【2022年3月】スペシャルアーマー 35(t)指揮戦車 製作記①【新製品?】

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戦車・装甲車等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回はICMのFCM36軽戦車が無事完成しましたな。

今回は何を作るのでしょうか。

ヴァルダ
ヴァルダ

とあるメーカーから新発売された戦車キットを作る。

レーナ
レーナ

おっ、新製品レビューだね。

ヴァルダ
ヴァルダ

新製品と言ってもいいかは微妙なキットなんだけどね。

アドルフ
アドルフ

なにやら意味深ですな。

 

 

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今回のお題 スペシャルアーマー 35(t)指揮戦車

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

スペシャルアーマーより

35(t)指揮戦車だ。

レーナ
レーナ

35(t)・・・・・・

以前もなんか作っていなかったっけ?

アドルフ
アドルフ

以前作ったのはアカデミー製品と、それのOEMであるエアフィックス製品ですな。

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ヴァルダ
ヴァルダ

このキット、タイトルには新製品とは銘打っているけど・・・・・・

実際は古いキットにディティールアップパーツを追加した製品なんだ。

レーナ
レーナ

そういえば記事タイトルが【新製品?】になっているよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

ついでに言うと、メーカーの名義変更みたいなのもある。

レーナ
レーナ

なんかややこしくなりそうな。

ヴァルダ
ヴァルダ

まずMPMという模型メーカーがあって、それの子会社としてCMKというメーカーがある。

共にチェコのメーカーだ。

今回のキットの大元となった35(t)指揮戦車・35(t)軽戦車のキットはこのCMKから以前発売されていたもの。

筆者はここの開設以前に、タミヤパッケージで発売されたCMK製品を組んだことがある。

レーナ
レーナ

んでスペシャルアーマーっていうのは・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

スペシャルアーマーは親会社であるMPMのブランド名だ。

アーマーと名前が付くように、主にAFVキットがラインナップされている。

んでここで更に話がややこしくなるんだけど・・・・・・

MPMは2016年に社名をスペシャルホビーに変更している。

このスペシャルホビーも、元々旧MPMのブランド名だ。

主に簡易インジェクションの飛行機キットを取り扱っていた。

レーナ
レーナ

なんかカタカナ名が大量に・・・・・・。

アドルフ
アドルフ

まとめると・・・・・・

  • MPM チェコの模型メーカー。CMKの親会社。2016年に社名をスペシャルホビーに変更。
  • CMK チェコの模型メーカー。MPMの子会社。プラキットも発売しているが、どちらかといえばレジンや金属製の改造パーツがメイン。
  • スペシャルホビー かつてはMPMのブランド名で主に簡易インジェクションの飛行機模型がメイン。現在はこちらがMPMに代わり社名となっている。
  • スペシャルアーマー 旧MPM・現スペシャルホビーのブランド名。AFVキットがメイン。

・・・・・・といったところでしょうか。

レーナ
レーナ

今回の戦車は

「親会社が子会社の製品にアップグレードパーツを付けて会社名とは別の名前のブランド名で売っている」

ってことでいいのかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

旧MPM・現スペシャルホビーのブランド名は他にも幾つかあるけど、話がややこしくなるのでここでは触れない。

 

35(t)指揮戦車とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

アカデミー製品のところでも話したので、簡潔に済ませよう。

この戦車は第二次世界大戦の前半で活躍したドイツ軍の軽戦車だ。

元々はLTvz.35という名前で、1935年にチェコスロヴァキアで開発された。

同国が1938年のミュンヘン会談の結果ドイツに併合され、多くの車輌がドイツに接収されてしまう。

この時ドイツ軍によって35(t)と命名される。

単純な名義変更だけでなく、砲塔の乗員を1名増やしたり無線機をドイツ製のものに取り替えるなど小改造を施されている。

レーナ
レーナ

(t)は重さのトンではなくて、チェコスロヴァキア製という意味だっけ。

アドルフ
アドルフ

ですな。

ドイツ軍は鹵獲したり接収したりした外国の兵器に()とアルファベットを付けてどこの製品かを識別していますな。

(f)でフランス製。

(r)でロシア製などなど。

ちなみに35(t)の重さは10.5トンだそうです。

レーナ
レーナ

筆者は鹵獲兵器をよく作るからね。

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ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのは35(t)の指揮戦車。

正式名称はPz.BefWg.35(t) (Panzerbefehlswagen)

戦車部隊指揮用に大型の無線機を搭載した35(t)軽戦車で、外見としては車体後部に増設されたフレーム状のアンテナが特徴だ。

アドルフ
アドルフ

ドイツ軍の電撃戦。

それには各戦車の迅速な意思疎通能力が必要ですからね。

レーナ
レーナ

大戦序盤に単純な戦車の戦闘能力で上回っていたフランス軍やソ連軍相手に有利だったのは、この無線による連携が大きかったんだよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

戦車部隊指揮用に大型フレームアンテナを携えた35(t)軽戦車。

本場チェコのキットでその姿を再現してみよう。

 

箱の中身を確認してみよう

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず箱を開けてみよう。

中身は説明書とパーツ類が入った大袋がセットされている。

ヴァルダ
ヴァルダ

袋を開けてまずはプラランナーの確認。

ランナーは5枚で足回りのAランナーは2枚入っている。

アドルフ
アドルフ

画像左下のDランナー。

これはフレームアンテナなど、今回の指揮戦車専用の部品が収まっていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ランナーを拡大するとこんな感じ。

太めのゲートや多少バリのあるパーツ、変なところにある押し出しピン跡など、やはり古さは否めないね。

アドルフ
アドルフ

ドラゴン社の旧製品を彷彿とさせる内容ですな。

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ヴァルダ
ヴァルダ

幸い押し出しピン跡は浅めのものがほとんどなので、軽く削ってやれば何とかなりそうだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

その他付属部品。

エッチングパーツにレジンパーツにデカールとなっている。

アドルフ
アドルフ

レジンパーツはジェリカンとノテックライト。

エッチングパーツは主にナンバープレートやジェリカンラックの部品ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

レジンパーツはこんな感じ。

筆者は普段あまりレジンパーツを使わないからか、少し新鮮に感じるみたいだけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

キット付属の説明書。

巻末には関連商品の紹介も掲載されている。

レーナ
レーナ

チェコのメーカーらしく、チェコ兵器関係が多いね。

ヴァルダ
ヴァルダ

塗装は2種類。

いずれも35(t)がまとまって配備されていたドイツ陸軍第6装甲師団所属のものだ。

A03号車とA01号車の選択となっている。

アドルフ
アドルフ

搭乗者の名前も記載されていますね。

A03号車がOberleutnant Marquart

A01号車がOberleutnant Shenk

Oberleutnantは中尉のことなので

マルクヴァルト中尉とシェンク中尉でしょうか。

レーナ
レーナ

見た感じマーキングのみの違いで、基本塗装やパーツの選択はなさそうだね。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はパーツ紹介で一度終了。

次回から早速作業に入っていこう。

レーナ
レーナ

筆者は一度タミヤ箱の物を作ったみたいだし、大丈夫かな?

アドルフ
アドルフ

ただ少し苦労した気がしますな。

それに今回は筆者の苦手なエッチングパーツがありますが・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

とにかく、実際に組み立てて確認していこう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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