを溶剤で。

「実際の砲口のスス汚れはこまめに掃除されていて綺麗らしいけど、今回は変化を付けてみたくて施してみた」

と筆者が供述している。

ウェザリングライナーで錆汚れ

アドルフ
アドルフ

さて、残っていたラストレッドラストオレンジのライナーの運命やいかに・・・・・・?

ヴァルダ
ヴァルダ

こちらも車外装備品やモールド部分を適当につっついて浮き上がった赤錆を表現できる。

実はこの二色を普段あまり使っていなかったりする。

アドルフ
アドルフ

鉛筆型なのでウェザリングカラーやマスターと違って、広範囲を均一に塗るのはあんまり向いていないようです。

ヴァルダ
ヴァルダ

あとは適当にエッジ部分にスートブラックを擦りつけた後、ラスト2色でつっつく。

この車輌は1943年のフランス・パリにいた車輌。

筆者は

最前線ではなく訓練などに使われていた

と想定して、激しいバトルダメージは行わない方針で進めている。

アドルフ
アドルフ

こういうのを色々考えてみるのも模型の醍醐味ですよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

考えすぎて何時まで経っても完成しないのも考え物だけどね。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここでタミヤエナメルのオイルカラーを車体上面に撒き散らして車体上部の汚しは終わらせよう。

ウェザリングマスターで泥汚れ

アドルフ
アドルフ

ここから先は主にウェザリングマスターAセットを用いて足回りの汚れを行います。

ヴァルダ
ヴァルダ

3色あるけど、一番右側にある「マッド」をメインで使っていくよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

錆色同様、溶いたマスターを使う古しの筆で塗りつけていく。

ヴァルダ
ヴァルダ

その後、まずは溶剤を染み込ませた筆や綿棒で拭き取る。

その後、今度は乾いた筆や綿棒で擦ってぼかしていく。

アドルフ
アドルフ

ふわっとした砂埃汚れをイメージして、不自然な筆のあとが残らないようにしていきましょう。

アドルフ
アドルフ

転輪と履帯の接する面は車輌が走るたびに擦れる場所。

なので綿棒でふき取って汚れは控えめにします。

アドルフ
アドルフ

ヴェスペはオープントップの自走砲。内部の砂汚れも行っておきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

それと、アホな筆者が照準器を放置していたのでガンメタルで塗って接着。

コイツは手入れされているものと考えて錆汚れは行っていないよ。

ウェザリングライナーの溶剤浸し

ヴァルダ
ヴァルダ

一通り作業が終わった後、調べ物をしている最中に

「ウェザリングライナーを溶剤で浸して使う」

みたいな事が出てきたのでついでに試しておく。

アドルフ
アドルフ

この方法、説明書にちゃんと書いてありますよ。

アドルフ
アドルフ

説明書には「水性ホビーカラー」の溶剤を使うように書いてありますが、筆者がよく読まなかったため、ウェザリングカラー溶剤を使用しています。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえずプラ板の上に試し書き。

左からそのまま、浸した直後、浸して少し置いた後に書いている。

アドルフ
アドルフ

例によって車外装備品をつっついてみます。まず作業前。

アドルフ
アドルフ

そして浸したライナーを使用。

スコップ周りに濃いオレンジがついているのがお分かりいただけますでしょうか。

アドルフ
アドルフ

やはりこのままでは不自然なので擦ってなじませます。

液体系のウェザリングと違ってピンポイントで色を置けるのがライナーの長所でしょうか。

ウェザリングマスターで砂汚れ

ヴァルダ
ヴァルダ

ウェザリングが終わったのでここでつや消し。でもまだここで行うウェザリングもある。

ヴァルダ
ヴァルダ

過去の作品でもやっていたけど改めて紹介。

マスターのAセットサンド色を履帯等足回りに擦り付けて砂埃を表現。

乾いたウェザリングマスターはつや消し面のほうがよく定着するので最後のつや消しついでにこすり付けておこう。

アドルフ
アドルフ

最後に履帯の接着、砲弾を搭載して完成です。

ヴァルダ
ヴァルダ

本キットのベルト式履帯はややキツめだった。

あからさまな弛み表現は難しい。

無理にやろうとして破損しないように。

ヴァルダ
ヴァルダ

余談だけどヴェスペには兵士二人の人形が付いてくる。

オーバーコートを着た、冬季に似合いそうな兵士。

別の機会に使ってみたいと思う。

ヴェスペ完成。そしてまとめ

アドルフ
アドルフ

オープントップの車輌は内部の様子がよく見えるので戦車とはまた違った楽しみがありますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

装甲板裏の押し出しピン処理とかあるけどここは今は触れないでおこう。

それより、今回の主役達についてまとめよう。

まとめ

ウェザリングライナー感想

・鉛筆型なので筆やスポンジなど塗るのに特別な道具を用意する必要がない。

・ただ線を引くだけなら溶剤臭とも無縁。溶剤で擦るときもアクリル系溶剤を使えばあまり臭わない。

・溶剤系のウェザリングと違い細い線を引きやすい。筆者個人としては雨だれはこれが一番やりやすい。

・広い面への塗布には向いていない。

・基本的に色を混ぜ合わせることは出来ない。

ウェザリングマスター感想

・乾燥したものの擦りつけ、溶剤で溶いたものを塗ったりと使い方次第で様々な表現が出来る。

・意外と種類が豊富。粉物だが混ぜ合わせて使うことも出来る。種類が色々あるが筆者個人の意見としては今回メインに使ったAセットとBセットを買っておくことをお勧め。

・粉物なので飛んだりして気がついたら作業台周辺がやたらと汚れている。

アドルフ
アドルフ

こんなところでしょうか。

今回はAFVモデルに使用しましたが、勿論他のプラモにも使うことが出来ます。

余談 筆者の近況

アドルフ
アドルフ

補給物資が届きました。

ヴァルダ
ヴァルダ

残念ながらティーガーのエンジングリルは今回見つからなかったようだね。

筆がだめになったのでそれの補充はうれしいところ。

ところで、右のやつらは・・・・・・。

アドルフ
アドルフ

再生産されていたTOMIXの国鉄車掌車ヨ8000です。

KATO(写真二枚目右側)と比べると大幅に値段は高いもののライトが点灯するのが利点です。

アドルフ
アドルフ

それと、中古品のKATO旧型客車、左からマニ37、マニ60、オハ35

ヴァルダ
ヴァルダ

そういえば筆者は鉄道模型も集めていたんだね。

アドルフ
アドルフ

積みを片付けて敷地を確保しないと・・・・・・。

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