
プラッツからイタレリのパーツを使って発売されています、アンツィオ高校のP40重戦車を作っていきます。

前回は塗装まで完了した。
今回はマーキングやウェザリングをして完成させよう。

今日で9月は終わり。
筆者はどのくらいプラモを作ったかな?

恒例の月末集計はこの記事の最後に掲載します。

ここで作っているP40も滑り込みで完成品入りとなる。
今日はその完成までの道のりを紹介しよう。
部品の紛失に注意!

さて、作業を再開したいけど・・・・・・
ここでアホな筆者がサスペンションに接着するキャップパーツ、B33番を1つ紛失していることに気がついた。

あらら。

たびたびありますな。
気がついたら接着部分が外れていていつの間にかパーツが消えていた的な。

幸い作業台の直下で見つけたので問題なかったけど。

部品を飛ばしても見つかりやすくしておくことが重要かもね。
作業台周辺はなるべく整理しておくとか。
部分塗装とマーキング

紛失した部品を取り付け、塗装。
本体の塗装は完全に完了したので、工具類の塗装に入ります。

いつもなら筆者は錆でガビガビにするから、工具類は金属部分を塗らないんだけど・・・・・・
今回作るのは戦車道の競技用車輌。
こまめに整備はされていると判断して、工具類の錆は控えめにすることにした。
なので金属色で塗り分けている。
使用したのはタミヤアクリルのガンメタル。

というか普段の筆者がガビガビにしすぎというのもあるんだよね。
・・・・・・エアクリーナーのパイプ部分は説明書に塗装指示が無いけど、設定画では黒系の塗り分けがされているよ。
今回はとりあえずタイヤブラックで塗り分けているんだ。

ここから先はデカール貼りです。
Part1で紹介した画像を使いまわして・・・・・・。

マークはアンツィオ高校のピザを模した校章が2枚。
それとフラッグ車時の旗に、パッケージにも載っているドゥーチェのカットだね。

貼り付けるとこんな感じに。
校章は左右で貼り付け位置が異なるので注意。
・・・・・・やはり左側先頭のジェリカンラックは車体前部に寄せすぎだったようだね。
校章と重なりかけてしまっている。

フラッグはアンテナパーツに巻きつけながらマーク自体を合わせて旗の形に。
幸いデカールの質がいいので多少のことでは破れません。
筆者は余白部分を切り落とさなかったので、一緒に透明部分も旗状になってしまっていますな。
よりこだわる人は余白をギリギリまで切り落としたほうが良さそうです。

フラッグ車のフラッグってこんな色だっけ?

見た感じ学校ごとに違うようだね。
主人公らの大洗は青。
プラウダ高校は赤等々。
軽いウェザリングをする

ここからはウェザリング。
競技用の車輌でこまめに整備されていると考えて、普段よりは控えめを目指してウェザリングをしていく。
まずはスミ入れ兼ウォッシングから。

いつもならタミヤエナメルのバフが大半ですが・・・・・・
この車輌は全体にリベットが打たれています。
なのでそれらを強調するため、スミ入れ用ブラウンもリベット部分を中心に流し込んでいます。

拭き取り時に混ざったりもするけど、あんまり気にしない~。

ちょうどブラウンがうっすらと流れたサビみたいになる。

なんか控えめとか言っておきながら、結局がっつり汚しているのは気のせいかな?

続いてドライブラシやらチッピングやら雨だれやら・・・・・・。

・・・・・・やっぱりがっつり汚しているような。

筆者はね、リベット接合車をみると雨だれ表現をしたくなるんだ。
今回はウェザリングカラーのグランドブラウンで表現している。
代わりにチッピングのダメージ表現は控えめにしている。

ドライブラシは緑系の車体なので、明るい緑色である明灰緑色。
筆者はザクを作るときに多用しますな。

ドライブラシについては過去記事参照だよ。


工具類の錆はしない方向だったけど、マフラー部分は錆を施す。
ウェザリングカラーのいつもの3人衆を使っている。
ただし主張は控えめにするので、オレンジは極薄くしか塗っていない。

