
ガンプラのHGUC、ヅダを作っていきます。

前回は塗装作業を行った。
今回はマーキングやウェザリングを行って完成させよう。

ようやく完成かぁ。

キット自体はあまり手を加えていませんが、細かい作業が続くので・・・・・・。

あまりにも先に進むのが遅いので筆者のモチベーションも危ういところだった。
直前までサクサク組めるキットが連続していたのもあるけど。
筆ではみ出しを修正する

まずは前回上手く塗れなかった迷彩色の修正を筆で行う。
いわゆるレタッチだね。

・・・・・・あまり変わっていないような。

細かい部分はウェザリングでどうにかしよう。
第一次マーキング作戦

迷彩塗装に続いてヅダの難所と思われる部分が、このマーキング。
劇中でも機体各部に注意書きがされており、キットではそれらがマーキングシールとして付属・再現できるようになっている。
ただこのマーキングシール、数が多い上に非常に細かい。

これは時間がかかりそうな。
・・・・・・ところで筆者の手元にあるシール、緑台紙のものと青台紙のものがあるね。

元々ガンプラでは緑台紙のシールが付属していた。
ある期間から、青台紙のシールに変更された。
筆者は現在組んでいるのを含めてヅダを4機保有しているけど、10数年前に購入した2機と3~4年前に購入した2機なので、それぞれ付属シールの台紙が異なる。
内容は一緒なので大丈夫だ。

作業のしやすさを考慮したのでしょうか。
なんか緑代台紙よりも青台紙のもののほうが印刷表記を確認しやすい気がします。

このシール、1枚ずつ貼るのはかなり苦労するけど・・・・・・
一部の注意書きや、目立つ部隊章なんかは別売りのガンダムデカールHGUCジオン軍MS用②に収録されている。
なのでこちらを先に貼り付けてしまう。

このデカール類も筆者が近年補充したものもありますが、昔からのストックもありますな。
特に部隊章なんかは他に使い道が少ないので惜しまず使っていきましょう。

あれ、マーキングシールは?

ウェザリング後に貼り付ける。
以前ブグで失敗したからね。


シールを貼ってからスミ入れ作業を行うと、シールの段差にスミ入れされてしまい強調されるという・・・・・・。
2色のスミ入れ作業を行う

デカールが乾いたらスミ入れ作業。
近年筆者は基本的にガンプラに対してウェザリングカラーでスミ入れすることが多い。
同カラーのマルチブラックを溶剤で溶いて塗ってみよう。

スミ入れ時は負荷がかかった部品が浸透した溶剤で破損することも多いので、面倒でも外せる部品はなるべく外して作業をするとよいでしょう。
どうしても上手くスミ入れが出来ない部分はタミヤエナメルのスミ入れ用ブラックで慎重に・・・・・・。

筆者の経験だと、HGUCキットの二の腕などによく見られるリング状の部品は溶剤でよく破損していたようだね。

ヅダの本体には白いラインが塗られている。
本キットでは当該部分をスミ入れで再現するようになっている。
タミヤエナメルのフラットホワイトを溶剤で溶いて流し込もう。

濃度調整に注意。
薄いと色が上手く残らなかったり、浸透したり。
濃いと上手く流れてくれないよ。

あらかじめ彫り直した効果があったのか、上手く流れてくれましたな。
はみ出た場合は溶剤を染み込ませたガイアノーツのフィニッシュマスターを使うと綺麗に拭き取れますよ。
ドライブラシ!

続いてドライブラシ。
今回は青系のグレー、スカイグレイをチョイス。
これをエッジに擦り付けていく。

ドライブラシについては過去記事参照だよ。


続いて金属色部分もクロームシルバーでドライブラシ。
この色は主張が強いので、やり過ぎないように・・・・・・。

MS IGLOOの機体って、結構シルバーのドライブラシが似合う感じ。
本体にも施すけど、スカイグレイのドライブラシが上手く決まったからほどほどにしよう。
関節周りの擦れそうなところを中心にシルバーは使うといいかな?
第二次マーキング作戦

あらかたウェザリングは片付いたので、いよいよシールを貼り付けていく。
膨大な数だから、貼り忘れがないように各ブロックごとに貼り付けていく。

余白はなるべく切り落として・・・・・・。

筆者はいままでだとデザインナイフで余白を切り落としていたけど、切り出し中にシールが台紙から剥がれちゃうんだよね。
なんかいい方法はないかな?

筆者は今回
「ピンセットでシールを台紙に押さえつけつつハサミで切り出し」
ていましたな。
あらかじめハサミで使用するシールを台紙ごと大まかに切り取っておくと良さそうです。

出来上がりはこんな感じ。
文字ではあっという間だけど、実際はそれなりに時間をかけている。

シールはそのもの自体に厚みがあるのが難点ですが、密着させれば意外と目立たなくなりますな。
密着しないとどうしても余った余白部分が白く曇って目立つので注意です。
最後の仕上げ

シール後にまだ塗装の乱れがあったので、先ほどドライブラシに使った2色をメインに使用して、ダメージ系の汚れを軽くつけて誤魔化す。

相変わらず適当だなぁ。

最後にアクリル塗料のつや消しクリアーを吹きつけ、全体のつやを整える。
ついでにバーニアや銃口にはウェザリングマスターBセットのススを擦りつけて軽くアクセントに。

水かアクリル溶剤を染みこませ、軽く拭き取った筆でマスターを取り、ドライブラシのように擦りつけるとそれらしくなりますな。

つや消し後はモノアイ類の取り付け。
使用したのはWAVE社のH・アイズ3(ピンク)

2.2mm径をモノアイとマシンガンのスコープに。
2.8mm径を対艦ライフルのスコープに使用しています。
裏側からアルミテープを貼り付け、接着は筆者が航空機模型でたびたび使用するセメダインですな。

筆者がF2ザクで2.5mm径を頻繁に使うから、他のサイズだけ余っているんだよね。
なので今回はそれらを在庫処分。


これでHGUCヅダの三番機が完成だ。

長かったですな。
以下ギャラリーとなります。
HGUC ヅダ三番機 完成!

・・・・・・やっぱ三番機ってなんか地味だなぁ。

物語序盤で暴走・空中分解していますからね。

その事故がきっかけで、このEMS-10ヅダはかつて同じような事故を起こし不採用になったEMS-04ヅダの焼き直しであることが発覚して・・・・・・。
作ってみた感想のコーナー

なんか迷彩の塗り分けとシール貼りで異様に時間がかかったような。

迷彩とシール貼り、その2点が本キット一番の難所だね。
難しいと感じたら迷彩の無い予備機や、細かい注意書きを思い切って省略するのも手だ。
筆者は熱狂的なジオニストだから、今回迷彩もマーキングもこなしてみたけど。

キット自体は15年前の発売とは思えないような非常に魅力的なものとなっています。
先ほどのシール類のほか、土星エンジンをはじめとした細かなディテールが再現されています。
そのまま組んでもMGキットにも匹敵するような出来ですよ。

武装も二番機が装備しているバズーカが付属しないものの、代わりに大迫力の対艦ライフルが付属。
バズーカはザク系キットからいくらでも持ってこれるから、ここはライフルのほうが嬉しいね。
この内容で定価1540円(2021年11月現在・税込み)というのもポイント。

筆者の手元にある残りのヅダは3機。
どうなるかな・・・・・・。

どうなるんだろうね。
今回はここまで。

一旦終了ですな。

ジークジオン!
この記事で作っているキット