
なんですか、先ほど記事を書いたところに・・・・・・。

今日はこのまま完成まで進めるよ。怨むんなら前々回に変なところで切ったアホな筆者を怨むんだね。

ヴァルダ殿、我々には休息が必要です。

死んでから休めばいい。君は自分のニッパーをとってこい。

ヴァルダ殿、今回の作業ではニッパーは使いませんよ。

一度言ってみたかったんだ。
基本塗装


まずは下地の準備。今回はハッチの取っ手を真鍮線で新造したからガイアノーツのプライマーを塗る。
小面積だから筆塗りで問題ない。


お次はサーフェイサー。
マフラーや砲身など合わせ目消しをしたところ、足回りなど埋めたり切り取ったりしたところを中心に吹く。
キズの確認がメインのためクレオスのグレーサフ1000番を使用。


続いてモデルカステンの履帯色。
普段ならシャドー用の下地は黒とか茶色だけど切り替えが面倒なので足回りだけでなく全体にこの色を吹き付ける。

実際のところ、使おうとした黒サフを切らしたのが原因のようです。


ここでようやく基本塗装になる。
しかし筆者はここで少し悩んだんだ。

と、なりますと?

まずキットの塗装図だとダークグリーンで塗装するように指示が出ていたんだ。
しかし少し前に限定生産されたドラゴンの中東戦争シリーズのキットを調べたところ、これらはダークシーグレイで塗装するように指示されているようだった。

新しいスマートキット版のIV号駆逐戦車もラインナップされていますね。

ただ筆者としては「青みの強い緑」で塗ってみたかったらしく上記二色はイメージと違った。
そこで色々比較した結果、今回はMr.カラーのフィールドグレーを使うことに決定した。

この色、元々はドイツ軍兵士の軍服に使われている色ですね。

とりあえう裏側から始めてみて問題ないようだったので進んでいく。

足回りは履帯を避けつつ塗っていきます。


全体を塗るとこんな感じ。
単色塗装なのでこれで基本塗装は終わり。


どうせなのでここでクリアーを吹いておく。
デカール貼り


デカールはこれだけですね。なんて書いてあるのでしょうか。

すまない、アラビア語はさっぱりなんだ。
緑一色の塗装と相まってシリアというよりサウジアラビアにも見えるね。
ウェザリング
バフウォッシング


まずは以前のヴェスペ同様タミヤエナメルのバフでウォッシングです。
これだけで埃っぽくなります。

ただサンド系塗装に対してはあまり目立たないのが難点。
新たなる試み 車外装備の基本塗装を省くことは可能なのか


説明が前後するけど、部分塗装はこれだけ。
木の部分は水性ホビーカラーのウッドブラウン。
クリーニングロッドの先端はタミヤアクリルのバフ。
予備転輪はタイヤブラック。
照準器はタミヤアクリルのガンメタル。
尾灯は水性ホビーカラーのクリアーレッド。

ヴァルダ殿、スコップなどの金属色が塗られていませんが。

筆者が新しいことを試すらしい。
「車外装備はサビ塗装を施す。じゃあわざわざ金属色を塗る必要はないのでは?」
と思ったらしく。

うまくいくんですかね。

サビ色塗装はクレオスのウェザリングカラー。先にステインブラウン、続いてラストオレンジと重ねる。


塗り終わってみるとこんな感じ。
意外といけるかもしれない。

車外装備の金属色だけでなく足回りのゴムリムも塗っていないんですよね。


車体後部に手をつけていたついでに恒例のオイル色をばら撒いておく。


マフラー先端は焼けを意識してウェザリングカラーのマルチブラックですね。

車体後部はこれで終わり。
ウェザリングライナーによる雨だれ


ヴェスペを生贄にして以前紹介したウェザリングライナー。
それを使いたいところですが手に取ったついでに照準器のスコープをこいつで塗ってみます。

余裕がある人はスコープのレンズをクリアパーツで自作して装着するのもありだね。
筆者は面倒なので黒く塗る以外はそのままだけど。


ウェザリングライナー本来の役目である雨だれ再現。
今回は「溶剤にペン先をつける」「軽い力で描く」に気をつけたところ、よりそれらしい仕上がりになりました。

IV駆は平面が多いからより雨だれ映えする。いつもより多めに描いてみよう。


溶剤で拭き取るパターンもやりました。
ただ「タミヤアクリル溶剤+筆で拭き取り」はいまいち拭き取りにくかった気がします。

おや、以前のヴェスペでは拭き取れた気がするんだけど。

筆ではなくガイアノーツのフィニッシャーではうまく拭き取れましたが・・・・・・。

再調査の必要がありそうだね。

ところで以前からやたらと作業台に置かれているこの飲み物はなんですかね。

筆者の燃料だよ。
筆者の職場の自販機では安く買えるらしい。
二重チッピングそして二重ドライブラシ


次は二重チッピングの準備です。
今回はグリーン系の色なので明るい緑としてタミヤエナメルの明灰緑色を使います。

ジオニストな筆者は昔からザクのドライブラシ用としてたびたび使っている色だ。


二重チッピングの暗色部分。ここはいつもとかわらずウェザリングカラーのグランドブラウンです。


あまりに面倒になったのか筆者はドライブラシを二重にして似たような効果を期待し始めたようだ。
タミヤウェザリングマスターによる砂汚れ

足回りはタミヤのウェザリングマスターです。
中東の砂漠をイメージしてAセットのサンドやライトサンドをアクリル溶剤で溶いて塗っていきます。


例によってハッチ周辺にも砂汚れをこすり付けている。
砲身の調整

砲身もちょっと変化をつけるためウェザリングカラーのマルチブラックを薄めて塗装です。
主にマズルブレーキと砲の根本に塗っています。
仕上げ


最後はいつもどおり水性のつや消しを吹いて終わりにしましょう。

ところがつや消しを吹いて流れたのかウェザリングマスターが目立たなくなってしまったのでつや消しの上から塗りなおし・擦りなおしをしている。

やはりつや消しを先にしてからウェザリングのほうが良かったのでしょうか。

そうなると粒子に引っかかって今度はウェザリングカラーがうまく拭き取れなくなることがあるんだ。

これも要検証ですね。
そんなこんなで完成


とりあえず、これでシリア軍仕様のIV号駆逐戦車は完成だ。

以下ギャラリーとなります。

ドイツ軍物が続いていましたが今回は気分を変えてシリア軍仕様でドイツ戦車を作ってみました。

調べたところ、フランス経由でシリア軍に配備されたらしい。


こうして比べてみると車高の低さがわかりますな。

今月の生産はこいつで最後になりそうだね。
今月の戦果は・・・・・・
購入0
生産3(III号戦車N型、ヴェスペ、IV号駆逐戦車)
だ。

作りかけを動員しましたが今まで月2個生産だったのをようやく超えましたね。

ただ、来月は確実に購入が1出るはずだよ。

それはどういうことでしょうか。

そのうちわかるさ。
今回はここまで。次回はおそらくその購入品を・・・・・・。