設定画でもマフラー部分は茶色く塗られているんだよね。

錆の施し方やらそれに使った3人衆については過去記事に・・・・・・。


車体上部の汚しが終了したので、足回りの汚しに入ろう。
今回は控えめ汚しの予定なので、先に履帯にクロームシルバーをドライブラシ。

ガルパン世界って結構戦車が道路を走る場面も多いからね。
泥とかで汚すよりも固い地面で擦れて磨かれている感じを意識して・・・・・・。

泥汚れはウェザリングカラーのグレイッシュブラウンをうっすらと。
今回はどちらかといえば砂埃汚れをメインにしていく。
タミヤウェザリングマスターAセットのライトサンドを、アクリル溶剤で湿らせながら擦り付けていく。

今回はつや消し前にウェザリングマスターを擦り付けるんだ。

泥汚れを控える代わりに、砂埃を強調したくてね。
最後の仕上げ!

最後にアクリル系のつや消しクリアーで整えます。
そして付属の透明パーツを貼り付けてライトレンズを再現。

瞬間接着剤やセメント系接着剤だと曇ったり汚くなったりする。
ここは航空機模型でも頻繁に使うセメダイン君の出番だ。
ライトパーツ側に薄く塗って、レンズパーツを押し込む。

これでようやくドゥーチェの駆るP40重戦車が完成。
以下、ギャラリーだよ。
プラッツ P40重戦車(アンツィオ高校) 完成!

独特な見た目がいいね。

T-34の影響を受けた傾斜装甲、大戦中期ごろからよく見られるようになった7.5cm砲などの先進的な装備。
一方でリベット接合の車体やリーフスプリング式のサスペンション等、旧来の要素もまだ残っていますな。

P40重戦車の正式名称はカーロ・アルマートP26/40。
40年式26t級重戦車だ。
ただ26tというのは世界基準では中戦車相当。

ドイツ軍のIV号戦車F型(25t級)と並べると、だいたい同じくらいの大きさであることからそれがよくわかりますな。
作ってみた感想のコーナー

ちょっと組みにくいところがあるかな。

部品が反ったりしていて一部組みにくい場所がある。
基本的には車体上下、砲塔などほとんど箱組み部分だね。
筆者は瞬間接着剤で留めてしまったけど。

より強度が欲しい人は内部から角材などで補強してやると良さそうですな。

パーツ自体は少ないので、合いをどうにかすれば後はすらすら組める。
筆者はイタレリ製品を
「組むのが少し難しいけど組めればカッコいい」
と思い込んでいるけど、まさにそんな感じ。
肝心のデカールも高品質で貼りやすい。
通常のP40重戦車(主にドイツ軍が運用)にも出来るかと思ったけど、マフラーカバーのパーツが付属しない点は注意だ。

パーツの合いに関してだけど、筆者は飛行機模型の素人時代にイタレリパーツのMC202フォルゴーレを組もうとして大失敗しているからね。

しかし筆者もイタレリキットを完成まで組めるようになりましたな。

今なら積みや放置品のタミヤパッケージ版も作れるかな?

こっちは複雑な迷彩をどうするかがカギになりそうだね。
月末恒例 今月の戦果

今月の戦果は・・・・・・
購入 2(He112、P40アンツィオ高校)
完成 5(Ju52、IV号駆逐戦車×3、P40アンツィオ高校)
ですな。

とりあえずは減っているほうなんだね。

ほとんどつい最近購入したものの処理になっているけどね。
偶然にもよく見たら今回はタミヤ製品かイタレリ製品となっている。

イタレリ製品はOEMとして様々なメーカーから発売されているのを改めて確認出来ますな。

同社は他のメーカーとはまた違った商品展開が魅力の企業だ。
今後も目にすることになるだろう。

今回はここでお開きですな。
次回の題材は・・・・・・。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット