タコムの新製品、モイスヒェンを作っていきましょう。
前回は塗装とステンシルシートによるマーキングを行った。
今回はウェザリングを行い完成させよう。
ついに11月に突入。
今年も残り少なくなってきたね。
筆者の在庫は少なくなっていませんな。
先月は差引き0でしたし。
今月はどうなるのやら。
とりあえずモイスヒェンが最終的にどうなったのか確認してみよう。
エナメル塗料によるウェザリング
手始めにタミヤ・ガイアノーツ各社のエナメル塗料を使った作業ですな。
- スミ入れ兼ウォッシング
- ドライブラシ
- オイル染み
といったところです。
各作業内容については過去記事を……。
使っている色は以前作ったマムートに合わせているよ。
今回はモールドのスミ入れに使った茶色を濃い目にしているから、その部分が少し強調されているかな。
クレオスの資材でのウェザリング
続いてクレオスの資材を投入
- ウェザリングカラー・グランドブラウンで各部の傷を描きこみ
- ウェザリングライナーのスートブラックとディープブラウンで雨だれと錆びだれを描きこみ
といった感じですな。
ウェザリングライナー、今回は2色使うんだ。
いつもは片方だけなのに。
変化をつけるためにも今回は試しに両方使っていますな。
やり方としては
- ライナーで軽く線を引く
- ウェザリングカラー用溶剤を浸したガイアノーツフィニッシングマスターで線を伸ばす
の繰り返しです。
足周りの汚し
そして足周り。
履帯は先ほどの作業時にタミヤエナメルのフラットブラウンを下塗り。
その上からウェザリングカラーのグレイッシュブラウンを塗って擦ってぼかし。
履帯と起動輪はタミヤエナメルのクロームシルバーでドライブラシをしています。
足周りに関しても過去記事で触れている。
そちらも参考に……。
最後の仕上げ
最後に水性のつや消しクリアーを吹きつけて仕上げます。
途中でウェザリングマスターを使うのも忘れずに・・・・・・。
今回はAセットを足周りに、Bセットのススを砲口に使っているよ。
そして履帯を組み込み。
マムートのとき同様、金属ピンで接続する方式のベルト履帯だ。
8本付属するものをあらかじめ4本にしておき、足に巻いてから転輪上で両端を留める。
履帯パーツ自体が柔らかいから、歪んだりして少し作業がしづらい。
筆者は履帯パーツを適当に抑えながらそのまま通してしまいましたな。
- 片方から金属ピンを通す
- 反対側からは真鍮線などを通す
- 真鍮線を通して整った履帯に金属ピンを押し込む
見たいなやり方でもよさそうです。
なんか文字だけじゃ伝わりにくいというか。
何はともあれこれでモイスヒェンが完成だ。
以下、ギャラリーとなる
タコム タイプ205モイスヒェン 完成!
後部寄りの砲塔のおかげか、より実際に作られたマウスにそっくり。
マムートとも並べてみましょう。
最終的にマウスは全備重量188tになるんだけど、最初期案であったマムートの計画名はVK100.01(p)
まだ100t級ということもあってか、モイスヒェンよりもやや小柄だ。
前見た画像だと、ティーガーIIよりちょっと大きいぐらいなんだよね。
いずれにしろ当時の一般的な戦車と比べれば規格外だったわけですが・・・・・・。
作ってみた感想のコーナー
同時発売のオイ車よりは簡単だったかな?
履帯がベルト式である分こちらのほうが組み立ては簡単だ。
ただそのベルト式履帯がややキツめなのか、装着すると少し内側に引っ張られているようにも見えるね。
片側2列並んだ履帯が特徴的なので、この辺り気になるところ。
以前も説明した通り、この履帯はポルシェティーガーやエレファントのものに酷似していますが、幅がより狭い独自のものとなっています。
エレファント用の別売り品などはそのまま使えないようなので注意ですね。
マウス超重戦車の試作案だけあって、非常にボリュームのある見た目となっている。
筆者も大満足だ。
見た目は大きいが部品は足周り以外少なめとなっている。
他のタコム車製品同様、そのままでははめ込みがキツめの部品がいくつかあるので、そこは注意しよう。
足周りよりも筆者は車体前後の変なところに出来る合わせ目処理に苦労していた気がするね。
セメント系接着剤やら黒い瞬間接着剤やら溶きパテやら、あらゆるものを投入して筆者は合わせ目を処理していたし。
超重戦車特有の厚い装甲板が見える箇所です。
しっかり整形して一枚板に見えるようにしておきたいところですな。
足周りが少し難しいけど、車体上部や砲塔はそこまで難しくない
……といった感じかな。
とりあえず今回はここまで。
次回も戦車の予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット