アカデミーから新発売されました、第183工廠製のT-34/85を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回はウェザリングを施して完成に持ち込もう。
無事完成だね。
ここが開設から5年目に突入しましたが、それの最初の完成品です。
5年目はどのくらい積みを崩せるのか、楽しみだ。
それではT-34が最終的にどうなるのか確かめてみよう。
ドッティングを試してみる
手始めにスミ入れ兼ウォッシング。
……といきたいところですが、何やら筆者が試したがっていますな。
筆者がドッティングを試したいようだ。
ドッティング?
ウェザリングの技法の一つだね。
とりあえず用意するのはスミ入れ用の茶色(フラットブラウン)の他、画像に写したエナメル塗料4つ。
鮮やかな色のを用意しよう。
ブラウンはとりあえずいつもどおりモールド部分に流し込み、それ以外の4色は広い面に適当に置いていく。
点状(ドット)に置いていくからドッティングというらしい。
これだけみるとなんか落書きみたい。
終戦後に放置された戦車が子供たちの遊具代わりに利用されているみたいな。
後はエナメル塗料用の溶剤を含んだ筆で、塗料を溶かして薄く引き伸ばす。
最終的にこんな感じに。
画像ではわかりにくいですが、スカイブルーが特に効いたのか所々青っぽくなっていますな。
様々な色を使うことで、単色塗装でも単調になりにくくなるらしい。
今回筆者はこれを初めて行った。
もう何回か試したら、詳しい内容を紹介してみたいところだ。
ドライブラシ!
続いてドライブラシ。
こちらはいつもどおりに。
詳しくは過去記事参照です。
鋳造表現の凹凸部分は特に強調されていい感じに。
擦りすぎて部品を折らないように注意してね。
オイル染み!
続いてオイル染み。
これも過去記事で作った特製塗料を使用しています。
予備燃料タンクの口周りも汚して……。
ウェザリングカラーで車体上部を汚す
更に車体上部を汚します。
主に錆びや傷・雨だれですな。
いつもならウェザリングライナーで雨だれも施すけど……
今回はウェザリングカラーを使って雨だれを施してしまった。
鉛筆状のあちらより少し難しいが、色数ではこちらが上だ。
足周りのウェザリング
続いて足周りを汚します。
主にウェザリングカラーのグレイッシュブラウン。
履帯の凸部分はタミヤエナメルのガンメタルをドライブラシしています。
これも詳しくは過去記事から。
ガンメタだとシルバーに比べて履帯らしさが出るんだけど……
素の履帯色に似ている分、あんまり目立たないんだよね。
見栄え重視か、リアル重視か……。
つやを消して整える
そしてつや消しクリアーを吹きつけ。
道中ウェザリングマスターのAセットを使い、砂埃も再現します。
なんかあっさりと。
今回はこんな感じでいいだろう。
以下、ギャラリーとなる。
アカデミー T-34/85(第183工廠製)後期型 完成!
横から見るとわかるけど、T-34って結構砲塔が前のめりなんだよね。
85mm砲装備だと余計それらしく。
以前作った同じアカデミー製品の76mm砲装備型と。
主砲の威力増大は勿論、3人乗り砲塔になったことから車長が指揮に専念できるように。
迅速な行動を取れるようになったんだ。
以前作ったタミヤの76mm型と。
同じ塗料で塗装をしたはずですが、今回は明るいですな。
今回は鮮やかな色でドッティングをしたからね。
それの効果が出ているということだ。
作ってみた感想のコーナー
サクッとできあがったね。
筆者が組んだ感想としては……
- 多すぎず、少なすぎずの程よいパーツ数で組みやすい
- 履帯も組み立て簡単で実感との両立が出来た組み立て式。押し出しピン跡があるが、今回はそこまで気にならなかったので処理していない
- 一部説明書に部品間違いあり。ただ部品点数がそこまで多くないのですぐわかり、そこまで致命的なものではない。
といったところ。
今まで作ったT-34系列の中では程よい部品点数のキットだ。
タミヤよりはボリュームがあって、ミニアートよりは少ない部品でまとまっている感じ。
タミヤなどでは古すぎる、しかしミニアートとかだと複雑すぎる。
そんな人にはおススメですな。
近年のキットにしてはマーキングが8種類と多いのも魅力です。
今回の反省点はこの金網部分。
筆者が濃くなったプライマーを吹きつけ、網目を埋めてしまった。
修正を試みたが、完全には取れずこんな感じに。
あらら。
本キットは第183工廠製のT-34/85。
筆者の在庫には他メーカーのT-34/85がいくつかあるので、比べてみたいものです。
大半が組みかけだから、どう紹介するか迷うんだけどね。
今回はここまで。
次回はまた別のものを紹介する予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット