III号戦車N型で学ぶ!戦車模型簡易ディティールアップ作戦(フェンダー加工・溶接跡追加編)

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

タミヤのIII号戦車を使って、ちょっとしたディティールアップをしていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回はキットの簡単な内容確認と、ディティールアップポイントまでの組み立てを行った。

今回からようやく本題に入っていこう。

まずは車体下部のフェンダー部分の加工と、溶接跡の追加を行う。

レーナ
レーナ

なんかいままでの戦車キットでもたびたび行っていたような。

アドルフ
アドルフ

今回改めて、それらに焦点を当てた内容の記事にするということです。

ヴァルダ
ヴァルダ

それでは作業再開とする。

 

 

 

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フェンダーを薄くする

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず最初に手をつけるのはこの前後にあるフェンダー。

車体上部と一体成型でやや厚みがある。

これを削って薄くしてみよう。

レーナ
レーナ

キットによっては車体と別パーツになっていたりするよね。

タミヤ製品でも、比較的新しいIV号戦車のF型なんかは別パーツだったし。

【2020年12月】タミヤ IV号戦車F型製作記③【新製品】
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ヴァルダ
ヴァルダ

用意するのはデザインナイフ1本。

筆者が愛用しているのはタミヤのものだ。

おそらく模型用のものでは一番手に入りやすいもののはず。

 

アドルフ
アドルフ

家電量販店の、かなり小規模な模型売り場でも取り扱っている場合が多いですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

まずは普通に刃を立てて大まかにフェンダー裏側を削っていく。

レーナ
レーナ

ここはそのまま……。

ヴァルダ
ヴァルダ

ある程度削れたら、細かいところはカンナがけ。

デザインナイフの刃を寝かせて、刃とは反対側に引くとパーツを削ることが出来る。

これを繰り返して薄くしていこう。

レーナ
レーナ

カンナがけについてはこの前パーティングラインのところで解説したばかりだね。

詳しくは当該記事参照だよ。

カンナがけ!パーティングラインの消し方
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ヴァルダ
ヴァルダ

削り進めていくとこんな感じに。

後は軽く紙ヤスリで均しておこう。

アドルフ
アドルフ

ひっくり返さない限りほとんど見えないので、無視してしまっても問題ないですね。

ヴァルダ
ヴァルダ

表側から見るとこんな感じに。

パーツが薄くなっているのがお分かりいただけるだろうか。

レーナ
レーナ

多分、薄くなっているんじゃないかなぁ。

ヴァルダ
ヴァルダ

薄くなると簡単に曲げることが出来る。

今回は少し使い込まれた感を出すため、フェンダーを曲げてダメージ加工してみる。

アドルフ
アドルフ

曲げに使った工具はタミヤのエッチングベンダー

本来はエッチングパーツを真っ直ぐに曲げるための工具ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

この作業をすると削りカスがそれなりに発生する。

筆者はすぐゴミ箱に削りカスを捨てられるよう、チリトリの上で作業をすることが多いね。

アドルフ
アドルフ

各社から別売りされている金属パーツに置き換えるという手もありますが、こうやって手軽に薄くするのもアリですな。

レーナ
レーナ

人によってはこういうのを「薄々攻撃」と表現する人もいるとか。

なんで攻撃なのかはわからないけど。

 

車体に伸ばしランナーで溶接跡をつける

ヴァルダ
ヴァルダ

続いて車体のこの部分。

実車ではどうやら溶接で繋ぎ止めたような跡がある模様。

しかしこのキットではいまいちその辺りがわかりにくい。

アドルフ
アドルフ

他社製品だと再現されている場合が多いですな。

その分部品の合いがタイトになるのですが。

ヴァルダ
ヴァルダ

材料として伸ばしランナーを使う。

これは名前の通り、適当なプラランナーを熱して伸ばしたものだ。

レーナ
レーナ

なんか細長いのがあるけど、それのことだね。

混ざっている普通のランナーはそれ用にとってあるものかな?

アドルフ
アドルフ

タミヤMMシリーズの説明書には、たびたびこの伸ばしランナーの作り方が記載されていますな。

画像は筆者の積みにあるIII号戦車L型の塗装図より。

ここではアンテナを作る方法として紹介されています。

ヴァルダ
ヴァルダ

作業のたびに作るのは億劫なので、筆者はある程度まとめて作ってストックしている。

火を使うことが多いので作る際は注意だ。

筆者はいつも作業場から離れたキッチンのコンロを使って作っている。

レーナ
レーナ

プラモは可燃性の有機溶剤を使うことが多いからね。

ところで実際に作っているところは紹介しないの?

アドルフ
アドルフ

キッチンがとてもじゃありませんが紹介できる状態ではないとか。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず作業をしていく。

まずは当該箇所に伸ばしランナーを接着。

プラを溶かす、プラモデル系接着剤を使っていこう。

筆者はタミヤセメントの流し込み速乾を使っている。

アドルフ
アドルフ

曲がっているところはランナーを曲げて合わせてもいいですが、分割してしまっても問題ありませんな。

いずれにしろこの後デザインナイフでつついていくので。

ヴァルダ
ヴァルダ

その後はデザインナイフでつついて切れ込みを入れ、溶接跡の凸凹したような感じを出す。

レーナ
レーナ

この段階ではまだそれらしくないけど……。

ヴァルダ
ヴァルダ

更に上から接着剤を塗布してランナーを柔らかくし、上からピンセットの先やヘラなどでつついて接合部に押し付ける。

ランナーの棒感を消して、接合部にへばりついた感じを目指すイメージで。

アドルフ
アドルフ

筆者が使っているのはタミヤのデカールピンセットに、調合スティックですな。

どちらも本来の想定とは別の作業に……。

ヴァルダ
ヴァルダ

左右共に行うとこんな感じに。

アドルフ
アドルフ

溶接跡再現のほかにも、ちょっとした隙間埋めにも使えそうですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ランナーの太さでも少し作業性が変わってくるのに注意だ。

細すぎると接着剤で完全に溶けてしまい、太すぎると溶けずに作業がしづらい。

レーナ
レーナ

伸ばしランナーはやっぱり作業前に幾つかストックしておくといいかも。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

車体上下の加工が済んだので、説明書どおりに組み立てて合わせてしまいます。

付属のエッチングパーツもこの段階で接着。

詳しいこの辺りの組み立てに関しては、以前組み立てた別固体の過去記事参照ですな。

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ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここで作業中断。

次回は残りの部品の加工を済ませていこう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

 

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